こんにちは。奈良のにしはら造園の西原智です。
それは、あるお客様の現場で発見しました。 防草シートを敷く工事をしている時です。
今生えている雑草と、根っこを文字通り根こそぎ取るために土を掘削していました。 土は柔らかくスムーズに堀り進めていました。
するとスコップの先端から、「コツン。コツン」と鉄のような変な音が鳴るのです。 不審に思ったので、その音がする周辺を、さらに掘ってみるとそこには何と空き缶が!
なーんだ空き缶か…ダイヤでも見つかったのかと思ったわ。と思われますか? そうだったらよかったのですが(笑) しかしこの空き缶あなどれません。 なん十年も昔、父が一人で工事を行っていた頃。
小学生ながら父の仕事を手伝いに行った事がありました。 そちらのお宅では「水はけが異常に悪いのでどうにかしてほしい」との依頼でした。
掘り進んでいくと、ポテトチップスの袋や、コーヒーの空き缶や、たばこの吸いがら等がわんさかでてきました。 本当にひどかったので、今でも鮮明に覚えています。
その時はゴミだらけの土を全部取り払い、水はけのいい土に全ていれ変えました。 僕たちが工事をするなかで一番気にかけているのが、ちゃんと水が溜まらないように排水できているか?です。
初日に、現場で社長の武が「うーん。うーん」とうなっていたら、まず間違いなくこの事に対して考えています。
お庭の排水ができていないとどうなるか… もし大雨が降ったりすると水溜まり、家まで被害が及んだり、当然の事ながら歩きにくくなります。
なので、傾斜をとって排水をするという事はとても大事になってきます。 防草工事の場合だと、シートは水を通すのでなんら問題はありません。
しかし、土だけの時よりも、やや排水しにくくなっているので、傾斜をとって水がちゃんと流れるようにします。 傾斜をとっているのにもかかわらず、水はけが悪い場合は、ゴミが原因ということも考えられますが、ほとんどは土自体の水はけが悪いというのが原因でしょう。
多くのお宅は粘土によるものが原因です。 ガーデニングの時だけでなく、日常生活をする上でも水はけはとても大事なので、細心の注意を払い、工事をしようと常日頃心がけています。
ー奈良のにしはら造園
西原智