「猫を室内で飼っているけど、たまには外に出してあげたい」と、そう思っていませんか?
とはいえ、完全に放し飼いだと、近所のお家にオシッコや糞をして迷惑をかけないだろうか?とか、車に轢かれないだろうか?猫同士でケンカをしてけがをして帰ってきたらどうしよう?そんな不安が頭をよぎって、なかなか外に出せないですよね。
「せめて、自宅の庭に放し飼いできたら。」
そんなあなたのために、ここでは、弊猫を庭に放し飼いできる柵を作った方法についてお伝えします。
猫を庭に放し飼いできる柵を作った事例
今回ご紹介するのは、奈良県奈良市にお住まいの、猫の策を作って、外で放し飼いができるようになったK様のお話です。
K様は、もともと庭に雑草が生え茂っていて管理が大変だったことと、2020年の2月ぐらいから時々猫が外に出るのに紐をつけて出してあげておられました。
そこで、紐をつける以外に出せる方法がないかなと考えておられ、そんな時に私達、西原造園のホームぺージをご覧いただきお問合せ頂きました。
そんな、お庭がどのように変身したかというと…
ビフォー
アフター
実際に頂いたお客様の声
K様が抱えられていた、猫用の柵とお庭のお悩みと問題点
猫を紐を使わづに外に出してあげられないかと考えておられた
雑草が生えてきて管理が大変だった
こんにちは。奈良県の庭の管理を0にして、自分時間に充てるお庭のリフォーム専門店の西原造園の宮原圧志です。
今回は、お庭に猫の囲い(柵)を作れないかと悩まれておられたK様のお話です。
ご相談頂く前に、K様は「猫を外に出すときに、紐を使って出しているけど、紐を使わずに、柵かなんかで囲えないかな?」という事で悩まれていました。
そこで何とかならいものかと、インターネットで色々と調べられておらそうです。
他の業者さんもいつくかご覧になられていたそうですが、大理石のようなものを敷いていたり、カフェのような素敵で豪華なお庭が掲載されているホームページもご覧になられていたそうです。
しかし、「見ているときは『わぁ~!素敵やな!ええなぁ~』と思ったんですけど、実際暮らしていくのにはどうなのか…と思って…」と仰っていました。
また「そんな豪華なお庭を作っておられる業者さんに、猫の囲いのお願いをするのも頼みにくいかなと思って」と仰っていました。
そんな時に弊社のホームページにたどり着き、「ウチのお庭の感じと合っているな~」と思われたそうで、ご相談頂きました。
K様がご覧になられた記事はこちら↓。
私達、西原造園では、まず最初に無料相談で、ヒアリングとカウンセリングを1~2時間行っています。
ヒアリングでK様のお話をじっくり伺っていると、次のような状況だったそうです。
K様はこれまでは、猫を外に出すときは、猫を紐につないで、その紐を奥様が手に持った状態でお庭に出られていました。
猫を外に出すときは、犬の散歩のようにリードを持って、お庭で散歩をするような状況だったそうです。
猫を紐でつないでいた理由は、「猫がどこかに行ってしまわないだろうか?」とか、「家の前の道路は車が良く通るので、放し飼いにすると事故に合ってしまうかもしれない」という心配をお持ちだったからです。
なので猫を紐でつないで外に出していたのですが、猫を外に出すときは、自分も一緒に出ないといけない状態だったんですね。
要するに、猫の相手をするたびに自分も一緒に外にでて、見ておかないといけないという状態でした。
また、奥様は多趣味な方で、お裁縫やガーデニングにも時間を充てたいと思われいました。猫にとっても、自由な生活というか、行動をさせてあげたいなとも感じておられたそうです。
実際に、実際に現地調査に行ってみると、猫を外にだすにしても、生け垣だったので、放し飼いにすると敷地の外に脱走しやすい状態でした。
また、お家の横の道路は数時間おきにバスが通るほどの道路になっていて、危険な状態だったんですね。
仮にこのまま猫を外に出して放し飼いにすると、いつ事故がおきてもおかしくない状態でした。
また、猫の他にも、お庭は雑草だらけで困っておられました。
ご自身で防草シートを敷かれてはいるものの、雑草が生え茂り、これは管理が大変だろうなという状況でした。
猫の体にノミやダニで病気になったり、猫の健康を損なう恐れがあるように感じました。
他にも、地面が土の状態でした。そのため、外に出すと、足に土がついて、家の中も泥だらけになる恐れもあるなと感じました。
猫用にベランダの下のウッドデッキにフェンスをつける
では、K様のお悩みをどのように解決したのか?K様邸の猫用に、ベランダの下にウッドデッキにフェンスをつける3つのポイントをお伝えしていきますね。
ポイント1 ウッドデッキに猫用のフェンス(柵)をつけた理由とは?
現状K様のお庭はリビングからも出入りが出来る様にはなっていましたが、沓脱石と窓との段差が高く、出入りの度に足に負担がかかる状態でした。
このままではお庭に出入りする時につまづいて怪我をしてしまったり、ヒザや腰を痛めてしまう可能性もありました。
このように、高さ違いの段差があることでお庭に出入りしにくい状態でしたので、天気のいい日でも猫の散歩をしようにも非常に億劫になる状態でした。
そこで、最初に「サンルームはどうでしょうか?」とご案内しました。サンルームだと、お部屋の状態になるので、猫が自由に出入りでき、いつでも日向ぼっこができます。
また、猫の脱走も防げます。また屋根が付いているので突然の雨でも心配なく過ごすことができるからです。ついでに洗濯物も干すことができますよね。
ただ、数回のお打合せを繰り返しながら、お話をじっくり伺っていると、サンルームにするのはご予算的に厳しいとの事でした。サンルームは、それだけで50万円から大きい物だと100万円以上かかります。
また、リビングの窓から上を見上げると、二階のベランダがあります。このベランダを利用すれば、二階のベランダが一応の屋根変わりになるので、サンルームにしなくても良いかもしれませんねとなりました。
そのため、サンルームではなく、出入りのしやすさを重視したウッドデッキをご提案させて頂きました。
ウッドデッキだと、家の中の廊下に出るのと同じ感覚で外にでられます。リビングの延長上として出られ、お部屋の1つという感覚で外に出ることができます。
屋根は、二階のベランダが屋根代わりになります。そのベランダの出幅を基準にして、ウッドっデッキの出幅も決めました。
ウッドデッキにしても、それほど大きなウッドデッキを取り付けなくても、猫が外に出られるようにさえできればよいとの事だったので、よくある縁側より少し大きいぐらいのサイズのウッドデッキを取り付けました。
ウッドデッキを取り付けた時の施工時のポイント
ウッドデッキをとりつける際の一番のポイントは、リビングからの出入りのしやすさです。
先ほどお伝えしたように、ウッドデッキはリビングの延長としてや、お部屋の1つという感覚で出入りするためには、リビングの窓枠の下、ギリギリいっぱいまでデッキの床を持ってくる必要があります。
寸法を間違えると段になってしまうので、水盛遣方(寸法出し)が非常に重要な作業になってきます。寸法出しも職人の腕の見せ所なわけですね。
K様邸では、ウッドデッキのすぐ横に花壇を作るので、花壇と干渉しないようによりシビアな施工となりました。
上の写真をご覧の通り、花壇のブロックとウッドデッキにはほとんど隙間がないように作りました。こうすることで、花壇の土がウッドデッキの下に溜まりにくくなります。
またウッドデッキから直接花壇をいじることができるので、ガーデニングもしやすくなるわけです。
ポイント2 ほったらかしでも猫が家の窓から柵に出入りできるようにする方法
ポイントの2つ目は、猫が窓から出入りできるようにすることです。
なぜ窓から出入りできるようにしたかったのか?
初めにお伝えしたように、K様は、猫を外に出すときは、猫に紐につないで、お庭で散歩をするという状況でした。
猫を外に出そうと思うと、自分も一緒に外に出ないとといけないという状態でした。そのため、猫が自由に外に出入りできなかったのです。
そのため、奥様が1日家にいていない時や、用事をしている時は、猫を外に出してあげることができませんでした。
そこで、猫が自分で勝手に自由に出入りでき利用にするために、ほったらかしでも窓から柵に出入りできるような状態になれるようにご提案させて頂きました。
写真をご覧いただくと分かる通り、こちらの窓は人が出入りできる窓ではありません。なので、こちらの窓だと開けっぱなしにしておくことが可能です。
つまり、猫が自分で勝手に窓から柵に出たり入ったりできるわけです。
そのために、ウッドデッキの長さを窓の下まで伸ばして、窓の前に猫の柵が置けるようにしたわけです。
猫の脱走防止用ができる柵の高さと幅はどれくらいにしたのか?
続いて、K様邸での猫の脱走防止ができる柵の高さと幅について、なぜこのサイズの柵にしたのか?についてです。
なぜ、猫の柵をこの高にしたのか?
先ほどお伝えしたように、K様の場合、窓から猫が自由に外に出入りできるように柵を取り付ける必要がありました。
そこで、窓の枠の上ギリギリいっぱいの高さを基準にして、柵の高さを決めました。
ただし、柵そのもは既製品であったため、既に高さが決まっていました。そのため、既製品の状態では、柵は窓枠のてっぺんの高さまで届きませんでした。
このままでは高さが足りないために、窓を開けることができません。
また、既製品の柵はゲージのように一周ぐるっと柵になっています。そのため、何もせずに置いてしまうと、窓を開けても柵の格子があるので、柵の中に入れません。
そこで、次のように柵を加工しました。
まず、高さの調整は、柵の下にアルミの角柱を使い、高さを調整しました。角柱はウッドデッキにネジで固定することで、柵が倒れないようにしてあります。
窓の前も、柵の格子を切って、猫が窓から出入りできるようにカスタマイズしまいた。
こうすることで、猫が窓から柵の中に勝手に出入りできるようになりながらも、脱走を防ぐことができます。
また、柵の中の掃除をしたり、キャットタワーなどを置きたい場合は、柵自体に開閉できる扉がついているので、そこから出入りが可能となっています。
ちなみに既製品の柵の高さは、およそ2mほどとなっています。
なぜ、猫の柵をこの幅にしたのか?
続いてなぜこの柵の幅にしたのか?ということについてです。
まず、出幅に関しては、こちらの柵のサイズだとちょうど二回のベランダの出幅と同じぐらいになっています。
二回のベランダが屋根代わりになるので、雨をしのぐことができます。なので、二回のベランダと同じぐらいの出幅の柵を取り付けました。
※柵の出幅はおよそ77cmです。
幅に関しては、柵の大きさが既製品で一番多きものがこちらの柵でした。もっと大きくしようとすると、既製品では売っていないので、フェンスに使う柵を加工する必要があります。
K様の場合、柵の大きさはそこまで大きな柵を求めておられませんでした。※柵の横幅は、およそ110cmです。
猫がちょっと出れて、日向で過ごせて、安全であれば十分ですとのことだったので、こちらのサイズになりました。
ちなみに、K様邸よりも大きい柵はどんなものがあるか?を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
さらに、お庭をメンテナンスフリーに
草引きをしなくてよくする方法
K様は、猫のフェンスで囲い作る以外にも、お庭の雑草にもなやまされていました。
草引きをすること自体は面倒ではあるものの、苦ではないそうでした。ただ、草引きをしている時間がもったいないと感じておられました。
草引きをしている時間を、趣味のお裁縫に充てたり、ガーデニングに充てたりする方が有意義な時間を使えるなと考えておられました。
草引きそのものはしんどいわけではないけど、自由な時間の方に使いと考えておられました。
K様邸の雑草対策は、防草シートと白川石で行う事にしました。
その理由は、K様邸の場合は生垣で囲まれています。そのため、水が土に浸透していく必要がありました。
そこで、防草シートと白川石の場合だと、水を地面に浸透させながら、雑草対策ができます。
防草シートのつなぎ目にテープを貼ることで、シートが砂利でめくりあがるのを防ぐことが出来ます。また、土の流入なども防ぐことができます。
植木の根元まで防草シートを敷いています。こうすることで、手の届きにくいところの草引きもしなくて済むようになります。
防草シートについてはこちらの記事が参考になります。
ウッドデッキの前に花壇を作る
K様の奥様は、ガーデニングがご趣味で、季節ごとにお花を変えて楽しまれていました。
ただ、季節ごとお花を変えるとなると、お花の植え替えをしないといけません。例えば、パンジーのように植えてあげて枯れたら処分してを繰り返すわけです。
また、リビングの中にテーブルがあり、テーブルに座った時に、窓を見ると花が見えるようにしたいというご希望をお持ちでした。
このように、ウッドデッキより少しだけ高くブロックを積んでいます。
この理由は、ウッドデッキと同じ高さだと、腰を曲げてかなりかがんで植え替え作業をしないといけなくなります。そうすると、腰を痛めやすくなってしまいます。
また、あまりに高すぎると、今度はリビングのテーブルからお花が見えなくなってしまいます。
なのど、ウッドデッキの床よりも少し高い位置までブロックを積んで、花壇を作りました。
また、ウッドデッキと花壇との隙間を無くすことで、土や肥料が隙間から落ちないようにしています。
さらに、花壇が遠すぎると作業がしにくいため、めいいっぱいウッドデッキの手前まで花壇が来るように作りました。
猫の柵について、色々調べけど、結局どうすればよいのか分からな人へ
奈良県にお住いの方へ
あなたが奈良県にお住いの方であれば、次のような経験がないでしょうか?
「ネットで検索して色々情報を調べたけど、自分のお庭の場合、どの方法が適しているのか分らない…」
「調べすぎてどうすれば良いのか分からなくなって、考える事がだんだん面倒になってきた…」
そう思っていませんか?
そこで、造園・外構業者さんにお願いしようと考えてはいるけど、、、
「ネットの情報だけでその業者さんを信用していいのか不安だ…」
「ポータルサイトや一括見積りサイトや地元の業者さんのホームページを見たけど、業者さんの対応が悪かったら嫌だな…」
「結局、工事金額はいくらかかるの?」
そう思っていませんか?
これらが分からないと、いくらお庭の問題を解決したくても、不安感から二の足を踏んでしまっていて、ずっと困ったまま過ごさざるを得なくなってしまいますよね。
そこで、もしあなたが奈良県にお住いの方なら、私たち「西原造園の無料相談」がお役に立てるかもしれません。
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まとめ
今回は、K様の事例を基に、猫を庭に放し飼いできる柵を作るった事例についてお伝えしました。
猫の柵のといっても、様々な種類があります。今回は、猫が勝手に窓から出入りできるようにすることと、それほど大きな柵の必要はいらないということで、こちらのサイズになりました。
今回の記事を参考にして頂き、猫を庭に放し飼いできる柵をお考え下さいね。