ウッドデッキが腐る時の解消法と、メンテンスを不要にする工事

今回ご紹介するのは奈良県にお住まいのデッキが古くなってきた事とお庭の管雑草で悩まれていたO様です。

O様は、「とにかく草引きが大変で、犬を外で遊ばせたいんですがこの状態では遊ばせられないので…」と仰っていました。

そのお庭がどのように変身したかというと…

腐ったウッドデッキ 腐らなくなったウッドデッキ

O様が抱えられていたお悩みと問題点

ウッドデッキが腐ってきて、危険な状態になっていた 

今まで畑にしていたが、畑をやるよりもワンちゃんを外で離せるようにしたい 

防草シートをDIYで敷いてみたが、見た目があまりよくない 

お庭の土が溝の中に流れ込んでくる 

草引きが大変で

このお家の問題に対する処方箋

日本園芸協会認定 ガーデンコーディネーター 西原輝

こんにちは。にしはら造園の西原輝です。

今回は、ウッドデッキが腐るのでどうにかしたいという事と、お庭の雑草で悩まれていたO様のお話です。

ご相談頂く前に、ウッドデッキが腐っていて危険、草引きが大変でやってもやってもきりがないのでと悩まれていました。

そこで何とかならいものかと、弊社にご相談頂きました。

現地調査に行って、O様のご相談を伺い、実際にお庭を見てみると、木製のウッドデッキが置いてあり、腐っていました。O様はそんなウッドデッキの見た目も気にされておられました。

このまま放っておくと、どんどんウッドデッキは腐っていき危険です。

他にもお庭には、既に防草シートが敷いてあり、所々破れてきているという状況でした。畑ももうしないので、ワンちゃんと遊べるスペースにされたいということでした。

雑草は既にシートの穴から生えてきていたのでそこからまたどんどんと増えていきます。また、お庭の土がどんどんと溝の中に入って排水の機能が無くなってしまっていました。

そうならないために、O様には、ウッドデッキは腐らない新たな物を取付けることとをご提案しました。

お庭の土に関しては、地面の高さを下げて、ワンちゃんも遊べるように雑草対策をしてはどうかという事をお伝えさせて頂きました。

解決ポイント1 腐ったウッドデッキを、メンテンス不要のウッドデッキにする工事

O様は、ウッドデッキが腐ってきている…という問題を抱えられていました。

腐って穴が開いたウッドデッキ

O様邸のウッドデッキは木製で出来ていたため、風雨による経年劣化で腐っていました。真ん中には完全に穴が空いています。

お話を伺っていると、お父様が作ってくださった木製のウッドデッキということで想い入れもある為、補修して塗り替えるというご提案もさせて頂きました。

ですが、木製のウッドデッキは腐らないようにするためにメンテナンスをする必要があります。

例えば、木材保護の塗装をしないといけないのです。これがDIYでやるにはとても大変な作業となります。

お打合せで、ウッドデッキのメンテナンスのお話をさせて頂いたところ。、DIYで塗装は続けられないのでメンテナンスがいらないようにされたいということでした。

メンテナンス不要のウッドデッキ

その為、樹脂製のウッドデッキをご提案させて頂きました。

樹脂製のウッドデッキだと、木製のようにウッドデッキが腐るという心配もありません。ささくれも出ないので、裸足でも安心です。

また、腰をかけられたら十分ということで、ウッドデッキの大きさを元ある物よりも、少し小さくしました。

テラスのご提案などもさせていただきましたが、雨の日に窓を開ける事も無く、ここでお洗濯物を干したりはされないということで屋根は取付けずに施工しました。

ウッドデッキのステップは以前からアルミ製の物を使用されておられました。見させていただくとまだまだ使えそうでしたのでO様と話し合いました結果、そのまま使用する事になりました。腐っていたウッドデッキ

新しくなったウッドデッキ

ステップを固定している金具だけグラグラしていたので動かないように頑丈に固定しました。これでメンテナンスのいらない腐らないウッドデッキに切り替わりました。

お子様が小さい間は落下防止も考え大きなウッドデッキの方が使いやすかったですが、お子様が大きくなられてからはワンちゃんと過ごせるようお庭の面積を大きく取れたので良かったと喜んで頂けました。

解決ポイント2 排水溝の詰まりを無くして雨水が流れやすいように

O様は他にも、デッキの下の排水溝に土が流れ込んできて、掃除ができないという問題も抱えられていました。

土で埋まった排水溝 排水溝が土で埋まっている

排水溝の上までびっちりと土が入ってしまっています。この状態では雨水の排水が全く機能しません。それどころか、いろんな方向に雨水が流れていき、お庭が水浸しになってしまいます。

この現象の原因は、お庭に盛られていた土です。また、敷地の外側から内側にむかって(お庭の外側から、排水溝に向かって)水勾配がとらえていたことです。

敷地の外側であるブロック側から、排水溝のに向かうに連れて低くなっている為、雨が降ると溝の方に土が流れ込んできてしまいます。

結果、排水溝が土だらけになり、つまってしまい雨水が流れなくなっていました。

今回の工事で、排水溝の土を取り除き、お庭の水はけを良くする事と、もう二度と土が流れていかないようにする策出来るようご提案させて頂きました。

水勾配を取る

工事が終わった後に、ご自身で人工芝を張られるため、地面を平らにして排水もよくする必要がありました。

対策方は、まずお庭に盛ってあった土を掘り下げました。ただ掘り下げるのではなく、排水溝より少しだけ地面を下げました。

こうすることで、排水溝の縁が土留めになり、溝まで土が流れるのを防ぐことができます。

これにより、排水の問題を解消し、土がウッドデッキの下に流れ込む現象も解決しました。

溝掃除もしやすくなっただけでなく、土が流れていくという根本的な原因も解決しているので、以前のように溝に土がパンパンに入ったりということも無くなりました。

工事が終わった後に、DIYで人工芝を敷かれて管理もいらなくなり、ワンちゃんと過ごせるお庭になりました。お子様にも喜んで頂きました。

また、奥様は「草引きしなくて良くなったからこれからは大好きなバトミントンにもっと時間を使える」と喜んで頂けました。

解決ポイント3 雑草対策をしてワンちゃんが遊べるように

O様は他にも、お庭の草引きが大変ということで悩まれていました。

草引きが大変な庭

DIYで防草シートを張られて畑をされておられました。シートの上に土が乗ってしまい、そこから雑草が生えてきているので、せっかく敷いたシートも効果が薄れてしまいます。

また、リビングのカーテンを開けた時のお庭の眺めを気にされておられました。

畑はもうやらないということで、今後どのようにお庭を使っていきたいか伺いました。

すると、「ワンちゃんを遊ばせるためにドッグランにしたい」ということでした。

それならば、ということでO様に人工芝を敷くご提案をさせて頂きました。

O様と打ち合わせ時にお話させて頂き、ご自分でできるところはDIYでされるというお話になりました。

気になるのは、人工芝を敷いた後の排水です。

人工芝はそのものは雨水を浸透させることはできます。しかし、ゲリラ豪雨など、大量の雨が降ると排水スピードが落ちます。

そこで、大量の雨にも対応できるよう地面に傾斜を取りながら斜めに整地する事で、水たまりもできにくくなります。

また、転圧という地面を固める作業をすることにより地面のデコボコもマシになります。地面が凸凹していると、砂埃が溜まりやすくなり、溜まったところから雑草が生えてきたりもします。

また、人工芝を敷く時に皺が寄りやすくなったり、歩きにくくなったり、遊びにくくなります。

また、この「土を掘る」「地面を均す」「転圧をする」という作業が一般の方にはなかなか難しい為、O様の場合、ここまでの作業を私達が行いました。

整地された庭

写真では分かりにくいですが、大雨の時に溝に雨水が流れていくように土に勾配を付けて地面を固めています。

O様には、人工芝の貼り方のツボとコツをレクチャーさせて頂きました。

整地後、なるべく早く人工芝を敷かないとまた草が生えてくるので、本当にできるかなと心配しておられましたが、DIYで物凄く上手に張っておられました。

コストも抑えながら雑草対策も出来て、ワンちゃんと遊べるお庭になりました。

O様邸

 

ABOUTこの記事をかいた人

日本園芸協会認定ガーデンコーディネーター。聖徳太子ゆかりの地の額安寺の施工に携わった経歴を持つ職人歴10年の現役のプロ職人。施工実績300件以上。施主様の生活背景や状況を理解し外構・造園・エクステリアプランを作成するのが得意。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。