「庭の雑草駆除を簡単にできるおすすめの方法が知りたい…」
雑草は気が付くと生えてきていて、せっかく草ひきをしてもまたすぐに生えてきてしまいます。特に夏の暑い時期には雑草がぐんぐん成長し、1週間ほどで庭が草だらけになってしまいます。
暑い夏の時期だからこそ、お休みの日には部屋で涼しく過ごしたり、家族でお出かけしたりしたいですよね。しかし、週末には汗だくで草引きをしなければならない現実にがっくりと肩を落とすことも。
そこで今回は、雑草を駆除したいけれどどうしたら良いのか分からない人の為に、「庭の雑草駆除を簡単に自分で行うおすすめの方法10選。除草後の予防の雑草対策も解説」についてお伝えします。
雑草の駆除は簡単?庭の雑草対策をする前に知っておきたい注意点
雑草を放置するとどんなトラブルが起こる?
お庭の見た目が悪くなる
庭の雑草を放置すると、最初に目につくお庭の見た目の悪さですよね。
雑草が庭全体に広がると、新築時に植えられた花々や樹木の美しさが損なわれます。
それだけでなく、手入れが行き届いていないという印象を与え、庭全体の雰囲気を悪くなり、居心地の悪い家になってしまいます。
お庭で子供が遊べない
雑草が庭全体を覆ってしまうと、子供たちが自由に遊べるスペースが無くなってしまいます。
サッカーや鬼ごっこなど、広いスペースが必要な遊びができなくなり、子供たちの遊び場としての庭の機能が低下します。
反面、お庭で子供遊ばせることができれば、運動して疲れるので、夜早く寝てくれるというメリットもあります。
害虫や害獣がはびこる
雑草が庭を覆うと、害虫や害獣がはびこる恐れがあります。
雑草は害虫の食源となったり、害獣が隠れる場所となったりします。
また、害虫や害獣が増えると、庭の植木などにも被害を与える可能性があります。
さらに、危険なの害虫の隠れ家にも成りうるので、小さなお子様がおられるご家庭にとって、虫刺されなどを引き起こす可能性があるため、お子様の体への影響も心配の種になります。
ご近所トラブルになる
雑草が庭全体を占拠すると、自分の庭だけの問題ではなくなります。
なぜかというと、雑草の種は風で運ばれ、近隣の庭にも広がる可能性があるからです。
そうなると、ご近所のさんの庭にも負担をかることになり、ご近所トラブルの原因になりかねません。
また、手入れが行き届かない庭は、近隣の景観を損ない、地域全体の印象を下げる可能性もあります。
犯罪や事故の原因になる
雑草が庭を覆うと、視界が遮られ、不審者や隠れ場所となり、犯罪のリスクが高まる可能性があります。
また、雑草が歩行スペースを狭めると、転倒などの事故を引き起こすリスクも上がります。
そのため、雑草の管理は安全面からも重要です。
有効利用できない無駄な土地になる
雑草が庭を覆うと、土地は有効に利用できず、同時に固定資産税も無駄になる可能性があります。
手入れされていない庭ではあるけど、固定資産の一部には違いがありません。それにもかかわらず固定資産税は引き続き支払わなければならなりません。
そのため、経済的に無駄になると同時に、草刈りのコストもかかってしまいます。
雑草駆除のメリット・デメリット(自分でやる場合)
上記のことから、雑草の駆除はやるに越したことはありませんよね?
そこで何とかしようと、自分で除草作業を行おうと思う方もおられるでしょう。
そこで次に、具体的に自分で除草作業を行った場合のメリットとデメリットについて解説します。
自分でやる場合の雑草駆除のメリット
自分で除草作業を行うことの一番のメリットは、なんと言ってもコスト削減です。
当然の事ながら、専門の業者に依頼するよりも、自分で作業する方が費用はかかりません。
また、自分で作業することで、庭の状態をより深く理解し、効果的な雑草駆除の方法を知る機会にもなります。
さらに、自分のペースで作業を進められるのもメリットの一つです。
自分でやる場合の雑草駆除のデメリット
一方で、自分で除草作業を行うデメリットもあります。
まず、時間と労力が必要です。広い庭や雑草が多い場合、一段と大変な作業になります。
また、適切な除草方法や道具の知識がないと、作業は非効率的になり、場合によっては余計に庭がひどくなることもあります。
さらに、除草作業は体力を必要とするため、体調や年齢によっては負担となるかもしれません。
これらのメリットとデメリットを理解して、あなたにとって適切な雑草駆除の方法を選択すると良いでしょう。
雑草駆除の時期はいつ頃が良い?
続いて、雑草の生える時期についてお伝えします。雑草が生えてくる時期を知る事で、適切なタイミングで草刈りを行えるので、草刈りや草取りの回数を減らすことができます。
雑草の生える時期は?草抜き・草むしり・草引き・草取り時期はいつ頃が最適?
雑草の生える時期は種類によりますが、一般的には春から秋にかけてが多いです。一方で、草引きを行う最適な時期は早春または晩秋です。
雑草は春から秋にかけて活発に成長しますが、特に春は新たな雑草の種が芽吹き、秋には種をまきます。そのため、この2つの時期に草引きを行うことで、雑草の生育と繁殖を抑えることができます。
例えば、早春に草引きを行えば、冬に堆積した雑草の種が芽吹くのを防ぐことができます。また、晩秋に草引きを行うと、雑草が種をまくのを防げます。これにより、来年の雑草の発生を抑えることができます。
そのことから、雑草の成長サイクルを理解し、それに合わせて早春と晩秋に草引きを行うことが、雑草の発生を最も効果的に抑制する方法だというわけです。
庭の雑草で駆除したい厄介な雑草の種類と特徴
雑草の種類と特徴を知ることで、効果的な駆除方法を見つける事もできます。
そこで次に、お庭でよく見かける厄介な雑草の種類と特徴についてお伝えします。
エノコログサ
「エノコログサ」は、イネ科の一年草で「ねこじゃらし」の名でも知られています。
成長すると、1つの穂先に300~800個のたくさんの実が作られます。そのため、放置してすると、翌年にはその数が大幅に増加してしまうでしょう。
注意点として、駆除する際には、種が周囲に散らばらないようにすることが大切です。
メヒシバ
メヒシバ(雌日芝)は、イネ科に分類される1年生の雑草で、その高さはおよそ30〜70cmくらいになります。先端にある穂が簡単にちぎれることで、周りに種をばらまいてしまいます。
また繁殖力も強いく、場所を選ばず生えてくるという厄介な特徴があります。
ススキ
ススキはイネ科の多年生草本で、高さは2m以上にもなります。秋に美しい穂をつけますが、大量に生育すると手入れが大変で、他の植物の成長を阻害します。また、その強い生命力と繁殖力により、一度生えてしまうと駆除が難しくなります。
スズメノカタビラ
スズメノカタビラは、イネ科の雑草で一年生の雑草です。とはいえ、枯れずに冬を越える場合もあります。
また、一年中種が落ちる事から、根絶が非常に難しい雑草です。
たんぽぽの駆除方法
たんぽぽは多年生の雑草なので、同じ株が何年にもわたり生きていくというの特徴です。
また、根が生きている限り再生して生えてきます。タンポポの根は長いと50cm以上になる事もあり、駆除が困難な雑草の1つでもあります。
そのため、タンポポの駆除には、手で引き抜くよりも根まで枯らす除草剤が効果的です。特に、綿毛になる前の5月頃に駆除を行う事が効果的です。
タンポポ駆除グッズ
たんぽぽを駆除するには、やはり除草剤が効果的です。次の除草剤だと、農林水産省登録品であり、ラウンドアップのジェネリック品なので、おすすめです。
苔(コケ)
苔(コケ)の駆除方法は、まず、その成長を助ける環境を改善することから始めます。水はけが悪い土壌や日陰、湿った環境を好む苔は、土壌の改良や日照時間の増加で成長を抑えることができます。硬くて潰れている土を耕し、空気を通し、排水を良くすることも効果的です。必要に応じて、除草剤の使用も考えると良いでしょう。
地下茎の雑草
地下茎は、地下で横に広がっていく茎のことで、広がった茎から新たな芽が生えてきます。
この特性が雑草駆除を困難にさせる原因になっています。
というのは、土の表面上は綺麗に草取りを行てっても、地下茎が生きていれば再生します。
そのため、地下茎の雑草駆除には、地下茎を取り除く事が最も効果があります。
とはいえ、手作業で根こそぎ掘り起こすても、途中でブチブチと切れしまうので、手作業で全て取り除くのは困難です。
そこで、適切な除草剤を使用する事で地下茎の雑草を駆除すると、楽に効果的に雑草駆除ができます。
シダ植物 スギナの雑草駆除
スギナは一年草のシダ類で、広範囲に伸びる地下茎から新しい芽を出します。
駆除は手作業、除草剤、刈り取りが基本です。
ただし、根深く生えるスギナは手作業で全てを取り除くのは難しく、地下茎が残ると再生します。
適切な除草剤を定期的に使用し、刈り取りを併用することで、より効果的に駆除できます。
チガヤ
イネ科のチガヤは地下茎が伸びることで大量に増えます。
地下茎から新しい植物が出るため、地上部だけでなく地下部も完全に除去する必要があります。
スギナと同様、手作業で根こそぎ掘り起こすか、特定の除草剤を使う事で、より効果的に地下茎を駆除することが可能です。
どくだみ
どくだみは多年草で、鮮やかな緑色の葉と白い花が特徴です。
とはえい、地下茎が伸びて繁殖し、広範囲に拡大する能力があります。この地下茎が新しい芽を生じさせ、庭を覆ってしまいます。
そんなどくだみの駆除方法ですが、手作業や除草剤の使用が一般的です。
特に、地下茎を含む全ての部分を取り除くことが重要です。地下茎を見つけるためには、地面を深く掘り返すことが必要です。除草剤を使用する場合も、地下茎に届くようにしっかりと散布しましょう。
ササ・竹
笹はイネ科の植物で、急速に成長し、広範囲に広がる特徴があります。地下茎(竹鼠)から新たな芽を出し、大量に増えます。一度定着すると、駆除が困難となります。
笹の駆除方法は、手作業と除草剤の併用が一般的です。
地下茎をすべて取り除くためには、地面を深く掘り返し、地下茎を手作業で取り除くことが求められます。
ですが、これだけでは再生する可能性があり、定期的な管理が必要です。
また、特定の除草剤を使用することも一つの手段です。特定の除草剤を使用することで、笹や竹の、地下茎にまで浸透し、より効果的に笹や竹を枯らすことができます。
ただし、適用する際には他の植物への影響を最小限に抑えるよう注意して行いましょう。
自分で簡単にやる雑草駆除の仕方。DIYでもきるおすすめの除去方法
次に、自分で簡単にやる雑草駆除の方法について解説します。
大きく分けると次の3つが効果的な雑草駆除の方法です。
- 手で草むしり・草刈りをする
- 木酢液を使う
- 除草剤を使う
それぞれ具体的に見ていきましょう。
手で草むしり・草刈りをする
自分で庭の雑草駆除を行う方法として、まずは基本的なものが手作業での除草です。
小さな鍬や、手で根元から雑草を取り除く方法で、一番確実なものです。しかし広範囲の雑草には手間がかかります。
また、腰や手首を痛めてしまうので、立ったまま草刈りができる道具を使うと、楽に草刈りをする事ができるのでお勧めです。
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木酢液を使用する
木酢液を用いた雑草対策は自然環境への影響が小さい方法です。
木酢液は木材を焼いて得られる液体で、植物の成長を抑制する働きがあります。
そのため、直接雑草の葉にスプレーすることで雑草の成長を妨げ、駆除を行うことができます。
ですが、木酢液の効果は一時的なものであり、持続性には欠けます。
なぜかというと、木酢液が土壌に浸透しにくく、また雨などで洗い流されやすいためです。
そのため、木酢液を使った雑草対策は定期的な散布が必要になってきます。
また、木酢液は他の植物の成長も抑制する可能性があるため、散布時にはその他の植物に影響を与えないよう注意が必要です。
雑草駆除の薬【除草剤】を使った雑草の駆除方法!いつまくのが効果的?
自分で雑草駆除を行う方法の1つとして、除草剤を使った雑草対策も効果的です。
除草剤は人体に害をもたらすというイメージがあるために、敬遠されがちですが、使い方を理解して、安全に使う事ができれば、驚くほどの効果を得る事ができます。
ここでは、除草剤について詳しく解説していきますね。
除草剤の種類
除草剤とは農薬の一種で大きく分けると、茎葉処理型の除草剤と土壌処理型の除草剤の二つに分けられます。
今生えている草を駆除したいのならば茎葉処理型の除草剤を用い、これから生えてくる雑草を予防する目的ならば土壌処理型の除草剤を用いります。
■茎葉処理型の除草剤
生えている雑草に除草剤を撒いて、茎や葉の表面から吸収させることで雑草を枯らしていきます。
■土壌処理型の除草剤
雑草が生える前の土に除草剤を撒いて、これから出てくる雑草をあらかじめ生えてこないように予防する除草剤です。
また、除草剤の種類によっては、全ての植物を駆除できる非選択性除草剤と、植物や作物に影響せず、目的の雑草だけを駆除できる選択性除草剤とがあります。
例えば、お庭でガーデニングや家庭菜園などをしていないのであれば、非選択性除草剤を使用しても大丈夫ですが、雑草以外の残したい植物や作物などがある場合には選択性除草剤を使用するとよいでしょう。
庭に除草剤を撒くタイミングや散布時期は?
除草剤を撒く最適なタイミングは、雑草が活動的な成長期で、晴れた日が良いです。
なぜかというと、雑草が活発に成長している時期に除草剤を撒くことで、吸収させやすいため、効果が高まるというわけです。
また、晴れた日に撒く理由は、雨により除草剤が流れてしまうのを防ぐためです。散布後は少なくとも24時間は雨が降らないことが望ましいです。
除草剤が長く効く方法は?
除草剤の効果を長持ちさせるためには、散布方法とタイミングが重要です。
液体の除草剤は、雑草が活動的な成長期に散布すると良いです。そして、散布する時に雑草の葉全体に均一に散布することです。
なぜかというと、除草剤が雑草の全体に行き渡ることで、根まで浸透し、全植物に効果を発揮するからです。
また、雑草がエネルギーを使って成長しようとする時に除草剤を撒く事で効果が長続きします。
除草剤の効き目が出る効果期間は?
除草剤の効果期間は、使用する製品と雑草の種類によりますが、一般的には散布後1週間から2週間で効果が現れ、2ヶ月程度続くとされています。
また、除草剤には「顆粒の除草剤」と「液体の除草剤」があります。
顆粒型の除草剤は、散布後約1~2週間で効果が現れ、数ヶ月続くことが多いです。
一方、液体型の除草剤は効果が早く、数日で現れ、約1ヶ月程度続きます。
顆粒型は土壌に混ざり易く、ゆっくりと効果を発揮するため長期間効果が続くのに対し、液体型は直接植物に吸収されやすく早期に効果が表れますが、その効果は一時的なものが多いです。
とはいえ、草刈りを行った後に液体の除草剤を撒くことで、長期間雑草を生えてきにくくさせる事が可能です。
具体的には次の記事をご覧ください。
除草剤の使用頻度について
除草剤の使用頻度は、雑草の種類と成長状況によるのですが、大抵は年に2~3回が目安です。
その理由は、除草剤は持続的な効果を持っているので、頻繁に使用する必要はないからです。
また、使用頻度が高いと、雑草が除草剤に耐性を持つ可能性がるので、用量と使用頻度を守ることが重要です。
とはいえ、新たな雑草の発生を抑えるためには、定期的な手入れが必要です。
除草剤を使わず草を枯らす方法
除草剤を使わずに草を枯らすには、マルチングや手作業での除去、熱湯をかける方法などがあります。
これから具体的にお伝えしていきますが、特にマルチングは土の上にマルチ(例えば黒いビニールシート、ワラやバークたい肥)を敷く方法で、これにより雑草の光合成が妨げられて、成長を抑える事ができます。
また、手作業で雑草を抜く方法も確実ですが、労力が必要となります。
熱湯を使った方法は、急な温度変化により雑草の細胞を破壊し枯らすもので、有効な非化学的手段ではあります。
除草剤を使わない、これらの方法は自然環境への影響が少なく、化学的な除草剤に頼りたくなーという人にとっては良い方法でしょう。
雑草駆除で業者がおすすめの7つの方法
続いて、DIYでやるには少し難しいけど、プロの業者に任せるとより効果的な雑草駆除の方法についてお伝えします。
【防草シート】を使った雑草の駆除方法
防草シートの日光を遮断することで、雑草が光合成をしたり発芽するのを抑制するシートの事です。
現時点で雑草が生えている場合にはまず雑草を取り除き、種などが混ざっている可能性のある上層の土も取り除いてから行うとより効果的です。
防草シートには大きく分けて織布と不織布の2種類に分けられます。
織布の防草シートは繊維を編み込んで作られた布のことで、ホームセンターなどで簡単に手に入り、値段もお手頃です。
しかし、耐久性に乏しく、1年から長くても3年程しかもちません。また、小さな網目の隙間から日光が入り込み、土の中に眠っている種を発芽させてしまう可能性があります。
そのため、防草シートの中で発芽した雑草は少しずつ成長し、シートの網目を突き破って出てきてしまうのです。
下の写真が織布の防草シートから雑草が生えてきている状態です。
不織布の防草シートは科学的に繊維を絡めて繋ぎ合わせた布のことで、織布の様な編み目がありません。そのため編み目の隙間から日光が入り込む心配もなく、丈夫で耐久性に優れています。
およそ10年から15年程もち、さらに厚みと遮光性のある素材を選択することでより長期的に使用することができます。織布に比べて費用は高額となます。
また、地下茎の雑草には注意が必要です。
地下茎の雑草は、根や茎から増えて成長する雑草で、引き抜くだけでは根絶が難しく、成長すると先がとがっている種類が多く、防草シートを突き破ってしまう事が多いのです。
地下茎の雑草が多く生えている場合には、安価な織布の防草シートではなく不織布の防草シートの使用をお勧めします。
また、防草シートを敷き、その上に砂利などを敷くと景観が良くなるだけではなく、防草シートを紫外線から守り、経年劣化を防ぐことができます。
砂利の種類もたくさんありますので、お庭のイメージや用途に合わせて選択することができます。
砂利
砂利は雑草駆除に効果的な手段の一つです。砂利は庭や歩道などに敷き詰めることで、雑草が地面から出てくることを防ぎます。
雑草の駆除に砂利を使用する際の手順は、まず地面をならし、雑草の根をしっかりと取り除きます。その後、防草シートを敷き、その上から砂利を広げます。砂利の厚さは少なくとも5センチメートル程度必要で、これにより雑草の成長を抑えます。あまり多く砂利を撒きすぎると、歩きにくくなるので注意しましょう。
砂利を使用するメリットは、長期間にわたって雑草の発生を抑制できること、化学物質を使わずに済むこと、そして防草シートの経年劣化を防ぐことが挙げられます。
デメリットとしては、雑草が完全になくなるわけではなく、砂利に付着している土や砂が雨で洗い流されて、防草シートの上に溜まり、そこから雑草が生えてくる可能性があることです。
時折生えてくる雑草の手入れが必要な点がデメリットとして考えられます。
人工芝
人工芝は天然の芝生とは異なり、プラスチックやポリエチレンで作られた合成物質から成るもので、公園や運動施設、家庭の庭などでよく使用されています。
人工芝の大きな特徴は、メンテナンスが必要なく、一年を通じて美しい緑色を保つことができます。また、雑草の成長を抑制し、水や肥料を必要としないため、環境負荷も低いです。
しかし、人工芝の設置には初期費用がかかり、天然芝と比較してやや寿命が短いという欠点もあります。人工芝の耐用年数は10年ほどと言われていますが、敷き方や使用方法によっては、10年以上使う事ができます。
とはいえ、一度設置すれば長期的に使えるので、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
また、人工芝は雑草が生えにくいため、雑草駆除にかかる手間やコストを大幅に削減できます。
ただし、完全に雑草が生えないわけではなく、敷き方を間違えると、人工芝の隙間から雑草が生えてくる可能性があるため、定期的なチェックと手入れが必要です。
固まる土
「水で固まる土」とは、水を加えると固まる特性を持つ土のことを指します。
この特殊な土の特徴は、土が固まる事でセメントやコンクリートに近い状態になり、雑草が生えてくるのを防ぐことが出来ます。また、地面を平らに慣らすことができるので、歩きやすい事と、土の質感を保ちながら雑草対策ができるので、防草シートよりも景観を守ることができます。
固まる土が雑草駆除に有効な理由は、雑草の種子が固まる土の中に入り込んでいけないので、雑草が生えてきにくくなるわけです。
さらに固まる土は適度な排水性があるため、水はけも悪くはありません。
ただし、一日中雨が降ったり、大雨が降った場合に、水勾配を取っていなかったり、雨水桝などの排水箇所がない場合などは、水溜ができる事があります。
また、経年劣化により、壁際などの固まる土がボロッと取れてしまい、そこから雑草が生えてきます。
特に、北側の湿気が多い場所などは、経年劣化が激しくなる傾向があります。
他にも、亀裂が入ったり、変色して黒ずんでくるというデメリットも挙げられます。
グランドカバープランツ
グランドカバープランツは、その名が示す通り、地面を覆う植物のことを指します。
その成長の仕方が特徴的で、地面を覆うように広がり、芝生のような風景を生み出します。グランドカバーは庭や公園の美観を保つだけでなく、雑草の成長を抑制するのにも役立ちます。
雑草駆除においてグランドカバープランツが効果的な理由は、グランドカバープランツは、地面を覆いつくすため、雑草が日光や水分を得ることを阻害します。
その結果、雑草の種子の発芽や成長を抑える事ができるのです。
しかし、グランドカバープランツを使用する際には注意点もあります。
というのは、グランドカバー自体が雑草のように手入れが困難になったり、他の植物の生育を阻害する可能性もあります。
また、これらの植物が全ての雑草を完全に阻止するわけではないので、定期的なメンテナンスが必要になります。
バークチップ、ウッドチップ
バークチップやウッドチップは、木材や樹皮を細かく砕いたもので、庭や公園の装飾や土壌改良、そして雑草抑制に用いられます。その見た目の自然な美しさと機能性から、風景を整えるだけでなく、土壌の保護と改善にも寄与します。
雑草の駆除に関しては、バークチップやウッドチップは効果的な手段となります。これらは地面を覆い、雑草の成長を阻止するため、新たな雑草の発生を抑えることが可能です。
また、これらのチップは水分を保持し、土壌の乾燥を防ぎます。その結果、植物の根にとって有益な環境を提供し、植物の健康を保つことができます。
しかし、一方で注意すべき点も存在します。
長期間使用していると、ウッドチップは土壌内に分解されてしまいます。また、チップの下から雑草が生えてくる可能性もあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
それゆえ、チップを使用する際には、適切な厚みで敷き、定期的な点検と補充を行うことが重要となります。
タイルを敷く
タイルを敷くことは、雑草対策としても有効です。タイルは種類や色、パターンが多彩で、デザイン性が高く、丈夫で長持ちします。
タイルを敷くことで、雑草が生えるスペースを減らし、雑草の発生を抑えることができます。
また、タイルはメンテナンスも比較的簡単で、定期的な掃除とチェックだけで良い状態を維持することが可能です。
ただし、タイルを敷く際にはその下準備が重要です。
タイルがずれたり割れたりするのを防ぐため、安定した基盤作りが必要です。
また、地震などにより、タイルの目地取れたり、欠けたりすると、その隙間から雑草が生えてくる可能性もあります。
とはいえ、適切に施工することで、美しく機能的な空間を作る事とともに、バーベキュースペースや洗濯物を干すスペース、お庭でプール遊びができるようになるスペースを作る事が可能なのです。
あると便利な雑草駆除道具一覧
続いて、あると便利な雑草駆除の道具をお伝えします。
スキッジャー
アメリカ生まれの除草ツールで、雑草をゴソッと漉き取る事ができます。
立ったまま除草作業ができるので、腰に負担がかからずに、簡単に除草作業が行えます。
草刈り小僧
こちらも立ったまま楽に草取りを行える道具です。
刃の角度が自由に変えられるのが特徴です。
鍛冶屋さんが作るプロ仕様の農具なので、切れ味も抜群で、快適に雑草を駆除することができます。
草刈りかっちゃん
こちらは、立ったまま使える草刈り用のハサミです。
地面につけて、持ち上げることなく草を切る事ができるので、うでもしんどくなりません。
バネの力で開閉も楽なので、スムーズに草刈りを行えます。
草刈り機を使うのが心配な方にお勧めです。
Lucko(ルコ)
こちらは手に持って、草を取り除く道具です。
スウェーデンで人間工学に基づき開発されており、雑草の駆除がスムーズに行えます。
刃物ではないため、根っこを切らずに、雑草をかき取る綺麗な状態が持続できます。
狭い場所や、刃物ではない為お子様にもご利用頂けます。
大進 立ったままらくらく草刈り鎌
こちらの商品は、立ったまま草刈りができる「鎌」です。
刈るだけではなく、刈った草を集める事もできるので一石二鳥です。
アルミの柄なので、軽いため楽に作業を行う事ができます。
除草バイブレータ
こちらの商品は、電動でネコソギ雑草を取り除くことができる道具です。
鎌や、素手だと抜くのが辛い雑草でも、電動なので簡単に抜く事が可能です。
マキタ 電動草刈機
こちらは、充電式の草刈り機なので、素人の方でも楽に草刈りを行う事ができます。
ボタンを押すだけで作動するので、エンジンの草刈り機よりも簡単に操作することが可能です。
重量も軽いため、体への負担や疲労感を軽減することができるのも魅力です。
未然に防ぐ!雑草駆除の予防策とは?
続いて、雑草駆除の予防策についてお伝えします。
予防策を取ることで、雑草が庭を侵すことを未然に防ぐことができ、草取りの手間を大幅に削減できることができるので、参考にしてみてください。。
除草剤 草刈り どっち
除草剤と草刈りのどっちが効果的なのか?
結論から言うと、雑草の予防には、草刈りと除草剤の組み合わせが効果的です。
理由は、草刈りで雑草の成長を制御し、その後除草剤を使うことで再生を阻止するためです。
例えば、草刈りをした後に除草剤を適用すると、雑草の再生力が低下し、除草剤の効果が高まるからです。
なので、草刈りをしたあとに除草剤を使うと、長期間雑草が生えてくるのを防ぐことができます。
雑草を除草剤で予防する
雑草を止めるのに除草剤を使うの敬遠されがちですが、使い方を間違えなければ非常に効果的な方法です。
なぜなら、雑草が生えてくる前に、除草剤が働いてくれるからです。
例えば、春が来る前に庭に除草剤を撒くと、雑草の種が芽を出す前に除草剤が効いて、雑草を成長させなくすることができます。
だから、除草剤を上手に使うと、雑草を生えないようにするのに役立ち、手間も省けます。
防草シートを敷く前に除草剤
防草シートを敷く前に除草剤を使うと、より効果的に雑草を防ぐことができます。
その理由は、除草剤が既存の雑草を根本から除去し、防草シートが新たな雑草の発生を抑えるからです。
例えば、庭に防草シートを敷く前に、顆粒の除草剤を散布します。
そして、それから防草シートを敷くことで、雑草の発生を二重に防ぐことが可能です。
したがって、顆粒の除草剤と防草シートを組み合わせて使用すると、効果的に雑草の発生を抑えることができます。
やってはいけない庭の雑草対策
次にやってはいけない雑草対策についてお伝えします。
一言で雑草対策と言っても、何でもかんでもやってみて、あとで失敗して取り返しのつかない状態になるなんて事もあります。
事前に、やらない方が良い雑草対策を知って、失敗を防ぎましょう。
雑草駆除に【塩】を使う
塩は雑草の駆除にも使えたりします。
その理由は、塩が雑草から水分を吸収し、1週間程度で枯れさせる能力があるからです。
具体的には、水に対して3~5%の塩を加えた塩水を作り、除草したい箇所に散布します。
しかしながら、この手法には注意が必要です。
というのは、塩は一度土壌に混じるとなかなか抜け出すことがなく、長期的にその土地で他の植物を育てることが難しくなります。
また、塩が家の基礎部分や地中の水道管等に接触すると、それらを劣化させ、雨等で流れて周辺の植物を枯らす可能性もあります。
このように、塩は除草効果がある一方で、環境や家屋への悪影響ももたらす可能性があります。
このようなリスクを踏まえ、除草する際には塩ではなく、専用の除草剤を選択することを検討すると良いでしょう。
除草剤は特にその目的のために作られており、適切に使用すれば雑草駆除を安全に効果的に行うことができます
雑草駆除に【酢】を使う
酢はその酸性のため、雑草を枯らす効果があります。
家庭でもよく見かける酢と少量の洗剤を混ぜてスプレー容器に入れ、雑草に直接吹きかけると、その酸性が雑草の生長を妨げます。原液を使うとコストが高くなるため、5倍に薄めるよいでしょう。
しかし、酢を使用する際には注意点がいくつかあります。
大規模な雑草駆除にはコストと手間がかかりますし、酢の独特の臭いが広範囲に広がることもあります。
また、コンクリートなどに酢がかかるとそれらの表面が劣化する可能性もあります。
これらのリスクを踏まえた上で、酢を雑草駆除に使用するよりも、除草剤を使った方が効果的と言えます。
雑草駆除に【重曹】を使う
近年、料理や掃除、美容などに使われている重曹は、実は雑草を枯らす力を持っています。そしてその大きな利点は、人体に対する高い安全性にあります。
重曹の作用メカニズムは、植物体に吸収されて細胞を破壊し、脱水症状を引き起こすことにより、雑草を枯らすのです。
使用するには、水に対し10分の1量の重曹を溶かし、これを雑草に散布します。
しかし、重曹はただまいただけでは効果は十分に発揮されません。雑草に吸収されやすくするためには、あらかじめ雑草に傷をつける必要があります。面倒かもしれませんが、範囲が限られていれば、先に草刈りを行い雑草を傷つけた上で重曹を使うと効果的です。
雑草駆除と草むしり時に【熱湯】を使う
雑草の対策として、60~70℃の熱湯を使用する方法があります。
この熱湯が雑草に直接当たることで、雑草の茎や葉を枯らす効果があります。
熱湯の使い方は簡単で、沸騰させたお湯を雑草が生えている部分に直接注ぐだけです。
日々の料理で出る茹で汁を利用することで、資源を無駄なく活用することも可能です。
ただし、熱湯の熱が雑草の根元まで達することが難しく、完全に雑草を駆除するのは困難です。
また、広い範囲の雑草駆除には大量の熱湯が必要になり、それに伴いガス代や水道代も増える可能性があります。
さらに、熱湯を移動させる際には、やけどに注意が必要です。
そんなことから、熱湯を用いる雑草対策は一定の効果がありますが、あまりおすめできません。
雑草駆除について、色々調べけど、結局どうすればよいのか分からな人へ
奈良県にお住いの方へ
あなたが奈良県にお住いの方であれば、次のような経験がないでしょうか?
「ネットで検索して色々情報を調べたけど、自分のお庭の場合、どの方法が適しているのか分らない…」
「調べすぎてどうすれば良いのか分からなくなって、考える事がだんだん面倒になってきた…」
そう思っていませんか?
そこで、造園・外構業者さんにお願いしようと考えてはいるけど、、、
「ネットの情報だけでその業者さんを信用していいのか不安だ…」
「ポータルサイトや一括見積りサイトや地元の業者さんのホームページを見たけど、業者さんの対応が悪かったら嫌だな…」
「結局、工事金額はいくらかかるの?」
そう思っていませんか?
これらが分からないと、いくらお庭の問題を解決したくても、不安感から二の足を踏んでしまっていて、ずっと困ったまま過ごさざるを得なくなってしまいますよね。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、庭の雑草駆除を簡単に自分で行うおすすめの方法についてお話しました。
雑草を駆除したいけれどどうしたら良いのか分からない時にはまず、雑草対策のひとつである除草剤を使った雑草の駆除方法について知ることから始めてみましょう。
そして次に、除草剤以外の駆除方法にを試してみるとよいでしょう。
雑草を駆除したいけれどどうしたら良いのか分からない方は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。