新築に植栽をして、庭の景観を良くする方法

こんにちは、奈良県のにしはら造園の西原輝です。

新築を購入すと庭はまだ手つかずの状態だと思います。そこで、何か植栽でもしようかなと考えらることでしょう。

とはいえ、庭全体が水はけの悪い状態になっていて、植栽できるか不安と言う方もおられることかと思います。

そこで、ここでは私達、奈良県のにしはら造園が実際に行った施工事例を元に、新築に植栽をして庭の景観を良くする方法をお伝えします。

まず、N様は、新築でお家を建てられた後、お庭に植木を植えてより快適なお庭にしたいとお考えでした。

そのお庭がどのように変身したかというと。。。

 

N様が抱えておられたお悩み

お庭に植木を植えたいが、しっかりと根付くかどうか土質などをみてもらいたい

 お隣との境界部分が丸見えなのでなんとかしたい

 和室前を坪庭のように和風にしたい(ご自分で作られたいということで植木の提案のみしてほしい)

パティオにシンボルツリーを植えたい

このお庭の問題と原因

全体的に土の状況は良好でしたがパティオに植える植木は排水性が落ちる為枯れやすくなってしまう

目隠しフェンスではなくメッシュフェンスを使用されている為、常にお隣からの目線が入ってしまう

フラットの状態に植木を植えるのでどうしても枯れやすくなってしまう

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このお庭に対する処方箋

N様に何が起こったのか?

日本園芸協会認定 ガーデンコーディネーター 西原輝

日本園芸協会認定 ガーデンコーディネーター 西原輝

N様は、お家の間取りや配置、外構までご自身で設計されてご自宅をお作りになられていました。

お庭に植える植木の種類や、配置などもご依頼頂く際に具体的にご自身でお考えでした。その植木がしっかりと根付く土質かどうか相談にのってほしいということでした。

また、ご自身で出来る箇所に関しては少しずつご自分でされたいということで、今回ご相談にのらせていただきました。

下見に行くと・・・・

新築でお家を建てられていたので、お庭の現状は特に問題ありまでんでした。土質や日当たりなど、植木が今後育つ環境であるかどうかを見させていただきました。

冬場以外は陽射しも当たるので陽当たりは問題ありませんでした。

パティオに植木を1本植える予定だったのですが、雨が降ると、パティオの植木を植える箇所に水溜りができてしまうという状況でした。

水が溜まってしまうと、せっかく植えた木の根が腐ってしまう恐れがあるので、水はけを良くする施工が必要となってきます。N様のお家の場合、排水が1番の問題点となります。

庭木の植栽方法

お庭にレンガなどで花壇や植え込みを作らずにフラットの状態で植木を植えるので、地面の土質は非常に大事なものになってきます。

お庭の土自体が低い状態でしたので、植木を植える箇所に土を盛り、堆肥を混ぜ込みました。「地上げ」という作業になります。

この「地上げ」をすることによって土質が変わりますので植木の活着がよくなります。

お隣との目隠しについては生垣にすることで改善することができます。伸びてきてもお隣に侵入しにくい様に少しだけN様の家側に寄せて植えました。

また打合せ時に生垣の将来・メンテナンスのお話をさせていただき、なるべくお隣にご迷惑にならないように、植木の間隔を最初から密に植えず、数年かけて密になるぐらいの間隔で植えていきました。

植木が風でこけないように全て支柱を取付けました。

風などで植木がこけてしまうとせっかくその土地で活着し始めた植木がまたゼロからのスタートになりますので…

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【職人の技】この問題をどうやって改善したのか?

パティオに植える植木の排水性を良くする

パティオの植え込みの最初の状態です。

このまま植木を植えると植え込みの中が沼地のようになってしまいます。

沼地のようにずっと土がジケジケ湿っていると、植木の根っこは腐ってしまいます。根っこが腐る(根腐れ)ということは木は枯れてしまいます。

枯れた植木を抜いて、また新しい植木を植えてもそもそもの原因である”水はけ”に対する対策をとっておかないと何度やっても同じことになってしまいます。

そこで、植木を植える前に「排水性を上げる作業」を行いました。

まずはタイルの下地になっていたクラッシャーラン(写真1枚目のグレーの石ころ)を全て除去しました。

その後、植木を植える穴を少し深めに掘り、中に砂利を入れます。

こうすることで砂利の隙間を縫って水が下にはけていきます。穴の底に水が溜まっても植木の根っこに湿った土が接触しにくくなります。

そして、砂利の部分が土で目詰まりしないようにフィルター代わりに杉皮という皮を敷いていきます。

そこに直接、堆肥を混ぜ込んだきれいな土を入れ、地面より少しだけ上げて植木を植えていきます。

こうすることで以前は水溜りができていた状態の植え込み内の水がスッと捌けていきます。

植木が強風でも耐えられるようにする方法

支柱を取付けることで、植木が根付くまでの間に風でこけないようにしていきます。

植木が根付くまで、どうしても時間がかかってしまいます。その根付くまでの間に植木がこけてしまうと、枯れやすくもなってしまいますし、こけた状態で根付いてしまうこともあります。

こけた状態で根付くと植木が斜めに育っていきます。見た目ももったいなくなりますし、お隣の方に茂っていく可能性もでてきます。

そうすると、お隣に落ち葉が落ちてしまうことになるということも考えられます。自然の物ですのでもちろん定期的な管理は必要になりますが、少しでもそうなりにくいように植木に支柱を付けていきます。

これで植木はこけにくくなりますので、あとは根付くまで水やり等の管理をしていただくのみです。

最後に汚れたタイルの上をきれいに掃除して終了です。

今回は落葉樹を植えたので時期的に緑が出ていませんが、リビングから見える植木のライトアップがご家族の心を癒してくれます。

また、秋には紅葉を楽しむこともできるので、四季を感じることもできますね♪

N様のご自宅の場合、このパティオの植木だけを落葉樹にしました。周りがタイルですので、落ち葉が落ちても掃除がしやすくなります。

ただ植木を植えるだけでなく、植えてからのご家族のメンテナンス、使い勝手などを考慮した上でのプランニングと施工が我々の「志事」だと考えています。

【実際に頂いたお客様の声】

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