庭に駐車場を作って、雑草対策も同時に行う方法

庭が土や花壇のままだと雑草が生えてきて、毎年草引きがとても大変に感じられることでしょう。

また、車を二台持っているけど、一台しか止められないと言った場合、庭の駐車場に変えられないかと思う方もおられることかと思います。

そこでここでは、私達奈良県の西原造園が実際に行った工事を元に、庭に駐車場を作って、雑草対策も同時に行う方法についてお伝えします。

では早速。

今回ご紹介するのは葛城市にお住まいで、「駐車場をもう一台分作れないか」ということと、「砂利だと歩きにくい」ということと、「お庭の虫が多い」ということで悩まれされていたI様です。

I様は、「近くに駐車場を借りていて、駐車料金が勿体なくて…」ということでした。

また、奥様が虫嫌いで虫が減る方法はないかとお困りでした。お子様もまだ小さいので砂利だと歩きにくく、草も生えてくるので、雑草対策をしつつお子様が安全に歩けるようにということでご相談頂きました。

そのお庭がどのように変身したかというと。。。

I様が抱えられていたお悩みと問題点

近くで駐車場を借りていたが駐車料金が勿体ない

雨の日など駐車場まで数分歩いて、お車を取りに行くのが大変 

虫が嫌いだから、虫が減るような対策をしたい 

お庭がほとんど砂利の状態の為、小さなお子様には非常に歩きにくく危険 

お庭が砂利だとお子様が遊べない 

将来お子様がお車に乗られるようになっても駐車場は使えるので今から作っておきたい

このお家の問題に対する処方箋

こんにちは。西原造園の西原智です。

今回は、先の事も見据えて駐車場を作りたいというI様のお話です。

ご相談頂く前に、I様は駐車場のことと、お庭が砂利なのでお子様が遊べない事、虫が多く蜂などもいて危険…といったことで悩まれていました。

そこで何とかならいものかと、弊社にご相談頂きました。

現地調査に行って、I様のご相談を伺い、実際にお庭と今の駐車場を見てみると、植木が多く、雑草も生えており虫にとっては心地よい環境でした。

駐車場は奥側にも玄関側にもどちらでも作れるという状況でした。

虫についてはこのまま放っておくと、蜂が巣を作ってしまうという可能性もあります。奥様が虫嫌いでお車に乗られる時も蜂や虫が飛んでいるので毎回気にしながら、お子様を連れて車に乗らないといけません。

全体的には和風の庭園になっており、地面は砂利で覆われている状態でした。お子様を遊ばせようと思っても、砂利の為遊べません。小さなお子様には歩きにくく危険状態でした。

I様に、駐車場は奥側に広げて、虫が減るように雑草対策もしながら、尚且つお子様が遊べるスペースも少し作られてはどうかという事をお伝えさせて頂きました。

この問題をどうやって改善したのか?

解決ポイント1 駐車場をもう一台分作って、車の乗り降りが楽になるように…

I様は、長い目で見て月極め駐車場の金額を支払うなら敷地内に駐車場を作りたいということでした。

また、近所の駐車場とはいえ小さなお子様もおいでで荷物を持ったまま歩いて車を取りに行かないといけないとなるとそこそこ大変です。

ご家族でお出かけになられる時も一度車を取りに行かれて、お家で荷物を積んで出発という感じになってしまいます。

また、お写真のように自転車の置き場所も今まではお車の後ろに置かれておられました。車が停まると自転車が非常に出しづらくなります。車の横を通るときは車にキズが付かないように気を付けて通らないといけなくなってしまいます。

更にお子様がお二人おいでのI様はこれから自転車が増える可能性も考えられます。

気遣いなく自転車を出せるように駐車場と同時に駐輪場の事も計画に取り込んでご提案させていただきました。

I様のお家の場合、門柱やお庭を壊して道路と平行に1台車を停める事も可能です。今の駐車場の奥にもう一台分の駐車場を作ると、前の車が停まっている時に後ろの車を出したいとなったとき、一度前の車を出したりしないといけません。

道路と平行に駐車場を作るとそういったことが無いため、お互いのお車を自由に出し入れすることができます。

ですが、I様のお家の場合、門柱を壊し、また門柱を作ることになってしまう為コストはかかってしまいます。

I様のライフスタイルを具体的にお伺いすると、基本的にはご主人様が先に車で出られてから、奥様が出られるというパターンだったそうです。前後に車を停車しても問題ないということで、今の駐車場の奥側にもう一台分の駐車場を作りました。

こうする事でわざわざ駐車場を借りる必要が無く、ご自分の敷地内に気兼ねなく停める事もでき、荷物の出し入れもしやすくなりました。

また「自転車は将来増えてもお子様の2台分だけかな」ということで、合計3台分を停められるように作りました。

駐輪場には将来サイクルポートを取付けられるよう左側はコンクリートを打たず、防草シートを張って砂利にしました。

オープン外構で構わないということでしたが、自転車を持って行かれたりしないようブロック塀に部材を取付け鍵を掛けられるように施工しました。お子様の分と3台分です。

全ての自転車が出しやすいよう1台ずつにゆとりをもって停められるようにしたため、1台を出すのに他の自転車を除けないといけないなどということがなくなります。

将来お子様が「もっとあっちに停めてよ」と言い合いにもならないよう1台ずつにレンガでラインを入れました。

また、今までは玄関からお車までの動線がこの階段を通られていました。

大きなお荷物を運ぶ時や、お子様を抱っこした状態で急いでいる時などは少し狭いので行き来が大変でした。

こちらに関してはご主人様のアイデアで全箇所から出入りができ、大人数でバーベキューなどをされる際、お子様たちが腰を掛けられるように階段とベンチを兼ねて作りました。

お車から玄関までの動線も広くなったため出入りしやすくなりました。また、お買い物のお荷物もテラスの窓からすぐに入れられるようになりました。

駐車場の後ろだけ家庭菜園ができるスペースを作りました。駐車場側から作業ができるので、腰をかがめたりせずに水やりや収穫ができます。

元々あったテラスやコンクリートはバーベキューをするスペースとして残しました。汚れが目立ったり見た目に飽きが来たら、上からタイルや石を張れるので使える物はなるべく利用しました。

解決ポイント2 虫が減るようにして、奥様が安心して外へ出られるように…

I様の奥様は虫が嫌いで、お庭に虫がいるのをなんとかしたいという問題も抱えられていました。

虫が増える原因としてはいろいろありますが、I様のお家の場合植木が多く、風通しも悪くなっている為、虫にとっては非常に良い環境となってしまっていました。

また植木の下から雑草も生えてくるため、草が多いこともその原因のひとつになります。

管理をしていけば立派なお庭ですが、1年1回の剪定だけでは虫は減りません。

せっかくご両親が大事にされてこられた庭木ですが、植木も石も全部取ってほしいということで、ほぼ全ての植木・石材を撤去しました。

地面も全てフラットにし、元々あった石材を洗浄してから敷きなおし、足りない分だけ新しく用意しました。

和室の前は石材を再利用し、全体に敷き並べました。

ご両親の想い入れがある庭木ですので、奥のモミジ1本だけはそのまま残しました。

植え込みの中は防草シートを張り砂利を入れてあるのでこちらのスペースも雑草対策まで万全です。

 

お車までの動線となる場所は、虫が増える原因となる植木は全て撤去しました。

全面に人工芝を張りお子様が砂遊び出来るようレンガで砂場を作りました。

砂場の周りに砂をこぼしても大丈夫なように地面を固めました。砂場での遊び道具の置き場にもなりますね。

これでお子様も遊べて、虫も減り、お車までの出入りもしやすくなりました。和室の前では縄跳びなどもできますね。

解決ポイント3 お子様の上履きを洗いやすくするために…

工事中にI様が立水栓の前に小さな椅子を置いて、腰をかけてお子様の上履きを洗っておられました。

伺うと、「よく洗われる」ということでしたので、工事途中ではありましたが一部変更してはどうかというご提案をさせていただきました。

立水栓の前も人工芝を敷く予定をしておりましたが、人工芝の上に椅子を置くとガタツキも出ますし、良く踏む箇所だけすり減りが早くなります。

椅子が安定するように立水栓の前だけでも石で固めてしまってはどうかということで工事途中ではありましたが少しだけ変更しました。

これで、足場が安定し椅子も置きやすく、立水栓も使いやすくなりました。上履きも洗いやすくなりました。

工事途中での臨機応変さも自社施工ならでは特徴です。

実際に頂いたお客様の声

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にしはら造園独自の「カウンセリング」があるので、相談がしやすい

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ABOUT US
西原 智
西原造園の代表で職人歴10年の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績300件以上。施主様の生活背景や状況を理解し外構・造園・エクステリアプランを作成するのが得意。父は一級造園技能士、母は一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。