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西原造園
〒639-1042
奈良県大和郡山市 小泉町2996-11
【無料相談】
●TEL:0743-53-8986
お問合せ営業時間:9:00~19:30  年中無休
●メールでのお問合せはこちら 24時間 年中無休
現場作業定休日:(土曜日 日曜日 祝日)
(現場稼働時間 9:00~19:30)

奈良県大和郡山市の西原造園は、庭リフォーム・外構工事・造園・雑草対策の専門店です。奈良市をはじめ奈良県全域に対応。創業40年、口コミ満足度97%。雑草防除、防草シート施工、人工芝敷設、植木の伐採、固まる土舗装、砂利敷き、駐車場の拡張や土間コンクリート施工などメンテナンスフリーな快適空間を提案。無料相談・見積もり受付中。
奈良の庭リフォーム・外構・造園専門店|西原造園【口コミ評判】
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ロックガーデンにおすすめの植物20選|おしゃれな種類の選び方や植栽方法!

2025 7/13
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役立ち情報
2025年7月13日
ロックガーデンにおすすめの植物20選|おしゃれな種類の選び方や植栽方法!

ロックガーデンに合う植物を探しているけれど、種類が多すぎて何を選べばいいか分からない、とお悩みではないでしょうか。

SNSでおしゃれなロックガーデンを見て「うちの庭でもこんな風にしたい!」と憧れを抱く一方で、植物を枯らしてしまったり、思ったより手入れが大変で「こんなはずじゃなかった…」と後悔したりする不安もありますよね。

特に、共働きで忙しいご家庭や、庭仕事が体力的に負担になってきた方にとっては、見た目のおしゃれさと管理の楽さの両立は譲れないポイントのはずです。

ご安心ください。植物の特性と、ご自宅の庭の環境(日当たりや水はけ)を正しく理解すれば、誰でも失敗なく、理想のロックガーデンは作れます。大切なのは、いきなり植物を買いに走るのではなく、まず基本を知ることです。

そこでこの記事では、これまで2,000件以上の庭づくりに携わってきた私、西原造園の西原が、プロの視点からロックガーデンに最適な植物の選び方からおしゃれな作り方まで、現場の知見を交えて分かりやすく解説します。

この記事を読むと以下のことがわかります:

  • ロックガーデンの基本と人気のデザインスタイル
  • 目的別(耐寒性・日陰など)に選べるおすすめ植物20選
  • 失敗しない植物と石の選び方の3つのポイント
  • 初心者でもDIYでできるロックガーデンの作り方5ステップ
  • プロに相談した方が良いケースとそのメリット
この記事を書いた人

西原造園の代表で職人歴20年以上の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績500件以上。施主様の生活背景や状況を理解し戸建ての庭のリフォームをメインに外構・造園・エクステリアプランを作成したり、特にお庭の問題を解決するのが得意。全国紙ガーデン&エクステリアの掲載歴があり、父は一級造園技能士、母は奈良新聞にも掲載された一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。

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目次

ロックガーデンとは?ドライガーデンとの違いも解説

ロックガーデンという言葉は聞いたことがあっても、「具体的にどんな庭?」「最近よく聞くドライガーデンとは何が違うの?」と、その定義が曖昧な方も多いのではないでしょうか。

理想の庭づくりを始める前に、まずは基本をしっかり押さえることが失敗しないための第一歩です。このセクションでは、ロックガーデンの基本的な魅力や特徴を解説し、あなたのイメージを具体化するためのお手伝いをします。

ロックガーデンの魅力と特徴

ロックガーデンの最大の魅力は、なんといっても自然の岩場のようなダイナミックな景観を自宅の庭で楽しめることでしょう。

ゴツゴツとした石の存在感と、その隙間から顔を出す植物の生命力のコントラストは、一般的な花壇にはない独特の美しさがあります。私の現場でも、この「非日常感」に惹かれてロックガーデンを選ばれるお客様は非常に多いです。

もう一つの大きな特徴は、管理が非常に楽である点です。ロックガーデンで使われる植物の多くは、乾燥に強い種類が中心。そのため、頻繁な水やりは基本的に不要です。

さらに、石や砂利で地面の大部分を覆うため、雑草が生えるスペースを物理的に減らすことができます。共働きで庭の手入れに時間をかけられないご家庭や、夏の草むしりが体力的に厳しいと感じている方にとって、このローメンテナンス性は非常に大きなメリットと言えるでしょう。

ロックガーデンとドライガーデンとの違いは?実はデザインの一種

「ロックガーデンとドライガーデンの違いがよく分からない」というご質問は、お客様との打ち合わせで本当によくいただきます。

結論から言うと、これらは全く別の物ではなく、ドライガーデンはロックガーデンという大きな括りの中のデザインの一種と捉えるのが最も分かりやすいです。いわば、ロックガーデンが「親」で、ドライガーデンが「子」のような関係ですね。

広義の「ロックガーデン」は、石や岩を主体とした庭全般を指します。そのため、高山植物などを植えて涼しげな自然の岩場を再現したスタイルもロックガーデンに含まれます。

※↑植物と石を植えた涼しげなロックガーデン

一方で「ドライガーデン」は、その中でも特にユッカやアガベといった乾燥地帯の植物を主役にし、カラッとした異国情緒あふれる雰囲気に仕上げたスタイルのことを指します。

ロックガーデン

※↑乾燥地帯の植物を主役にしたドライガーデン

ですから、「どんな雰囲気の庭にしたいか」で使い分けるのがおすすめです。「ワイルドでかっこいい感じ」ならドライガーデン、「自然でナチュラルな感じ」ならロックガーデン、とイメージを伝えていただくと、私たちプロもご提案がしやすくなります。

人気のデザインスタイル4選

ロックガーデンは、使う石や植物の組み合わせ次第で、その表情を大きく変えることができます。ここでは、私がこれまで手掛けてきた中でも特に人気が高く、お客様の満足度も高い4つのデザインスタイルをご紹介します。

ご自身の家の外観や、目指すお庭のイメージと照らし合わせながらご覧ください。

ドライガーデン

まず一つ目は、最も人気の①ドライガーデン風です。ユッカやアガベをシンボルツリーに、ゴツゴツした溶岩石などを配置するスタイルで、モダンなデザインの住宅との相性は抜群です。

和風ロックガーデン

次に、②和風モダン。こちらは黒い石や白川砂利をベースに、トクサやシダといった和の趣がある植物を合わせます。落ち着きがあり、凛とした空気を演出できます。

リゾート風ロックガーデン

そして、明るく開放的な雰囲気がお好きなら③リゾート風がおすすめです。ドラセナやヤシのような南国を思わせる植物に、白い化粧砂利を組み合わせると、一気にリゾートホテルのような空間になります。

高山植物のナチュラルガーデン

最後に、④高山植物のナチュラルガーデン。セダムや小さな草花を石の隙間にちりばめ、自然の岩場を切り取ったような繊細な風景を作ります。日陰や狭いスペースでも楽しめるスタイルですよ。

【目的・スタイル別】ロックガーデンに適した植物おすすめ20選!

ここからは、いよいよ具体的な植物の紹介です。「どんな植物を選べばいいか」は、ロックガーデンづくりで最も楽しく、そして最も悩むポイントですよね。

ここでは、私が現場でお客様の目的や理想のスタイルに合わせてご提案している植物を、「ドライガーデン」「耐寒性」「日陰」といった具体的なテーマに分けてご紹介します。

あなたの庭の環境や、目指すデザインに合うものがきっと見つかるはずです。

スクロールできます
スタイル/目的おすすめ植物例特徴
ドライガーデンユッカ、アガベ、ソテツ、柱サボテン乾燥に強く、ワイルドでモダンな雰囲気
耐寒性が高いセダム、ヤブラン、ヘン・アンド・チックス寒冷地や冬の霜にも強く、育てやすい
日陰に強いシダ類、アジュガ、ヘレボルス日当たりが悪い場所でも元気に育つ
和風スタイルトクサ、ツワブキ、セキショウ落ち着いた和の雰囲気を演出
ローメンテナンスエキナセア、アルメリア、ヤブラン植えっぱなしで毎年楽しめる宿根草・多年草
鉢植え・寄せ植えエケベリア、ローズマリー、スイートアリッサム小さなスペースで気軽に楽しめる

①【ドライガーデン編その1】ユッカやソテツ・ヤシなどシンボルツリーになる植物の種類

ドライガーデンの主役といえば、やはり存在感のあるシンボルツリーです。一本あるだけで庭全体の印象がグッと引き締まり、本格的な雰囲気を演出できます。

ここでは、比較的管理がしやすく、日本の気候でも育てやすい代表的な3種類をピックアップしました。

ユッカ・ロストラータ

シャープな葉が放射状に広がる姿は、まさにドライガーデンの王様。成長は非常にゆっくりですが、その分、樹形が崩れにくく長く楽しめます。

乾燥には滅法強いですが、植え付け直後の根が張るまでは、土が乾いたら水やりが必要です。価格は高めですが、その存在感は唯一無二。玄関アプローチの主役など、家の顔になる場所に植えるお客様が多いですね。

ソテツ

太い幹と硬質な葉が特徴で、和風にも洋風にもマッチする万能選手です。非常に丈夫で、水やりもほとんど必要なく、まさに「植えっぱなし」でOKな植物の代表格。

ただし、成長すると葉が大きく広がり、トゲも鋭いので、人がよく通る場所や狭いスペースに植えるのは避けた方が無難です。日当たりの良い場所に植えると、葉の色つやも良くなります。

ドラセナ

ドラセナはリゾート感あふれる雰囲気が人気です。幹のてっぺんからシャープな葉を伸ばす姿は、モダンな建物によく映えます。

比較的寒さにも強く、関東以西の暖地であれば屋外での冬越しも問題ありません。成長すると高さが出るので、背景に壁がある場所や、庭のコーナーに植えるとバランスが取りやすいですよ。

②【ドライガーデン編その2-多肉植物・サボテン編】デザイン的におしゃれで乾燥に強い品種

シンボルツリーの足元や、石と石の間を埋めるのに欠かせないのが、個性的なフォルムが魅力の多肉植物やサボテンです。

これらを加えることで、庭にリズムと奥行きが生まれます。水やりはほとんど不要で、管理が非常に楽なのも嬉しいポイントです。

アガベ

肉厚でトゲのある葉がロゼット状に広がる姿は、ドライガーデンには欠かせない存在です。品種が非常に多く、青みがかった葉や斑入りの葉など、コレクションする楽しみもあります。

ただし、先端のトゲは非常に鋭く、小さなお子様やペットがいるご家庭では、植える場所に十分な注意が必要です。通路脇などは避け、庭の奥まった場所に植えるなどの工夫をしましょう。

アロエ

アガベによく似ていますが、アロエの方が葉が柔らかく、トゲも比較的穏やかな品種が多いです。こちらも乾燥に強く、ほとんど手がかかりません。

冬の寒さには少し弱いので、霜が降りる地域では、軒下などの霜よけができる場所に植えるか、冬場は室内に取り込める鉢植えで楽しむのがおすすめです。

柱サボテン

天に向かって伸びるユニークな姿は、庭のアクセントとして最適です。一本立ちさせたり、数本をまとめて植えたりと、植え方次第で様々な表情を見せてくれます。

過湿を嫌うので、水はけの良い土壌に植えることが絶対条件。雨が長く続く時期は、根腐れしないように注意が必要です。鉢植えにして、雨の日は軒下に移動させるのも良い方法ですね。

③【耐寒性で選ぶ】寒冷地など寒さに強い植物

「うちの地域は冬が寒くて、雪も降るからロックガーデンは無理かも…」と諦めていませんか?ご安心ください。

寒さに強い植物を選べば、寒冷地でも美しいロックガーデンを楽しむことは十分に可能です。ここでは、冬の寒さや霜にも負けない、頼もしい植物たちをご紹介します。

セダム

地面を這うように広がる多肉植物で、品種が非常に多く、葉の色や形も様々です。乾燥と寒さの両方に強く、まさにロックガーデンのためにあるような植物。

石の隙間や、土が薄い場所でも元気に育ちます。春や秋には可愛らしい花を咲かせる品種も多く、季節ごとの変化も楽しめます。まずはこのセダムから試してみる、というのも良い選択ですよ。

ヤブラン

光沢のある細長い葉が美しい、日本の気候に非常に合った植物です。日向から日陰まで場所を選ばず、耐寒性・耐暑性ともに抜群。

夏から秋にかけて紫色の花穂を立ち上げ、その後、黒い実をつけます。和風・洋風どちらの庭にも馴染みやすく、植えっぱなしでほとんど手がかからないため、忙しい方にも心からおすすめできる優等生です。

ミオソティス ミオマルク

ミオソティス ミオマルクは耐寒性のある多年草で、最低温度は約-15℃まで耐えることができます。このため、日本のほとんどの地域で屋外で冬越しが可能です

日なたや半日陰を好み、風通しの良い場所で育てることが推奨されています。特に、蒸れに弱いため、ロックガーデンのように排水が良く、風通しの良い環境は適しています

④【日陰に強い植物】日当たりが悪い場所でも育つ種類

「家の北側で一日中日が当たらない」「隣の家の影になってしまう」など、日照条件に悩んでいるお庭は少なくありません。そんな日陰のスペースこそ、ロックガーデンの出番です。

日陰を好む植物と、明るい色の石を組み合わせることで、暗い印象の場所を魅力的な空間に変えることができます。

シダ類

様々な種類があるシダ類は、日陰の庭の救世主です。繊細で美しい葉の形は、和風・洋風どちらの庭にもしっくりと馴染みます。

特に、トキワシノブやリョウメンシダなどは常緑性で、冬でも緑を保ってくれるのが嬉しいポイント。湿り気のある環境を好むので、乾燥しすぎないように、石の陰になるような場所に植えてあげると元気に育ちます。

アジュガ

春になると、青紫色の美しい花穂を立ち上げる、非常に丈夫なグランドカバープランツです。日陰でもよく育ち、ランナーを伸ばしてどんどん広がっていきます。

銅葉や斑入りの品種を選べば、花のない時期もカラーリーフとして楽しめます。雑草を抑制する効果も高いので、管理を楽にしたい日陰のスペースには最適解の一つと言えるでしょう。

ヘレボルス

「クリスマスローズ」の名前で知られ、冬の寂しい庭を彩ってくれる貴重な存在です。うつむき加減に咲く、シックで美しい花が魅力。

夏の直射日光を嫌うため、落葉樹の下などの木陰が絶好の植え場所になります。一度根付けば、ほとんど手がかからず、年々株が大きくなって花の数も増えていくので、育てる楽しみも味わえます。

⑤【和風スタイル編】落ち着いた雰囲気を演出する植物

ロックガーデンは洋風のイメージが強いかもしれませんが、石と植物の選び方次第で、しっとりとした和の空間を作り出すことも可能です。

ここでは、派手さはないけれど、凛とした佇まいで庭に落ち着きと品格を与えてくれる、和風スタイルにぴったりの植物をご紹介します。

トクサ

まっすぐに伸びる緑の茎が、まるで竹のような風情を感じさせる植物です。そのシャープな縦のラインは、庭のデザインを引き締めるアクセントになります。

非常に丈夫で、日向から日陰まで場所を選びません。ただし、地下茎でどんどん増えて広がるため、植える場所を限定したい場合は、鉢植えのまま地面に埋めたり、根止めシートを使ったりする工夫が必要です。

ツワブキ

光沢のある丸い葉が特徴で、一年中美しい緑を保ってくれる常緑の多年草です。日陰に強く、和風庭園の下草として古くから愛されてきました。

秋になると、黄色い可憐な花を咲かせ、庭に彩りを添えてくれます。丈夫でほとんど手がかからず、病害虫の心配も少ないため、初心者の方でも安心して育てられます。

セキショウ

細くしなやかな葉が、清流のほとりを思わせる涼しげな雰囲気を演出します。湿り気のある場所を好み、日陰にも強いのが特徴。

斑入りの品種を選べば、暗くなりがちな場所に明るさをプラスすることもできます。派手さはありませんが、他の植物を引き立てる名脇役として、和風ロックガーデンには欠かせない存在です。

⑥【宿根草・多年草編】管理が楽で毎年楽しめる植物

「毎年花を植え替えるのは大変…」と感じている方には、一度植えれば何年も楽しめる宿根草や多年草がおすすめです。

季節の移ろいとともに様々な表情を見せてくれるこれらの植物は、庭づくりの喜びを長く感じさせてくれます。ここでは、特に丈夫で管理が楽な種類を厳選しました。

エキナセア

夏から秋にかけて、個性的な形の花を次々と咲かせる宿根草です。乾燥に強く、夏の暑さにも負けないため、日当たりの良いロックガーデンにぴったり。

花の色や形のバリエーションが豊富で、切り花としても楽しめます。花が終わった後も、中心部分が球状に残って冬の庭のアクセントになります。植えっぱなしで年々株が充実していく、頼もしい存在です。

アジュガ

「日陰に強い植物」でもご紹介しましたが、その丈夫さと管理の楽さから、こちらでも再度おすすめします。

春の花の美しさはもちろん、地面を覆って雑草を防いでくれる効果は、ローメンテナンスを目指す庭において非常に価値が高いです。

共働きでなかなか庭の手入れができない、というご家庭のグランドカバーとして、私の現場でも頻繁に採用しています。

アルメリア

ポンポンのような丸い花が、地面からぴょんぴょんと顔を出す姿が非常に可愛らしい多年草です。

乾燥に強く、水はけの良い土壌を好むため、ロックガーデンとの相性は抜群。コンパクトにまとまるので、石と石の間のちょっとした隙間に植えるのに最適です。春に一斉に咲き誇る姿は、庭を明るく楽しい雰囲気にしてくれます。

⑦【鉢植え・寄せ植え編】小さなスペースで楽しむ植物

「庭はないけれど、ベランダや玄関先でロックガーデン風の寄せ植えを楽しみたい」という方も多いのではないでしょうか。

鉢植えなら、土壌を気にせず気軽に始められますし、季節や気分に合わせて移動できるのも魅力です。ここでは、鉢植えでも育てやすいコンパクトな植物をご紹介します。

エケベリア

バラの花のように葉が重なる、美しい多肉植物です。色のバリエーションが非常に豊富で、コレクション性が高いのも人気の理由。

乾燥を好み、水やりは月に1〜2回程度で十分なので、管理がとても楽です。単体で植えても美しいですし、セダムなど他の多肉植物と寄せ植えにすると、より華やかな印象になります。

スイートアリッサム

春と秋に、白い小花をカーペットのようにびっしりと咲かせます。ほのかに甘い香りがするのも魅力の一つ。寄せ植えでは、他の植物の株元を覆うように植えると、全体のバランスが良くなります。

一年草として扱われることが多いですが、暖地では夏越し・冬越しして翌年も咲いてくれることがあります。

ローズマリー

料理にも使えるハーブとしておなじみですが、実はロックガーデンにも最適な植物です。乾燥に非常に強く、丈夫で育てやすいのが特徴。

上に伸びる「立性」と、地面を這うように広がる「匍匐(ほふく)性」の品種があるので、鉢の形やデザインに合わせて選べます。特に匍匐性のものは、鉢の縁から垂れ下がるように育ち、立体的な演出ができます。

失敗しない!ロックガーデン植物の選び方 3つのポイント

たくさんの素敵な植物をご紹介しましたが、「じゃあ、結局うちの庭にはどれがいいの?」と迷ってしまいますよね。ご安心ください。

植物選びで失敗しないためには、たった3つのポイントを押さえるだけで大丈夫です。このポイントに沿って考えれば、あなたの庭にぴったりの植物が自ずと見えてきます。プロである私も、お客様に提案する際は必ずこの3点から確認しています。

ポイント1:植える場所の環境で選ぶ(耐寒性・日当たり・水はけ)

植物選びで最も大切なのは、見た目の好みよりも、まず「植える場所の環境」に合うかどうかです。これを無視してしまうと、「せっかく植えたのに枯れてしまった…」という一番悲しい失敗に繋がります。

特に確認すべきは「耐寒性」「日当たり」「水はけ」の3つです。

例えば、冬に氷点下になることが多い寒冷地で、寒さに弱いアガベを地植えにすれば、冬を越せずに枯れてしまう可能性が高いです。また、一日中日が当たる場所に日陰を好むシダを植えても、葉が焼けて元気に育ちません。

まずは、ロックガーデンを作りたい場所が、「冬はどれくらい寒くなるか」「一日のうち何時間くらい日が当たるか」「雨が降った後、水たまりができないか」をじっくり観察してみてください。

この環境条件に合う植物の中から、好みのものを選ぶのが成功への一番の近道です。

ポイント2:理想の庭のスタイルで選ぶ(洋風・和風・ドライガーデン)

植える場所の環境が分かったら、次はいよいよデザインの方向性を決めましょう。あなたが作りたいのは、どんな雰囲気の庭でしょうか?

例えば、モダンでスタイリッシュな住宅には、ユッカやアガベを使った「ドライガーデン」がよく似合います。ゴツゴツした溶岩石と組み合わせると、よりワイルドでかっこいい印象になります。

一方で、落ち着いた和の雰囲気がお好みなら、黒っぽい石をベースに、トクサやツワブキ、シダなどを配置した「和風スタイル」がおすすめです。派手さはありませんが、凛とした品のある空間を演出できます。

このように、先に「理想の庭のスタイル」を明確にすることで、選ぶべき植物や石の種類が自然と絞られてきます。Instagramや雑誌などで「いいな」と思う写真を集めて、イメージを固めていくのも良い方法ですよ。

ポイント3:管理のしやすさで選ぶ(成長後の姿・手間)

最後のポイントは、5年後、10年後を見据えた「管理のしやすさ」です。植物は生きていますから、当然成長します。

植えた時は小さくて可愛らしくても、数年後には予想以上に大きくなって、「隣の家に越境してしまった」「通路を塞いでしまった」というトラブルは、実はよくある話です。

植物を選ぶ際には、必ず「最終的にどれくらいの大きさになるか(成長樹高・幅)」を確認しましょう。また、剪定や花がら摘みといった手入れがどのくらいの頻度で必要かも重要です。

共働きで忙しい方や、体力的に庭仕事が負担になってきた方は、できるだけ手間のかからない宿根草や、成長が緩やかな植物を選ぶのが賢明です。

「植えた時が完成」ではなく、将来の姿を想像しながら選ぶこと。これが、長く付き合えるお気に入りの庭を作るための、プロとして最もお伝えしたいコツです。

ロックガーデンに合う石の種類と選び方のコツ【おしゃれ度アップ】

ロックガーデンのもう一つの主役は、なんといっても「石」です。植物選びと同じくらい、どんな石を選ぶかで庭の印象はガラリと変わります。

石の色や形、大きさの組み合わせは無限大で、ここが腕の見せ所でもあります。このセクションでは、庭の雰囲気を決める石の色から、代表的な石の種類、そして量の目安まで、プロの視点で分かりやすく解説します。

見た目の印象を決める石の色(ホワイト・ブラック・レッド系など)

石を選ぶ時、まず考えたいのが「色」です。色は庭全体のトーンを決定づける重要な要素。

例えば、ホワイト系の石(白砕石や大理石など)は、空間を明るく、清潔感のあるモダンな印象に見せてくれます。植物の緑とのコントラストも美しく、リゾート風や洋風のデザインによく合います。

一方で、ブラック系の石(那智黒石や黒い溶岩石など)は、庭全体をグッと引き締め、高級感や重厚感を演出します。和風モダンや、シックで落ち着いた雰囲気を作りたい場合に最適です。

また、レッド系やイエロー系の石(赤茶色の溶岩石や錆砂利など)は、温かみがあり、ナチュラルで個性的な雰囲気になります。特にドライガーデンとの相性が良く、異国情緒あふれる景観を作り出してくれます。まずは理想の庭のイメージに合う色から絞り込んでいくと、石選びがスムーズに進みますよ。

代表的な石の種類と特徴(溶岩石・ゴロタ石・チャート石など)

色が決まったら、次は具体的な石の種類を見ていきましょう。ホームセンターなどで手に入りやすく、ロックガーデンでよく使われる代表的な石には、それぞれ特徴があります。

「溶岩石」は、表面がゴツゴツと多孔質で、非常にワイルドな印象です。水はけと水もちのバランスが良く、植物とも馴染みやすいのが特徴。ドライガーデンには欠かせない存在です。

「ゴロタ石」は、角が取れて丸みを帯びた自然な形の石で、和風・洋風どちらにも合わせやすい万能選手。川辺のようなナチュラルな雰囲気を出したい時にぴったりです。

そして、私がよく使うのが「チャート石」や「割栗石」です。これらは角がゴツゴツしていて、シャープでモダンな印象を与えます。石の配置にメリハリをつけやすく、立体感を出しやすいので、デザイン性の高いロックガーデンを作りたい方におすすめです。

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石の種類見た目の特徴おすすめのスタイル
溶岩石ゴツゴツと多孔質、ワイルドな印象ドライガーデン、モダン
ゴロタ石角が取れて丸みがあり、自然な雰囲気和風、洋風ナチュラル
チャート石/割栗石角が鋭く、シャープでモダンな印象モダン、スタイリッシュ
白砕石/大理石明るく清潔感がある洋風、リゾート風
那智黒石黒く光沢があり、高級感を演出和風モダン、シック

石の大きさ・量の目安と購入場所

「石はどれくらいの大きさを、どのくらい用意すればいいの?」これもよくいただく質問です。コツは、大小さまざまなサイズの石をミックスして使うこと。

握りこぶし大の小さな石ばかりだと平坦な印象になり、大きな石ばかりだと圧迫感が出てしまいます。メインとなる大きな石をいくつか配置し、その周りを中くらい〜小さい石で埋めていくと、自然で奥行きのある景観になります。

量の目安としては、1平方メートルあたり50kg〜100kg程度を基準に考えると良いでしょう。石の厚みや大きさにもよりますが、まずはこの量を用意し、足りなければ買い足すのが無駄なく進めるコツです。

購入場所は、少量であればホームセンターが手軽です。しかし、ある程度の量が必要な場合は、建材店や造園資材店の方が種類も豊富で、価格も割安なことが多いです。

トラックで配達してくれる場合もあるので、一度問い合わせてみることをおすすめします。

初心者でも簡単!おしゃれなロックガーデンの作り方【5ステップ】

植物と石が決まったら、いよいよ実践です。「なんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、正しい手順さえ踏めば、DIYでも十分におしゃれなロックガーデンを作ることができます。

ここでは、私が現場で行っている作業の流れを基に、初心者の方でも失敗しないための5つのステップを具体的に解説します。この通りに進めれば、きっと理想の庭が形になりますよ。

STEP1:場所を決めてデザインを考える

まず最初に、どこにロックガーデンを作るか場所を決めます。日当たりや水はけといった環境はもちろん、リビングからの眺めや、玄関へのアプローチなど、家の中からの動線や視線も意識するのがポイントです。

場所が決まったら、地面にホースやロープなどを置いて、大まかな形や広さを決めていきましょう。

そして、どんな雰囲気にするか、具体的なデザインを考えます。シンボルツリーになる大きな植物をどこに植えるか、メインとなる大きな石をどこに置くか、といった「主役」の位置から決めていくと、全体のバランスが取りやすくなります。

簡単なスケッチを描いてみると、イメージがより明確になるのでおすすめです。この計画段階が、仕上がりの良し悪しを決めると言っても過言ではありません。

STEP2:土壌を改良し水はけを良くする

ロックガーデンで最も重要なのが「水はけ」です。多くのロックガーデン向きの植物は、根が常に湿った状態を嫌います。

そのため、元の土が粘土質で水はけが悪い場合は、必ず土壌改良を行いましょう。この作業を怠ると、根腐れを起こして植物が枯れる最大の原因になります。

具体的な方法としては、まず30cm〜50cmほどの深さまで土を掘り起こします。そして、掘り出した土に、軽石やパーライト、川砂などを3〜4割ほど混ぜ込みます。こうすることで、土の中に隙間ができて水と空気が通りやすくなります。

もし水はけが極端に悪い土地なら、掘った底に砂利を敷いて排水層を作るのも効果的です。少し手間はかかりますが、この一手間が後々の植物の生育を大きく左右する、非常に重要な工程です。

STEP3:石を配置する【レイアウトのコツ】

土壌の準備ができたら、いよいよ石を配置していきます。ここでのコツは、「まず一番大きな石から置く」ことです。庭全体の骨格となるメインの石を最初に「ドン」と据えることで、全体のバランスが取りやすくなります。

大きな石は、少し土に埋め込むように置くと、昔からそこにあったかのような自然な安定感が生まれます。

次に、中くらいの大きさの石を、メインの石を取り囲むように配置していきます。石の向きや角度を少しずつ変えながら、自然な岩場のように見える流れを作っていくのがポイントです。石同士が単調に並ばないよう、リズミカルに配置しましょう。

最後に、小さな石で隙間を埋めたり、アクセントをつけたりします。全体を少し離れて眺めながら、バランスを調整してください。この石の配置が、ロックガーデンの出来栄えを左右する最も楽しい作業の一つです。

STEP4:植物をバランス良く植栽する【レイアウトのコツ】

石の配置が決まったら、次は植物を植えていきます。いきなり植え付けずに、まずはポットのまま仮置きしてみるのが失敗しないコツです。

背の高い植物を奥に、低い植物を手前に配置するのが基本ですが、あえて高低差をミックスさせると、より自然で立体的な景観になります。

植物同士の色合いや葉の形のバランスも考えましょう。シルバーリーフの隣に銅葉のものを置いたり、シャープな形の葉の隣に丸い葉のものを置いたりすると、お互いが引き立ちます。

配置が決まったら、ポットから出して植え付けます。根鉢を少し崩してから植えると、新しい土に根が張りやすくなります。植え付けた後は、たっぷりと水を与えて、土と根をしっかりと密着させてあげましょう。

STEP5:仕上げに化粧砂利やバークチップを敷く(任意)

植物の植栽が終わったら、最後の仕上げです。土が露出している部分に、化粧砂利やバークチップ、クルミの殻などを敷き詰めます。これは「マルチング」と呼ばれる作業で、見た目をおしゃれにするだけでなく、たくさんのメリットがあります。

まず、雑草が生えるのを物理的に防いでくれます。また、土の乾燥を防いだり、雨による土の跳ね返りを抑えて病気を予防したりする効果も期待できます。さらに、夏は地温の上昇を抑え、冬は霜から植物の根を守ってくれる役割も果たします。

化粧砂利の色を、配置した石の色と合わせると統一感が出ますし、あえて違う色にしてコントラストを楽しむのも良いでしょう。この一手間で、庭の完成度が格段にアップしますよ。

ロックガーデンをきれいに保つ年間管理ガイド

ロックガーデンは管理が楽なのが魅力ですが、全く手入れが不要というわけではありません。美しい状態を長く保つためには、いくつかの基本的な管理ポイントがあります。

ここでは、水やりや雑草対策、季節ごとの注意点など、年間を通して行うべき管理のコツを、プロの視点から具体的にお伝えします。難しいことはありませんので、ぜひ参考にしてください。

水やりと肥料の基本(やりすぎに注意)

ロックガーデンにおける水やりで最も大切なのは、「やりすぎないこと」です。使用する植物の多くは乾燥を好むため、一般的な花壇のように毎日水やりをする必要は全くありません。むしろ、水のやりすぎは根腐れの原因となり、枯らしてしまう一番の要因です。

基本的には、地植えの場合は雨水だけで十分です。ただし、植え付け直後の根が張るまでの期間や、真夏に雨が全く降らない日が続く場合は、土の表面がカラカラに乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。

肥料についても同様で、ほとんど必要ありません。特にアガベやユッカなどの乾燥地帯の植物は、肥料を与えすぎると形が崩れてしまうことがあります。もし与える場合は、春先の成長期に、緩効性の化成肥料を少量、株元にまく程度で十分です。

雑草対策とメンテナンス(剪定・花がら摘み)

ロックガーデンは雑草が生えにくいのがメリットですが、ゼロではありません。石の隙間や植物の株元から生えてきた小さな雑草は、見つけ次第、手でこまめに抜くのが一番です。小さいうちに抜けば根も浅く、簡単に処理できます。これを怠ると、後で大変な作業になってしまいます。

植物が成長して形が乱れてきたら、剪定を行いましょう。枯れた葉や、伸びすぎた枝を切り戻すことで、風通しが良くなり病害虫の予防にも繋がります。

また、花が咲く植物の場合は、咲き終わった花(花がら)をこまめに摘み取ることをおすすめします。見た目がきれいになるだけでなく、株の体力が消耗するのを防ぎ、次の花が咲きやすくなる効果があります。こうした日々の小さなメンテナンスが、美しい庭を維持する秘訣です。

季節ごとの注意点(夏の暑さ対策・冬越し)

季節の変わり目には、それぞれ少し注意が必要です。特に日本の夏は高温多湿なので、植物にとっては過酷な環境です。

多くのロックガーデン植物は暑さには強いですが、株元の蒸れには注意が必要です。風通しを良くするために、混み合った葉を少し整理してあげると良いでしょう。

一方、冬越しで最も重要なのは「霜対策」です。特に寒さに少し弱いアガベやアロエなどは、強い霜に当たると葉が傷んでしまうことがあります。寒冷地では、不織布をかけたり、株元をバークチップなどで厚めにマルチングしたりして、根を守ってあげましょう。

また、雪が多い地域では、雪の重みで枝が折れてしまうことがあります。ユッカなど背の高い植物は、あらかじめ枝を紐で軽く束ねておくと、雪害を防ぐことができます。季節に合わせた少しの気配りが、植物を元気に保ちます。

ロックガーデンの植物に関するよくある質問(Q&A)

ここでは、お客様から実際によくいただく質問や、皆さんが疑問に思いがちな点について、Q&A形式でお答えしていきます。

ロックガーデンづくりを始める前の不安や疑問を、ここでスッキリ解消してください。プロの現場での経験に基づいた、具体的なアドバイスをお伝えします。

ロックガーデンに向いていない植物はありますか?

はい、あります。最も代表的なのは、常に湿った土壌を好む植物です。例えば、アジサイやハナショウブ、カラーといった植物は、水はけの良いロックガーデンの環境では乾燥しすぎてしまい、元気に育ちません。基本的には、山野草や高山植物、多肉植物、乾燥地帯の植物が中心になると考えてください。

また、成長が早すぎたり、地下茎でどんどん増えすぎたりする植物も注意が必要です。ミントやドクダミなどは、一度植えるとその繁殖力から手に負えなくなり、他の植物の生育場所まで奪ってしまいます。

「この植物は使えるかな?」と迷ったら、その植物の原産地がどんな環境かを調べてみるのがおすすめです。乾燥した岩場や、水はけの良い高山に自生している植物であれば、ロックガーデンに向いている可能性が高いと言えます。

虫は発生しやすいですか?対策は?

ロックガーデンは、一般的な花壇に比べて虫が発生しにくい環境と言えます。その理由は、乾燥した環境を好む植物が多く、風通しも良いため、病害虫の原因となる「蒸れ」が起きにくいからです。土が露出している面積も少ないため、土の中に潜む害虫も発生しづらいです。

ただし、全く虫がつかないわけではありません。アガベやユッカにはカイガラムシ、多肉植物にはアブラムシがつくことがあります。対策として最も重要なのは、「早期発見・早期駆除」です。

普段から植物をよく観察し、虫を見つけたら歯ブラシなどでこすり落としたり、数が少ないうちはテープで取り除いたりするのが効果的です。数が増えてしまった場合は、市販の殺虫剤を使用します。風通しを良くしておくことが最大の予防策になるので、葉が混み合ってきたら適度に剪定してあげましょう。

初期費用はどのくらいかかりますか?

初期費用は、庭の広さや、選ぶ石・植物の種類によって大きく変動するため、一概に「いくら」と言うのは難しいのが正直なところです。しかし、大まかな目安として、DIYで1平方メートルあたり1万円〜3万円程度から考えられると良いでしょう。

費用の内訳は、主に「石代」「植物代」「土壌改良材・砂利代」です。特に費用を左右するのが石と植物。例えば、石は国産のゴロタ石などであれば比較的安価ですが、輸入物の珍しい石や、大きな景石を使うと高額になります。

植物も同様で、ホームセンターで手に入るセダムなどは数百円からありますが、ユッカ・ロストラータのような希少なシンボルツリーは数万円以上することも珍しくありません。まずは予算の上限を決め、その範囲内で石や植物を選んでいくのが、賢い進め方です。

ロックガーデンの注意点は?

はい、ロックガーデンを作る上で、特に注意していただきたい点が3つあります。

  • 石をしっかり安定させること。 大きな石は少し埋めるなどして、ぐらつかないように固定しましょう。
  • 植物の将来の大きさを考えること。 狭い場所に大きくなる植物を植えないようにしましょう。
  • トゲのある植物は安全な場所に植えること。 通路脇など、人が触れる場所は避けてください。
ロックガーデンの土作りはどうすればいいですか?

基本は、市販の培養土に「軽石」や「川砂」を3〜4割ほど混ぜて、水がスッと抜ける土を作ることです。水はけと水もちのバランスが良い「赤玉土(小粒)」をベースにするのも良い方法ですね。

ロックガーデンに防草シートは必要ですか?

 必須ではありませんが、雑草対策を徹底したいなら有効な選択肢です。

ロックガーデンは石や砂利で地面を覆うため、元々雑草は生えにくいです。しかし、より管理を楽にしたい場合、下に防草シートを敷くことで、しつこい雑草の発生をさらに強力に抑制できます。

ただし、植物を植える部分はシートを切り抜く必要があり、その切り口から雑草が生えることもあります。そのため、通路など「何も植えない場所」に限定して使うか、植物の生育への影響も考慮した上で、慎重に検討するのがおすすめです。

ロックガーデンの石の配置は?

自然の岩場をイメージするのがコツです。

まず一番大きな石から配置し、それを中心に大小の石をリズミカルに並べます。石の向きを少しずつ変え、石同士が密着する場所と、空間が空く場所を作ると、自然で奥行きのある景観になります。

ロックガーデンの植物はどこで買う?専門家への相談も選択肢に

理想のロックガーデンを作るための植物や資材は、どこで手に入れるのが良いのでしょうか。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の目的や状況に合わせて使い分けるのが賢い方法です。

ここでは、主な購入場所の特徴と、私たちのような専門家へ相談するメリットについてお話しします。

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購入場所メリットデメリット/注意点こんな人におすすめ
園芸店・ホームセンター手軽に購入できる、実物を見て選べる専門的な品種は少ないDIYで気軽に始めたい初心者
ネットショップ・フリマ珍しい品種が見つかる、品揃えが豊富送料がかかる、実物が見られないこだわりの一株を探したい中〜上級者
造園業者庭全体をトータルで提案、専門知識費用が比較的高めになる場合がある失敗したくない、デザインも任せたい人

品揃えが豊富な園芸専門店・ホームセンター

最も身近で手軽なのが、園芸専門店やホームセンターでしょう。セダムや宿根草、ハーブ類など、ロックガーデンで使いやすい基本的な植物が一通り揃っています。実際に自分の目で見て、状態の良いものを選べるのが最大のメリットです。

また、土壌改良に使う軽石や砂、化粧砂利なども同時に購入できるので、DIYで小規模に始めたい方にとっては非常に便利です。

ただし、アガベやユッカといった専門性の高い植物や、大型のシンボルツリーの品揃えは限られていることが多いです。まずはホームセンターで全体像を掴み、こだわりの一株を探す旅に出る、というのも楽しいかもしれませんね。

珍しい品種が見つかるネットショップ・フリマアプリ

「こだわりのアガベが欲しい」「近所の店では見つからない珍しい植物を探したい」という方には、インターネットの活用がおすすめです。専門的な多肉植物やドライガーデン向けの植物を扱うネットショップでは、驚くほど多様な品種が見つかります。

また、最近ではフリマアプリなどで、個人の方が育てた株が出品されていることもあります。思わぬ掘り出し物に出会える可能性がありますが、写真だけで判断するため、植物の状態をしっかり確認することが重要です。

デメリットとしては、送料がかかることや、配送中に植物が傷んでしまうリスクがあることです。信頼できる出品者やショップかしっかりと見極めてから購入するようにしましょう。

プロの視点で選びたいなら造園業者への相談がおすすめ【無料相談】

「失敗したくない」「自分に合った植物やデザインを提案してほしい」そうお考えなら、私たちのような造園業者に相談するのも一つの有効な選択肢です。

植物選びだけでなく、土壌や日当たり、石とのバランスなど、庭全体のデザインをトータルでご提案できるのが専門家の強みです。

お客様のご自宅の環境を直接拝見し、5年後、10年後を見据えた植物の成長や管理の手間まで考慮した上で、最適なプランをご提案します。

特に、大きな石の配置や、広範囲の土壌改良といった作業は、専門的な知識と機材が必要になるため、プロに任せた方が安全で確実です。

私たち西原造園は、奈良県でロックガーデンづくりの実績が豊富です。奈良県にお住まいの方限定ではありますが、お客様の理想のイメージやご予算に合わせて、最適なプランをご提案します。

植物選び一つからでも、お気軽にご相談ください。「こんな庭にしたい」という想いを、一緒に形にしていきましょう。

西原造園の無料相談はこちら(奈良県の方限定)

まとめ

この記事では、ロックガーデンにおすすめの植物から、失敗しない選び方、おしゃれな作り方まで、プロの視点から幅広く解説してきました。

ロックガーデンは、見た目がおしゃれなだけでなく、管理が楽で、雑草対策にもなるという、現代のライフスタイルに非常に合った庭の形です。

大切なのは、ご自宅の環境をよく知り、理想のスタイルをイメージし、そして将来の管理まで考えて植物や石を選ぶことです。この記事が、あなたの理想の庭づくりの第一歩となれば、これほど嬉しいことはありません。

DIYで挑戦するのも素晴らしいですし、もし迷ったり、専門的な作業が必要になったりした時は、いつでも私たちプロにご相談ください。あなただけの、愛着のわく素敵なロックガーデンが完成することを心から願っています。

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