| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | 奈良県生駒郡平群町 |
| お悩み | 広い庭の草引き・庭木管理の負担と、お母様の転倒や怪我の不安 |
| 施工内容 | 伐採・抜根、防根材、花壇づくり、防草シート、真砂土下地、人工芝、砂利、コンクリート、フェンス工事 |
| 結果 | 家庭菜園の楽しみを残しながら、草取り・庭木管理・歩きにくさの負担を減らした庭へ |
こんにちは、西原造園の西原です。今回は、奈良県生駒郡平群町K様邸で行った、庭じまいと雑草対策を含む庭リフォームの施工事例をご紹介します。
施工前のお庭は広く、草引きや庭木の剪定、防草シートや人工芝の管理に多くの時間がかかっていました。K様ご自身でも工夫されていましたが、手入れには1日何時間もかかり、終わらないときは2日・3日とかけて対応されていたそうです。
さらに、お母様が庭で怪我をされたこともありました。家庭菜園を楽しめる大切な場所である一方で、足元の不安や転倒の心配も大きくなっていたのです。
そこで今回は、庭をすべてなくすのではなく、家庭菜園を続けられる花壇は残しながら、草取り・庭木管理・歩きにくさの負担を減らす庭じまいを行いました。
庭じまいと聞くと、「庭を全部なくす工事」と思われる方も多いかもしれません。しかし今回の施工では、残したい楽しみと減らしたい負担を分けて考え、これからも無理なく関われるお庭へ整えています。
広い庭の管理に悩んでいる方、防草シートや人工芝を自分で試したけれど草が出て困っている方、高齢のご家族が歩きやすい庭にしたい方には、参考にしていただきやすい事例です。
【この事例はこんなお悩みの方にお勧めです】
- 広い庭の草引きや庭木の手入れが、年々負担になっている方
- 庭じまいを考えているが、家庭菜園や花壇の楽しみは少し残したい方
- 防草シートや人工芝を自分で敷いたものの、また雑草が出て困っている方
- 高齢のご家族が歩きやすく、怪我をしにくい庭へ整えたい方
- 雑草対策だけでなく、目隠しや防犯面も含めて外まわりを見直したい方

西原 智(西原造園 代表)
奈良県で庭リフォーム・外構工事を行う現役職人
奈良県を中心に庭リフォーム・外構工事を行う西原造園代表。
西原造園は創業40年を超え、奈良県内での施工実績は2000件以上。googleの口コミ評価・星4.6を獲得。
これまで「雑草管理が限界になった庭」「人工芝を選んだ庭」「生垣をフェンスに変えた庭」など、個人宅の庭づくり・リフォーム工事を中心に奈良県特有の土壌・気候・生活背景を踏まえた庭の悩みを数多く解決してきた。
本記事で紹介している内容は、実際の施工現場で判断し、改善してきた事例・経験に基づくものであり、カタログや机上誌知識ではなく「現場で結果が出た方法」のみを解説している。
奈良新聞や全国紙「ガーデン&エクステリア」掲載歴あり。父は一級造園技能士、母は一級造園施工管理技士。地域に根ざし、「あとで後悔しない庭づくり」を第一に考えることを信条としている。
ご相談のきっかけ|お母様の家庭菜園は残したいが、広い庭の管理と転倒不安が限界だった

K様邸では、以前から草引きや庭木の剪定など、庭全体の維持管理が大きな負担になっていました。ご自身で防草シートを敷いたり、人工芝を敷いたりと工夫されていましたが、それでも草の勢いを抑えるのは簡単ではありませんでした。
特に広いお庭の場合、草引きは一度やれば終わりではありません。季節が進むとまた草が伸び、庭木の剪定も必要になります。K様も、手入れに何時間もかかり、1日で終わらなければ数日かけて対応されていました。

もう一つ大きかったのが、お母様の安全面です。お母様はお庭で家庭菜園を楽しまれていましたが、庭にはごつごつした石や歩きにくい箇所もありました。怪我をきっかけに、「このままの庭で大丈夫か」という不安が強くなっていたのです。

庭には、単に草をなくせばよい場所だけでなく、ご家族が大切にされてきた楽しみもあります。だからこそ今回のご相談では、「庭を全部なくすか、全部残すか」ではなく、家庭菜園の楽しみを残しながら、管理の負担と転倒不安をどう減らすかが大切な出発点でした。

ご提案内容|家庭菜園の楽しみは残し、草取りと転倒不安を減らす庭じまい
今回のご提案では、お庭をすべて更地のようにするのではなく、お母様が楽しまれていた家庭菜園のスペースは花壇として残す方針にしました。
一方で、広すぎて管理が追いつきにくい土の部分や、剪定・抜根が必要な庭木、歩きにくさにつながる要素は整理していきます。庭じまいで大切なのは、何もかもなくすことではなく、これからも無理なく管理できる範囲に整えることです。
K様邸では、草取りに追われにくいように、防草シート・砂利・人工芝を場所ごとに使い分けました。また、家庭菜園をする花壇まわりにはコンクリートも組み合わせ、土がこぼれても掃除しやすく、歩きやすい状態を目指しています。
【今回ご提案した内容】
- 家庭菜園を続けるための花壇づくり
庭全体をなくすのではなく、お母様が楽しめる範囲を花壇として残しました。 - 庭木の整理と歩きにくさの軽減
管理が難しくなった庭木や、足元の不安につながる要素を整理し、使いやすい庭へ整えました。 - 防草シート・砂利・人工芝による雑草対策
場所ごとに仕上げ材を使い分け、草取りに追われにくい状態を目指しました。 - 花壇まわりのコンクリートとフェンス工事
家庭菜園のしやすさ、歩きやすさ、外からの目線や防犯面にも配慮しました。
庭じまいは、「庭を終わらせる工事」ではありません。今回のように、残したい楽しみと減らしたい負担を分けて考えることで、これからの暮らしに合ったお庭へ整え直すことができます。
施工内容|家庭菜園を残す庭じまいで、草取りと転倒不安を減らす庭へ
ここからは、実際の施工内容をご紹介します。
今回の施工では、まず既存の人工芝を一度どかし、庭木の伐採・抜根、掘削・整地を進めました。そのうえで、チガヤの地下茎対策として防根材を入れ、家庭菜園を続けやすい花壇を作っています。
さらに花壇まわりでは、防草シートとコンクリートの際に隙間ができにくいよう、先に防草シートを敷いてからコンクリートを流し込みました。雑草は広い面だけでなく、こうした端部やわずかな隙間から出やすいためです。
最後に、真砂土で人工芝の下地をつくり、人工芝部分と砂利部分で防草シートを使い分けながら仕上げました。表面をきれいにするだけでなく、草が出ていた原因や、今後管理しやすくするための下地まで整えています。
まず草取りと歩きにくさの原因を減らし、庭じまいの土台をつくる
最初に行ったのは、既存の人工芝を一度どかす作業です。K様がご自身で敷かれていた人工芝は、再利用するために一時的に退避させました。
人工芝をめくると、下には防草シートが敷かれておらず、人工芝の裏に雑草の根がへばりついている状態でした。土の上に直接人工芝を敷くと、水抜き穴や人工芝の上にたまった土から雑草が出やすくなります。


人工芝は見た目がきれいになるため、雑草対策として選ばれることも多い素材です。ただし、下地や防草シートが不十分なまま敷いてしまうと、しばらくしてからまた草に悩まされることがあります。
その後、チェーンソーや重機を使い、不要になった庭木の伐採・抜根を進めました。庭木は残せば緑として楽しめますが、大きくなりすぎると剪定や枝葉の処分が負担になりやすくなります。


庭じまいでは、仕上げ材を選ぶ前に、まず「なぜ草が出ていたのか」「どこが歩きにくさにつながっていたのか」を確認することが大切です。表面だけ整えても、原因が残ったままだと、また同じ悩みが出やすくなります。
同じように人工芝を敷いているのに草が出てくる場合は、人工芝そのものだけでなく、下に防草シートが入っているか、土やほこりがたまりやすくなっていないかも確認してみてください。
家庭菜園を続けやすいように、チガヤが入りにくい花壇へ整える
次に、家庭菜園を続けるための花壇づくりを進めました。
K様邸のお庭では、チガヤが広がっていました。チガヤは地下茎で横に伸びるため、表面の草を抜くだけでは対策が難しい雑草です。花壇を作っても、ブロックの下をくぐるように地下茎が入り込む可能性があります。
そこで今回は、花壇ブロックの下に波板状の防根材を入れました。地中からの侵入ルートを遮ることで、花壇の中へチガヤが入りにくい状態を目指しています。


防根材を入れたうえで花壇ブロックを設置し、家庭菜園として使える範囲を明確にしました。広すぎる菜園は管理が大変ですが、楽しめる範囲に絞れば、庭じまい後も無理なく続けやすくなります。

庭じまいで花壇や家庭菜園を残す場合、「どこを残すか」だけでなく、残した場所が後から雑草に悩まされにくい構造になっているかも重要です。
特にチガヤのように地下茎で広がる雑草がある場合は、表面だけではなく、ブロックの下や土の中からの侵入まで考える必要があります。家庭菜園を残したい方ほど、最初の下地づくりが大切になります。
防草シートと下地を使い分け、草取りに追われにくく歩きやすい庭へ仕上げる
花壇まわりでは、先に防草シートを敷き、その上に重なるように30cm幅のコンクリートを流し込みました。
通常のように先にコンクリートを打つと、防草シートとの境目に隙間ができる場合があります。その隙間からチガヤなどの雑草が出る可能性があるため、今回は防草シートを先に敷いてからコンクリートを施工しました。




花壇のまわりにコンクリートを入れることで、土がこぼれたときも掃除しやすくなります。また、家庭菜園をするときの足元も安定しやすくなり、歩きやすさにもつながります。
続いて、人工芝の下地づくりです。人工芝の下には真砂土を入れ、均等にならして転圧機で締め固めました。人工芝を平らに敷くには、表面の仕上げだけでなく、下地を整えることが欠かせません。


防草シートも、場所によって使い分けました。人工芝の下には、人工芝専用の防草シートを使用しています。硬めの防草シートを人工芝の下に使うと、ヨレやシワにつながりやすいためです。

一方で、砂利を敷く部分にはザバーンなどの防草シートを使いました。つなぎ目は防水テープで処理し、隙間から雑草が出にくいように仕上げています。


雑草対策というと、「防草シートを敷けばよい」と考えられがちです。しかし実際には、人工芝・砂利・コンクリート際・花壇まわりなど、場所ごとに弱点が違います。
庭じまいでは、仕上げ材そのものだけでなく、端部、つなぎ目、下地、素材の相性まで見ながら整えることが大切です。そうすることで、草取りに追われにくく、歩きやすい庭に近づけることができます。
施工後の変化|庭じまいで草取りと庭木管理の負担が減り、歩きやすさと防犯面の安心も実感
施工後は、防草シート・人工芝・砂利・花壇・コンクリート・フェンスを組み合わせた、管理しやすいお庭へ変わりました。
以前のように広い範囲の草引きや庭木の手入れに追われる状態から、管理する場所を絞った庭へ。家庭菜園の楽しみも、花壇として残しています。

ごつごつした庭石や歩きにくさにつながる要素も整理され、お母様が歩きやすく、ご自身でも管理しやすい庭になったことをK様も実感されていました。
また、施工後に特に印象的だったのがフェンスです。K様は、庭の使い勝手や仕上がりは想定どおりだった一方で、フェンスによる防犯面や外からの目線対策については、想像以上によかったと話されていました。


庭じまいの効果は、草取りが減ることだけではありません。
歩きやすさ、怪我のしにくさ、外からの視線、防犯面、そして家庭菜園を少し続けられること。こうした要素が組み合わさることで、庭を見るたびに感じていた負担が軽くなり、これからの暮らしに合ったお庭へ整っていきます。
ビフォー
アフター
お客様の声|草取りや木の手入れの負担が減り、フェンスの安心感も想像以上だった
K様は施工前、草引きや庭木の剪定、庭全体の維持管理がだんだん行き届かなくなっていたと話されていました。ご自身で防草シートや人工芝も試されていましたが、それでも限界を感じていたそうです。
手入れにかかる時間も大きな負担でした。1日何時間もかけて作業し、終わらなければ2日・3日とかけて対応されていたため、庭管理を続けること自体が難しくなっていました。
業者選びでは、防草・除草に強そうな施工例を探し、ホームページ全体を見ながら依頼先を検討されたとのことです。単に庭をきれいにするだけでなく、草対策を含めて相談できる先を探されていました。
施工後については、荒れていた状態からきれいになり、この先の草取りや木の手入れの負担が減ることを喜ばれていました。お母様にとっても、怪我をしにくく、自分で管理しやすく、歩きやすい庭になったと感じられています。

さらに、フェンスについては、防犯面や外からの目線対策として「想像以上によかった」と実感されていました。庭の見た目だけでなく、暮らしの安心感にもつながった点が、今回の大きな変化です。
K様のように、草取りや庭木の手入れに苦労されている方、高齢のご家族にとって歩きやすい庭にしたい方にとって、庭じまいは前向きな選択肢の一つになります。

奈良県内で庭じまいや雑草対策を含む庭リフォームをご検討中の方へ
庭じまいは、庭を全部なくすことだけが正解ではありません。K様邸のように、家庭菜園の楽しみを残しながら、草取りや庭木管理の負担を減らす方法もあります。
西原造園では、現場の状態を確認しながら、残したいもの、減らしたい負担、これからの使い方を一緒に整理しています。雑草の種類、防草シートの納まり、人工芝や砂利の向き不向き、フェンスの必要性などは、お庭ごとに変わります。
- 草取りを減らしたい。
- 庭じまいしたいけれど、何を残すべきか分からない。
- 高齢の家族が安心して歩ける庭にしたい。
このようなお悩みがある場合は、現地の無料診断をご利用ください。
お庭の状態を確認したうえで、今の暮らしに合った庭じまいの方法や、雑草対策・人工芝・砂利敷き・フェンス工事の必要性を一緒に整理していきます。
まずは、今のお庭で何が負担になっているのかを確認しながら、無理なく管理できる形を一緒に考えていきましょう。























