庭に駐車場を作る時のポイントとは?

こんにちは。奈良県のにしはら造園の西原智です。

新築を購入したばかりだと、外構工事をまだやっていないという方も中にはおられるのではないでしょうか?

特に駐車場がないと車が停めにくくて大変な思いをされている方も多いことかと思います。

そこでここでは、私達奈良県のにしはら造園が実際に行った工事を元に、庭に駐車場を作る時のポイントをお伝えします。

ではさっそく。

今回ご紹介するのは御所市にお住まいで、お家の境界塀がしっかりできていないので何とかならないかなとお考えだった牧浦様です。

牧浦様は、お家を建てられてご自分で境界ブロックを積まれました。途中までご自分でブロックを積まれて、加工しないといけない難しい箇所などがまだできずに残っているという状況でした。

駐車スペースに関してはお家を建てられてからまだ何もされておらず、砂利だけの状態でした。

そのお庭がどのように変身したかというと。。。

牧浦様が抱えられていたお悩みと問題点

ご自身でブロック塀を積まれたが加工等必要な箇所が出来ずにそのままの状態になっていた

周りの敷地との境界がきっちりと出来ていないのでお困りだった

車が雨に濡れるので荷物などの積込の際びしょびしょになる

駐車スペースが砂利の為、車が停めにくい

このお家の問題に対する処方箋

こんにちは。にしはら造園の西原智です。

今回は、お家の周りの境界ラインをはっきりさせておきたいという牧浦様のお話です。

ご相談頂く前に、牧浦様は「家を建ててから、ブロックをここまでは自分でやったんですが、加工しないといけない部分が難しくてできていないんです…」と悩まれていました。

「駐車スペースとカーポートも付けたいんです。」ということで、何とかならいものかと、弊社にご相談頂きました。

ご自身では「この微妙なガタツキとかが納得いかないので全部撤去して新しくやり直してほしいんです…」とのことでした。

まだ出来ていないという箇所を見させていただくと、角の部分やエコキュートの前が出来ていない状況でした。加工が必要な箇所ですので、やはりプロでないと難しいという感じの箇所でした。

現地調査に行って、見させていただくとかなり上手にブロックを積まれている状況でした。

フェンスの柱も入る様に施工してある状態でした。ご主人様がおっしゃられるように少しガタツキがあり、それが気になる程度でした。

それ以外はばっちりの状態でブロックを積まれておられました。

全体を見させていただくと鉄筋もきちんと入れておられて、ブロック自体もがっちりしています。

車も少し停めにくい状態で雨が降るとドロはねで靴や車が汚れてしまいます。

また、このままの状態で洗車などをしようと思うと、いろんな箇所に水溜りができてしまう状況でした。

駐車スペースを見させていただくと、砂利が入っている状況でした。

この問題をどうやって改善したのか?

 

解決ポイント1 カーポートを取付けて雨の日でも車の乗り降りを楽にする

また、足元もびしょびしょになってしまいます。カーポートにもたくさん種類があります。

牧浦様のお家の場合、駐車スペース側に窓と勝手口があり、出入りが出来るようにカーポートを取付けなくてはいけません。

今のお車の台数、自転車の置き場所、物置の置き場所やその他に駐車スペースをどのように使いたいか等、お伺いしカーポートのサイズ、種類を決めていきました。

奥行のある長いカーポートにされたいということで、通常の物より少し長いカーポートにしました。

今まではカーポートが無かったので、雨の日に車から降りてすぐに玄関まで行かないと雨に濡れてしまう状況でした。

ここで重要なことはカーポートの埋め込みをしっかりとっておくことです。埋め込みが浅いと風に弱くなってしまいます。

最悪の場合強風に煽られて基礎ごと抜けてしまうなんてこともあるようです。穴を掘りカーポートの柱を組んでいきます。

きちんと窓も勝手口も開くように取付けできました。これで、雨の日でもお車に乗り降りするのが楽になりました。

カーポートを付けることで塗装の色褪せや車内シートの日焼けを防止します。

夏場には車内温度の上昇を抑えることができます。

カーポート完成です。

解決ポイント2 庭にコンクリートで駐車場を作って車を入れやすくする

庭の空いたスペースを駐車場にする工事です。

コンクリートを打つ時に重要なことは、車が乗るかどうかでコンクリートの厚みが変わってきます。車が乗るのに薄くコンクリートを打ってしまうとひび割れの原因になります。

逆に、車が乗らないのにコンクリートを厚く打つとお客様に無駄な費用が発生してしまいます。

また、コンクリートの中に挟み込むようにしてメッシュ筋(金網)を入れていきますが、メッシュ筋には太さがあり、太さによってコンクリートの強度が変わってきます。

車が乗るか、乗らないかでメッシュ筋の太さを使い分けていきます。

将来コンクリートにヒビが入った場合も目地材を入れておくと割れた箇所だけを補修することができます。

伸縮目地という目地材を入れておくことでコンクリートの膨張・ひび割れを防ぐことができます。

きつい勾配もなく車が滑る事もないのでツルツルの状態で仕上げます。

コンクリートの角は『面取り』という手法を使用します。

角の出張りを斜めに仕上げる手法です。

これをしておくことで、角のギザギザが無くなるので小さなお子様がおいでの方などは少しでもケガを防げますし、見た目もきれいに仕上がります。

今回は金コテ仕上げという仕上げ方で仕上げていきます。

黒い筋が伸縮目地という目地材です。全体にコンクリートを打ちきれいに仕上がりました。

コンクリートに勾配が付いているので普通に物置を設置すると物置まで斜めになってしまいます。

牧浦様のお家の場合、物置のサイズも小さめでしたので、「今回は物置のアンカー(杭)を打たずに今後、移動も出来るように取付をしておきましょうか」ということでを物置も倒れてこないように下にゴムの板をかまして設置しました。

解決ポイント3 ご自身で作られたブロック塀は残してコスト削減

ブロックの状況を見させていただき、どのように施工したかも伺うと、特に問題なく使用できる状態でブロックを積まれていたので「せっかくご自身でここまでされたのに、思い入れもあるでしょうしこのまま出来ていない箇所だけ施工して、この箇所についてはコスト削減をする方がよいのではないでしょうか?」とお話しさせていただきました。

もちろんやり替えることで、気にされていたガタツキなどは無くなりますが、一度作ってしまった物を、撤去し、処分する費用がかかってきます。

また、上にフェンスを真っ直ぐ付けてしまえば、下のブロックへの目線が減るので視覚効果としてブロックに目線がいきにくくなります。

やり替えた場合と、そのまま使った場合の2パターンで『将来的にどのようなロスが出る可能性があるか』も考慮しながら、牧浦様と打合せしました。

牧浦様のお家の場合、これからお子様がお生まれになられたり、まだアプローチ等もお作りになられていないので今回の工事以外でも費用がかかってくることも考えられます。

そういった点も考慮し、やり替えるロスを考えると、その費用を他へ回す方がよいのではないかということでご自身で作られたブロック塀は残して施工していくことで決定致しました。

エコキュートの箇所もブロックを薄く切り施工しました。

牧浦様と打合せを重ね、最終的にブロックはそのまま使う方向で決定致しました。

ご主人様が施工されたブロックも境界ラインから1cm家側に控えて積んであるので隣地の方とのトラブルにならずばっちりの状態です。

角の難しかった部分も加工し、ご主人様がお作りになられたブロックと鉄筋でつなぎ合わせていきます。

鉄筋とセメントで更にブロックの強度を高めていきます。

ブロックの施工が完了したらフェンスを取付けて更に境界をはっきりさせます。

こうしておくことで、スッと入れなくなり防犯面も良くなります。

フェンスの視覚効果でブロックのガタツキはほとんど気にならなくなりました。

ここで、コストを削減しておくことで、今回は駐車スペースの方に少しでも費用を回すことができました。

また牧浦様のお家の場合、周りが月極めの駐車場ですので、誰でも敷地内にスッと入れる状態でしたが、境界ブロックとフェンスを取付けたことで、「ここからが敷地です」ということがはっきりしたため、人も入れなくなります。

フェンスも取り付けて、境界部分はこれで完成です。

実際に頂いたお客様の声

 

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    ABOUTこの記事をかいた人

    西原造園の代表で職人歴10年の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績300件以上。施主様の生活背景や状況を理解し外構・造園・エクステリアプランを作成するのが得意。父は一級造園技能士、母は一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。