玄関前の植木を撤去して、駐輪場を作る工事

こんにちは。奈良県のにしはら造園の西原輝です。

放っておくとどんどん成長する庭の植木。特に玄関前の植木が成長すると見通しが悪くなったり、車の出入りがしにくくなりますよね。また、植木の管理もとても大変になってきます。

そんな時、庭木を撤去してもっと駐車しやすくしたいと考える人も少なくないのではないでしょうか?

そこでここでは、私達奈良県のにしはら造園が実際に行った事例を元に、玄関前の植木を撤去して、駐輪場を作る方法についてお伝えします。

では早速、今回ご紹介するのは、北葛城郡上牧町のK様です。

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K様は、「手すりを取付けて、玄関までの通路をきれいにしたい」、「植木の管理と雑草の手入れが年齢と共に大変になってきた」ので何とかしたい、「アプローチが古くなり、劣化した部分でつまづきそうになるので外構をリフォームしたい」、また「バイクを置くための駐輪場が欲しい」とお考えでした。

そのお庭がどのように変身したかというと。。。

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K様が抱えておられたお悩み

高く伸びた植木の枝を、脚立を使って毎年何度も切らなくてはいけないので何とかしたい。

庭や玄関周りの草引きをしなければいけないのが、年齢と共に辛くなってきた。

玄関前にまで植木が出っ張ってきている。雨の日に傘を差すとその植木の雨粒が跳ね返り濡れてしまう。

毎日使うバイクなのに、バイク置き場が奥まっていて停めにくく、出し入れに手間がかかる。

外構のアプローチが古くなり劣化している。
雨の日は特に滑りやすくなっているので、転んでけがをしないか不安。

足を悪くされている奥様のために、手すりを付けて、スムーズに移動できるようにしたい。

カーポートの屋根が錆びていて、壁を茶色く汚してしまっている。
お隣との境界の壁に錆が付いて汚れてしまうのを防ぎたい。

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この外構の問題と原因

植木が大きく育ち、脚立を使って手入れするのも危険と隣り合わせの状態。

雑草対策が施されていない部分があり、草引きをしてもすぐに雑草が生えてきてしまう地面の状態。

バイク置き場が、門扉からバイクを押し入れて、植木を避け、回り込んだ位置にあるので帰宅してからもスムーズに駐車できない。

玄関前の通路が劣化し、タイル張りの部分が欠けて段差ができている箇所があり、つまづきそうな状態になっている。

 手すり等、支えになる物がなく、安心して歩く事ができないので、常に慎重に歩かなくてはいけない。

カーポートを支える土台が鉄でできており、経年劣化によって錆びてきている。

この外構に対する処方箋

K様に何が起こったのか?

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日本園芸協会認定 ガーデンコーディネーター 
西原輝

K様の一番のお悩みは、高く伸びてしまった植木と、こまめに手入れをしていてもすぐに生えてくる雑草でした。

今まではK様ご自身で毎年何度も枝を切ったり、草を引いたりと手入れをされていたそうです。しかし、それも年齢と共にしんどくなってきたので、何とかしたいということでした。

また、外構に関しても築年数が経ち、古くなってきたので直したいというご要望もおもちでした。
タイル張りの通路には手すりも無く、所々割れてしまっていて、その部分が段差になっていました。

このままでは、雨の日などにつまづいて転んでしまうのではないかと心配、という事もあり、今回にしはら造園にご依頼いただきました。

工事前の状態

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高く伸びてしまった植木。
年に何度も、剪定をしなければなりませんでした。

下見に行くと・・・・【K様のお悩みの原因】

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横に出っ張った植木が通行の妨げになっていました。

外構を見せて頂くと、玄関前に植えられていた植木は年数が経ち、手を伸ばしても届く高さではない程、高く伸びた状態になっていました。

 K様は「若い頃は、脚立に乗って手入れできてたけど、この歳になると…しんどいわぁ~」と、剪定を年に何度もしなければなならない事が負担になっていらっしゃる状況でした。

また、雨の日には、アプローチにまで出っ張った植木の雨粒が、傘を差した時に跳ね返り、服が汚れてしまうなど、日常生活でも不便に感じられていたそうです。

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タイル張りが経年劣化で所々欠けて段差ができている部分

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タイルが欠け、歩いていてつまづきそうな状態

 K様の外構のアプローチは、タイル張りだったのですが、経年劣化で所々欠けて段差ができている部分があり、歩いていてつまづきそうになる状態でした。

雨の日など、さらに足元が悪くなると、手すりも無いのでわずかな段差でも滑って転んでしまう事も考えられました。

そのため、奥様が出かけられるときは必ず、K様が奥様の手を引いて通路を通り、家の前まで行かないと危険な状況でした。

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バイクは、出っ張っている植木を避け、回り込んだ位置に停めなければなりませんでした。

 さらにお話を伺うと、普段、娘さんが使われているバイクの置き場所にも困っておられるとのことでした。
上の写真の通り、これでは、仕事で疲れて帰ってきてすぐに休みたいのに、一旦バイクから降りて門扉を開け、重いバイクを押して、持ち上げて、門扉を閉じて…と家に入るまでに、とても手間がかかってしまいます。

また、奥様は普段、玄関に近い和室で過ごされる事が多いのですが、インターフォンは別の部屋にあるとの事でした。そのため、来客があった際、応答するにもその部屋まで行かねばならず、間に合わない事もあり困っているので、インターフォンを和室にも付けたい、とのことでした。

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どのような解決策をみつけたのか?

植木を撤去して目隠しを作る

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玄関までがスッキリとし、通行がスムーズになりました。そこで、まず一番のお悩みでもある植木は、撤去する事にしました。

これで、毎年頭を悩ませていた植木の剪定や、こまめな手入れをせずに済みます。しかし、植木を全て撤去してしまうと、お家の中が道路から丸見えの状態になってしまいます。

そこで、ブロックを建てて、その上にフェンスを建てました。こうする事で、外からの視線は気にならず、部屋の中にも光が差し込むので、日中は明るく開放的なお部屋で過ごすことができます。

また、植木を撤去したことで空間ができ、新たにお庭をつくることができました。お孫さんがこのお庭で遊ぶ姿を、お部屋の中から見る事もできます。

玄関前をスロープにして出入りがしやすい様に

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コンクリートのスロープにしたことで、年数が経っても引っ掛かりの少ない、安全なアプローチになりました。

そして玄関前は、奥様が歩きやすく安全なものにするために、タイル貼りだったアプローチを撤去し、スロープにして手すりを取付ける事をご提案しました。

ここでポイントとなるのは、スロープの素材です。 以前使われていたようなタイル貼り、または、石貼りやレンガのような

オシャレに魅せる為に材料を選ぶと、石やレンガの隙間を開けて並べる事になります。(目地をいれないといけなくなる)その隙間(目地)を埋めるのにモルタル等を使うのですが、年数が経つとどうしても劣化してしまいます。

劣化すると、割れて目地が取れてしまい、その目地の上に苔やカビが生えてきたり、雑草等が生えてきたり、泥が溜まったりして、掃除が大変になります。

そこで、経年劣化の少ないコンクリートを選びました。しかし、ただコンクリートを打つだけでは表面がツルツルになってしまい、雨などで濡れた状態だと滑る恐れがあります。

それを防ぐために、コンクリートの表面を「刷毛引き」という技法を使い、ザラザラとした質感に仕上げました。

「刷毛引き」は、コンクリートが乾ききる前に刷毛で表面を擦ることで、表面に軽く凸凹をつけることです。これをすることにより、凹凸が滑り止めの役割をして、滑りにくいスロープになります。

そして、奥様が足元を気にせず安全に歩けるように、手すりを取り付けました。実際に使われる奥様の身長を考慮し、手を置く位置に手すりの高さをピッタリと合わせる事で、旦那様の支えがなくてもお一人で玄関まで歩いて行く事が可能になりました。

駐輪場を作ってバイクの出し入れが楽に

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次に、バイク置場と駐車場のカーポートの解決策です。

バイク置き場は、植木と壁を撤去し、道路からすぐに入れる場所に作りました。屋根付きなので、雨の日でも身支度などができる上、以前に比べると楽に駐車ができるようにしました。

これで、お仕事からお帰りになられてもすぐにバイクが停められます。

また、今まで付いていた駐車場の扉(アコーディオン門扉)を撤去し、オープンガレージにしたことで、車の出し入れもしやすくなりました。

更に、新しいカーポートを取り付ける事により、錆がお隣の境界の壁に付く心配もありません。

また、バイク置き場の上にも屋根を付けたので、雨の日でも帰宅後カッパを脱いだり、家に入るまでの身支度ができます。

和室には新たにインターフォンを取付け、来客があった際でもすぐに応答できるようにしました。

これまでは、足を悪くされている奥様だけがご在宅の時はリビングまで行かないとインターフォンに出られなかったので、呼び鈴が鳴ってもすぐに出ることが困難でした。

リビングに着いてインターフォンに出た時には来客の方は「お留守か…」となってお帰りになられたりということがあったそうです。

そこで、ワイヤレスで移動もできるインターホンを新しく設置し、持ち歩いていればどこにいても手元で応答できるようにしました。

誰が来たかも画像で確認でき、すぐに対応できるようになった為、お荷物などもすぐに受け取れる状態になりました。

【職人の技】この工事のポイント

解決ポイント1  植木撤去・防草

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根っこを植木と塊のまま抜きました。塊のまま抜くことで余分な根を地中に残さない為、新しい芽が出てきてしまうのを防ぎます。

植木 が大きくなっている分、根っこも地中に沢山伸びていました。そこで、植木と根っこを塊のまま抜いてしまいます。塊のまま抜いてしまうことで、地中に余分な根っこが残るのを防ぐことが出来ます。

地中に根が残っていると、そこから新しく新芽が芽吹いてきてしまい、それをお出かけやお仕事で帰ってきたときに見つけるたびに毎回ハサミでチョキンと切らなければならない・・・という可能性を取り除いてしまいます。

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防草シートの端を立ち上げて敷きました。立ち上げることで少しの隙間も無くし、隙間から雑草が生えてくるのを防ぎました。

次に防草工事ですが、表面に生えている草を土ごと一緒にすきとってしまいます。そうすることで、雑草を根まで取ってしまえるので雑草が生えにくくなります。

そして、防草シートをただ敷くだけではシートと家や会所などの構造物との間に隙間が出来てしまいます。

その隙間から雑草が生えてきてしまい、せっかく防草工事をしたのにずっと草引きをしなければならなくなってしまいます。

そこで、シートの端になる部分を角から立ち上げて敷きます。立ち上げることにより、少しの隙間も無くし雑草を生えにくくしました。

解決ポイント2  滑りにくいスロープを作る

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刷毛引き

通路は安全で歩きやすくする為に、玄関を出てから道路に出るまでの間の段差を全て無くしました。奥様の足の負担や不安を無くすために、完全にバリアフリーです。

コンクリートに刷毛を引くことで表面がザラザラになり滑りにくくなります。

機能面重視のアプローチですが、「とにかく凝ったデザインよりも奥様の足の事を最優先して考えて欲しい」とご主人様からご相談いただき、長年使用しても比較的段差ができにくいコンクリート刷毛引き仕上げで施工しました。

解決ポイント3 駐車場・駐輪場(屋根の取り付け)

駐車場と駐輪場の屋根の高さの差をギリギリまで詰めて取り付けをし、駐輪場は入りやすいように奥に柱を配置しました。

また、お車の後部座席に「昇降シート」を取付けておられるのですが、以前は雨の日に使用するとシートがびしょびしょになってしまうので使用することができませんでした。

今回のリフォーム時に雨の日でも昇降シートが使用できるように屋根の位置・高さを設計し配置しました。

普段の使い方はカーポートとサイクルポートですが、取付け方や位置の調整をすることで、それ以外の使い方も可能になります。

駐輪場の屋根の排水が奥から流れる形になるのでそのままにしておくとせっかくきれいになったコンクリートスペースに
汚れが付着しやすくなります。

その為、今回は駐車場と駐輪場の間に排水用の溝をコンクリートを打つときに設置しました。そうすることで雨水は全て溝から流れていってくれるので、あちこちに雨水が広がっていかなくなります。靴も汚れにくくなりますね。

【実際に頂いたお客様の声】

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