庭の雑草対策に芝生を敷きたいと思っているけどそれで雑草は、はえてこないか?そんなふうに思った事はないでしょうか?
できれば自然の緑の芝生で雑草対策ができれば、心も癒されますよね。
そこで、今回は芝生で雑草対策ができないかと考えてい方のために、「庭の雑草対策に芝生は効果的?芝生に雑草が生えにくくする3つの対策」についてお伝えしたいと思います。
芝生は雑草対策になるのか?
まず結論からいうと、庭を芝生にすることで雑草対策になるのかといえば答えはある程度は可能ですです。
芝生にも高麗芝やTM9などの種類があり、どちらも、なにもしない土のままの状態よりは、雑草が生えにくくなります。
しかしながら、雑草は非常に生命力が強く、芝生の上から生えたり、放っておくと雑草だらけになってしまうのです。
100%雑草のない芝生にするのはプロでも難しいとも言われていますので、ご家庭ではある程度の雑草が生えることは覚悟しておいた方が良いでしょう。
芝生に雑草が生えにくくする3つの対策とは?
芝生が雑草対策としてはある程度効果はありますが、それで放っておくとわんさか生えてきます。
そこで、次は芝生でも雑草が生えにくくする方法を3つご紹介します。
対策1 芝刈りをする
一つ目の方法とは芝刈りをすることです。お庭を芝生にすると芝刈り機が必須アイテムになりますよね。芝刈りをすることで、雑草事態の生長を抑える効果があります。
それは雑草の葉も同時に刈ることで、光合成をさせにくくできるからです。
また芝刈りをすることで、新しい芝の葉の生長を促し、密度の濃い芝生になります。芝生のメンテナンスも兼ねているので、芝生の景観をキープすることにもつながります。
芝刈りの頻度は春・秋は月1回、夏は生長が早いので週1回の芝刈りが必要です。人工芝長さは短すぎても長すぎても芝生の生長を阻害するので、刈り高は2~3センチくらいが良いでしょう。
対策2 芝生を密に保つ
雑草が生えにくい環境にするため、日頃の手入れを欠かさず、芝生と芝生のすき間をなくすことが必要です。こうすることで、雑草が生える余地をなくしていきます。
この場合、サッチングやエアレーション、目土などを定期的に行う事で芝の密度を上げることができます。
■サッチング
サッチングとは熊手などを使って枯れた芝や刈ったカス、雑草などを取り除く作業のことです。
芝刈り後などに行います。枯れた芝をそのままにしておくと菌が繁殖し芝の生育に悪影響を及ぼします。
■エアレーション
エアレーションとは、専用の器具を使って芝に穴をあけて新鮮な空気を取り入れることです。春・秋ごろに1回の頻度で行います。
■目土
目土とは芝専用の土をまいて、トンボなどで土を広げる作業のことです。この作業によって芝生の生長を促進させる効果があります。
目土後はたっぷり水を与えましょう。またトンボで芝生をならすので、芝の凸凹を平たんにすることで安全な芝生を保ちます。
対策3 除草剤をまく
三つ目の方法は除草剤をまくことです。これを行うことで雑草の発生がグンと減り、生えてきていた雑草を除去することができます。
最近では、芝生の上からかけられる除草剤などが販売されているので、使ってみるのも1つの手です。
とはいえ、芝にもダメージを与えてしまうのであまりお勧めではありません。芝生を大切にされておられる場合は、避けた方がよいでしょう。
そんな除草剤ですが、注意しなければならないことがあります。それは庭にどんな雑草が生えているかによって除草剤の種類が異なるということです。
雑草によって薬剤の種類も散布する時期も違います。もし、誤った薬剤を使用してしまうと芝生自体を枯らしてしまう恐れがあります。
自分での判断が難しいのであれば一度専門の方に見てもらってからご自宅に庭に合った除草剤を選ぶことをお勧めします。
また、芝生を敷いて1年目はまだ根が十分に張っていないので、除草剤を撒くのは避けましょう。
芝生以外の雑草対策
このように、芝生の雑草対策には定期的なメンテナンスが必要不可欠です。またある程度のガーデニングの知識がないとすぐに枯らしてしまう心配もあります。
そこで、芝生に代わるもので効果的な雑草対策を3つご紹介していきます。
人工芝を敷く
芝生だと管理が大変だし、雑草が生えてくる。でもやっぱり芝生は捨てきれないという方には、やはり人工芝がおススメです。
最近の人工芝は、昔の人工芝とちがって、非常に本物に近い風合いが出ているのでおすすめです。ただ、冬になっても青々とした状態なので、少々違和感を感じるかもしれません。
また、注意しないといけないことがあります。それは、人工芝をただ敷くだけでは雑草が生えてきてしまうという事です。なので、人工芝を敷くときは防草シートと一緒に敷く事が大切です。
人工芝のメリットデメリットに関しては、次の記事を参考にしてみてください。
防草シートを敷く
芝生以外の対策として効果的なのは、やはり防草シートを敷くことです。
ただし、防草シートであっても何でもよいかというとそういうわけでもありません。
防草シートには大きく分けて2種類あり、1つは織布の防草シート、もう1つは不織布の防草シートです。
このうちの不織布の防草シートがおすすめです。
理由は網目がないので、雑草が下から生えにくいからです。なので、防草シートを選ばれる場合は、不織布の防草シートを選ばれるとよいでしょう。
防草シートに関しては次の記事を参考にしてみてください。
固まる土を使う
続いて、芝生以外の雑草対策としては固まる土があります。
水をかけると、コンクリート並みに固まるので雑草対策に非常にむいています。
お庭の景観も保ちながら雑草対策になにもなるので、お庭の雑草対策としては非常におすすめです。
とはいえ、小さなお子様を遊ばせる場合は、要注意です。それは、地面が硬くなるのでクッション性がないためコケると怪我をしやすいからです。
また、ひび割れや、端っこの方が欠けたり、コケも生えてきたりもしますので、どのようなメリットデメリットがあるのか十分理解したうえで使用を検討するとよいでしょう。
固まる土については次の記事を参考にしてみてください。
コンクリートにする
芝生にしたいと考えている場合、やや外れるかもしれませんが一部をコンクリートにしてみるのもの一つの手です。
それは、お子様が遊ばない場所や、景観を考える必要のない場所(例えばお家の横の通路)などをコンクリートにするとよいでしょう。
メインのお庭には、芝生を敷いて、通路だけコンクリートにするというのも1つの手です。
お庭をコンクリートで雑草対策した場合どうなるのか?次の記事を参考にしてみてください。
レンガやコンクリート平板を敷く
コンクリート平板とは、コンクリート製の厚みのあるタイルのようなものです。(厚み6センチほど)タイルよりも格段に厚みのあるものが平板と思って頂いてよいです。
コンクリート平板は雑草を徹底的に除去したい方にお勧めです。一度施工したら雑草を生える心配がなく、自分の希望のデザインを取り入れることが出来るのでお洒落かつ雑草防止を同時に実現できます。
しかし他の2つに比べると高価ですし、一度敷くとなかなかやり直しがきかないのも難点。
費用を抑えたいと考えている方は、ホームセンターにも売っているので自分で敷く事も可能です。
ですがただ敷くだけだとガタガタするので、仕上がりが気になる方はやはりプロに依頼したほうがよいでしょう。
平板のでの雑草対策を次の記事を参考にしてみてください。
グランドカバープランツを植える
最近注目されているのはグランドカバープランツを植える方法です。グランドカバーとは、むきだしの地表面を意図的に植物で覆うことです。
雑草の抑制という目的を重点に置いているため、芝生よりも雑草が生えにくい特徴があります。
グランドカバーの植物の種類もたくさんあり、緑の景観だけでなくラベンダーから芝桜のように華やかな印象のある景観も美しいを保ちます。
そして何より最大のメリットは手入れが非常に少なくて済むということです。除草剤を使用しなくても半年以上は雑草が生えてこないので、維持費の負担も軽減されます。
しかしながら最初の土の状態や日当たりなどの状態などでグランドカバーが適切であるかが変わってきますし、最初の施工費が高価なので専門の人と相談しながら検討する必要があります。
上記を併用する
この3つの対策をご紹介しましたが3つをうまく併用して取り入れるのもおススメの方法です。
例えばグランドカバーとタイルを併用することで景観の維持にもつながりますし経費を抑えることもできます。
他にもタイルと人工芝を併用したり、合わせたり組み合わせはたくさんあります。
注意しないといけないのは、人工芝とグランドカバーは、人工芝に土が流れて行かないように、人工芝とグランドカバーの境目などにレンガを一直線に敷いて土をせき止める事が大切です。
これをしておかないと雨で土が人工芝に流れて行って、流れた土の上から雑草が生えてくるので、人工芝を敷く場合は必ずレンガなどで土をせき止めておきましょう。
などでそれぞれの良いところ取りをして自分のイメージに合った理想の庭を作っていきましょう。
雑草対策について、色々調べけど、結局どうすればよいのか分からな人へ
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まとめ
今回は芝生の雑草対策についてお話しました。
庭を芝生にしようと考えている方は、まずは芝生だけでは雑草対策としては不向きであり、定期的なメンテナンスが必要であることを念頭においておきましょう。
次に雑草が生えてきたときの対処や生えにくくする方法として芝刈り、芝生を密に保つこと、除草剤を使用することが必要であることを説明しました。
最後に芝生以外の雑草対策の方法についてご紹介しました。
庭は長い時間をかけて付き合っていくものです。
なので、長い視野を持って自分に合ったものを選んで実践してもらえればと思います。