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西原造園
〒639-1042
奈良県大和郡山市 小泉町2996-11
【無料相談】
●TEL:0743-53-8986
お問合せ営業時間:9:00~19:30  年中無休
●メールでのお問合せはこちら 24時間 年中無休
現場作業定休日:(土曜日 日曜日 祝日)
(現場稼働時間 9:00~19:30)

奈良県大和郡山市の西原造園は、庭リフォーム・外構工事・造園・雑草対策の専門店です。奈良市をはじめ奈良県全域に対応。創業40年、口コミ満足度97%。雑草防除、防草シート施工、人工芝敷設、植木の伐採、固まる土舗装、砂利敷き、駐車場の拡張や土間コンクリート施工などメンテナンスフリーな快適空間を提案。無料相談・見積もり受付中。
奈良の庭リフォーム・外構・造園専門店|西原造園【口コミ評判】
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ロックガーデンの石でおすすめの庭石15選!おしゃれな石や失敗しない選び方

2025 7/15
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役立ち情報
2025年7月15日
ロックガーデンの石でおすすめの庭石15選!おしゃれな石や失敗しない選び方

ロックガーデンの石選びで、「どんな種類があるの?」「うちの庭にはどれが合うの?」と悩んでいませんか。おしゃれな庭にしたいという期待がある一方で、いざホームセンターや通販サイトを見ると、石の種類が多すぎて何から考えればいいか分からなくなってしまいますよね。

もし、なんとなくの雰囲気だけで石を選んでしまうと、「完成したけどイメージと違う…」「石の周りからすぐに雑草が生えてきた」といった後悔につながりかねません。費用も手間もかけたのに、満足できない庭になってしまうのは避けたいところです。

ロックガーデン作りは、石選びが成功の9割を占めると言っても過言ではありません。大切なのは、あなたの作りたい庭のイメージを明確にし、それに合った石の種類と特徴、そして正しい選び方のポイントを知ることです。

そこでこの記事では、造園業に20年携わってきたプロの視点から、ロックガーデンにおすすめの石をテイスト別に紹介し、後悔しないための選び方のポイントから具体的な作り方まで、現場の知見を交えて網羅的に解説します。

この記事を読むと以下のことがわかります:

  • あなたの理想の庭に合う石の種類がわかる
  • 失敗しない石の選び方の4つのポイント
  • ホームセンターや通販など、最適な購入場所が見つかる
  • 初心者でもおしゃれに仕上がるロックガーデンの作り方
  • 石の必要量や配置のコツなど、よくある疑問が解決する
この記事を書いた人

西原造園の代表で職人歴20年以上の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績500件以上。施主様の生活背景や状況を理解し戸建ての庭のリフォームをメインに外構・造園・エクステリアプランを作成したり、特にお庭の問題を解決するのが得意。全国紙ガーデン&エクステリアの掲載歴があり、父は一級造園技能士、母は奈良新聞にも掲載された一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。

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目次

【テイスト別】ロックガーデンにおすすめのおしゃれな庭石15選

ロックガーデン

ロックガーデン作りで最も楽しく、そして最も悩むのが石選びですよね。洋風、和風、ナチュラルなど、目指すお庭のテイストによって最適な石は全く異なります。

この章では、私が現場でよく使い、お客様からの人気も高い15種類の庭石を「洋風・モダン」「和風・和モダン」「ナチュラル・自然風」の3つのテイストに分けてご紹介します。まずはここから、あなたの理想の庭の主役となる石を見つけていきましょう。

スクロールできます
テイスト石の名前特徴
洋風・モダン割栗石ゴツゴツしてダイナミックな存在感
伊勢砂利濡れると変化する上品な錆色
御影石(サビ)温かみのある茶系で洋風にも合う
白砕石明るく清潔感があり安価
大理石(砕石)高級感があるが酸性雨に弱い
和風・和モダン那智黒砂利濡れると漆黒に輝く高級感
白玉砂利純白で上品だが汚れやすい
白ゴロタ石和風の庭以外にモダンに使える、使い勝手の良い石
黒砕石シャープでモダンな印象
溶岩石軽量で苔がつきやすく風合いが良い
ゴロタ石優しく柔らかな印象で明るい空間に
ナチュラル砂岩温かみのあるベージュ色で優しい雰囲気
ゴロタ石自然で素朴な丸みのある形状
化粧砂利色が豊富で装飾性が高い
岐阜石深い緑色で硬質、耐久性が高い
ブラウンロック汚れが目立ちにくく木材と好相性

【洋風・モダン】におすすめの石5選

玄関アプローチやリビングから見える主庭など、モダンで洗練された印象にしたい場所には、角がはっきりしていたり、色味がシンプルだったりする石がよく合います。

特に、建物の外壁や雰囲気に合わせることで、家全体に統一感が生まれます。ここでは、直線的なデザインの住宅や、すっきりとした外構によく映える5種類の石について、それぞれの特徴と使い方のコツを解説します。

割栗石

ゴツゴツとした無骨な表情で、ダイナミックな景観を作りたいなら割栗石(わりぐりいし)が最適です。

岩を砕いて作られるため、一つとして同じ形がなく、その存在感はロックガーデンの主役にするのに十分なインパクトがあります。特に最近人気のドライガーデンで、アガベやユッカといった個性的な植物と組み合わせるお客様が非常に多いですね。

DIYで挑戦する方もいますが、1つ20kgを超えることも珍しくないため、運搬や配置には注意が必要です。私の現場では、まず一番大きな石をクレーンで配置し、全体の骨格を決めてから周りを小さな石で固めていく、という手順を踏みます。

ご自身で施工される場合は、まずメインにしたい石をいくつか選び、その周りに小ぶりの石を配置すると、バランスが取りやすいですよ。色はグレー系が主流ですが、白や茶系のものもあり、外壁の色と合わせると統一感が出ます。

伊勢砂利

砂利

「砂利」と聞くと脇役のイメージがあるかもしれませんが、伊勢砂利(いせじゃり)は、その独特の錆色が洋風の庭に温かみと上品さを加えてくれる名脇役です。

三重県の川で採れる角が取れた丸みのある石で、水に濡れると深い茶色に変化し、晴れた日とはまた違った表情を見せてくれます。特に、ウッドデッキや枕木、レンガといった自然素材との相性は抜群ですね。

この石を選ぶ上で知っておいてほしいのが、サビ色が出るという特徴です。これは石に含まれる鉄分が酸化するためで、時間と共に少しずつ色合いが変化していきます。

これを「味」と捉えるか「汚れ」と捉えるかで評価が分かれますが、ナチュラルモダンな雰囲気がお好きな方には大変喜ばれます。水はけが良いのでアプローチにも使えますが、雑草対策として防草シートを下に敷くことは忘れないようにしてください。

御影石(サビ)

御影石(みかげいし)というと、純和風の庭園を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかし、サビ御影石は、その名の通り錆びたような茶系の色合いが特徴で、実は洋風やモダンなロックガーデンにも非常によく馴染みます。

白や黒の御影石が持つ硬質なイメージとは異なり、温かみのある落ち着いた雰囲気を演出できるのが最大の魅力です。

私の経験上、この石はコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物や、アイアンを使ったフェンスなど、少し無機質な空間に合わせると、冷たい印象を和らげてくれる効果があります。

経年でさらに色が深まり、苔がつけば趣も増していきます。価格は白御影石などと比べると少し高めになる傾向がありますが、他とは違う、少し個性的なロックガーデンを目指すこだわり派のお客様には、ぜひ一度検討していただきたい石の一つです。

白砕石

お庭全体をパッと明るく、清潔感のある印象にしたい場合に最もよく使われるのが白砕石(しろさいせき)です。

石灰岩などを砕いて作られるため、角がシャープで、モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出するのに非常に適しています。

価格も比較的安価で、ホームセンターなどでも手に入りやすいため、DIYでロックガーデンに挑戦したい初心者の方にも人気がありますね。

ただし、選ぶ際には2つの注意点があります。一つは、角が尖っているため、小さなお子様が遊ぶような主庭に広範囲で使うのは少し注意が必要なこと。

もう一つは、真っ白なので土汚れやコケが目立ちやすいことです。特に日陰や湿気の多い場所に使うと、数年で緑がかってくることがあります。

そのため、駐車場や玄関アプローチ、建物の犬走りなど、人がよく歩き、日当たりの良い場所で使うのが最もこの石の美しさを活かせる使い方だと私は考えています。

大理石(白・砕石)

キラキラと光を反射する結晶が美しく、高級感のあるロックガーデンを作りたいというご要望の際に候補に挙がるのが大理石の砕石です。

特に白色のものは、ギリシャの神殿のような、上品で格調高い雰囲気を演出してくれます。アクセントとして部分的に使うだけでも、庭全体がワンランク上の印象になりますね。

しかし、この石を屋外で使うには大きな注意点があります。私の現場でも過去にありましたが、大理石は主成分が炭酸カルシウムのため酸性雨に弱く、年月と共に表面が溶けてツヤがなくなり、ザラザラになってしまうのです。

また、表面が多孔質で保水しやすいため、日陰では非常にコケが生えやすいという弱点も抱えています。

そのため、広範囲に敷き詰めるというよりは、雨が直接当たらない軒下や、鉢植えのマルチング材としてアクセント的に使うのが、美しさを長持ちさせるプロのコツです。

【和風・和モダン】におすすめの石5選

先ほどは洋風・モダンな石をご紹介しましたが、次は日本の住まいにしっくりと馴染む、和の趣を持つ石を見ていきましょう。

伝統的な日本庭園はもちろん、現代の住宅に合わせた「和モダン」な空間は、心を落ち着かせてくれますよね。特に、家の格式を高めたい、あるいは静かで趣のある坪庭を作りたいという方には、これから紹介する5つの石がおすすめです。それぞれの石が持つ独特の風格と、効果的な使い方を解説します。

那智黒砂利

濡れるとまるで漆のような深い黒色に輝く那智黒砂利(なちぐろじゃり)は、高級感と重厚感を演出したい場合に最適な石です。

乾いているときは濃いグレーですが、ひとたび水分を含むとその表情を一変させ、空間をキリっと引き締めてくれます。私の現場では、小さな坪庭や玄関脇のちょっとしたスペースに敷き詰め、「見せる庭」としてデザインすることが多いですね。

価格は他の砂利に比べて高価なため、庭全体に使うというよりは、アクセントとして部分的に使うのが現実的です。

例えば、白玉砂利と市松模様に敷き分けたり、蹲(つくばい)の周りにあしらったりするだけで、空間の格がぐっと上がります。

DIYでこだわりを追求したい方は、少量でもその効果は絶大なので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。本物の那智黒石は希少なので、類似品との違いをよく確認して選ぶのがポイントです。

白玉砂利

清潔感と上品さを兼ね備えた白玉砂利(しらたまじゃり)は、和風庭園における定番中の定番と言えるでしょう。

角が取れた丸い形状と、その名の通り玉のような純白の色合いが、庭全体を明るく、そして広く見せてくれる効果があります。特に、那智黒砂利のような黒系の石と組み合わせることで、互いの色を引き立て合い、美しいコントラストを生み出します。

この石を選ぶ上で最も注意すべき点は、やはり汚れが非常に目立ちやすいことです。日陰で湿気の多い場所や、落ち葉が頻繁に落ちてくる樹木の下などに敷くと、すぐにコケやシミが付着してしまいます。

そのため、定期的に熊手でならしたり、汚れた部分を取り除いたりといったメンテナンスが欠かせません。手間をかけられるこだわり派の方にはおすすめですが、ローメンテナンスを重視するなら、日当たりの良い場所に限定して使うのが賢明です。

白ゴロタ石

その名の通り、白く、そして川の流れなどで角が取れた丸みのある形状が特徴の白ゴロタ石は、庭全体に優しく、柔らかな印象を与えてくれます。

和風の庭はもちろん、そのシンプルな美しさからモダンな住宅の外構にも自然に溶け込む、非常に使い勝手の良い石ですね。一つ一つが不揃いな自然の形をしているため、並べるだけで温かみのある風景が生まれます。

私の現場では、特に日当たりが少し悪い北側の坪庭や、玄関周りをパッと明るく見せたい、というご要望の際にご提案することが多いです。角が丸いので、小さなお子様が遊ぶスペースの周りに使っても安心感があるのも、ファミリー層に喜ばれるポイントです。

ただし、この石を選ぶ上で知っておいていただきたいのは、その白さゆえのメンテナンス性です。白玉砂利と同様に、土汚れやコケが非常に目立ちやすいため、美しい状態を保つには定期的な手入れが欠かせません。

その手間を「庭を慈しむ時間」と考えられる方にとっては、最高のパートナーになってくれる石だと思います。

黒砕石

モダンでシャープな和の空間を目指すなら、黒砕石(くろさいせき)が非常に効果的です。白砕石と同様に角張った形状ですが、色が黒になるだけで、空間全体が引き締まり、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出します。

特に、白系の外壁や、植栽の鮮やかな緑とのコントラストは息をのむほど美しく、多くの設計士さんが好んで使われるのも頷けます。

この石のメリットは、比較的安価でホームセンターなどでも入手しやすく、DIYでも扱いやすい点です。ただし、注意点もあります。黒い色は夏場に太陽の熱を吸収しやすく、表面が高温になることがあります。

小さなお子様やペットが触れる可能性のある場所では、少し配慮が必要かもしれません。また、砕石の中には色が褪せやすいものもあるため、購入時には品質をよく確認することをおすすめします。

溶岩石

ゴツゴツとした多孔質(穴がたくさん開いている)の独特な質感が特徴の溶岩石は、自然の力強さを感じさせてくれる魅力的な石です。

見た目の重厚感とは裏腹に、内部に空洞が多いため比較的軽量で、DIYでも扱いやすいのが嬉しいポイントですね。和風庭園はもちろん、最近ではアジアンリゾート風の庭づくりにもよく使われています。

この石の最大の魅力は、苔との相性が抜群なことです。表面の凹凸に水分が溜まりやすく、自然と苔がむして、何十年も前からそこにあったかのような風情を醸し出してくれます。

この経年変化を楽しめるかどうかが、この石を好きになるかどうかの分かれ道かもしれません。また、穴に少し土を入れて、セダムのような乾燥に強い植物を植え込む「ロックプランツ」を楽しむお客様も多く、作る過程も楽しめる石と言えるでしょう。

【ナチュラル・自然風】におすすめの石5選

ここまでモダンな石、和風の石と見てきましたが、最後はまるで雑木林の一部を切り取ってきたかのような、自然な風景に溶け込む石たちをご紹介します。

作り込みすぎず、植物が主役になるような優しい雰囲気の庭は、見ていて心が和みますよね。特に、ガーデニングが好きで植物との調和を楽しみたい方や、子供たちが自然と触れ合えるような庭を目指すファミリー層にぴったりの石を集めてみました。

砂岩(サンドストーン)

温かみのあるベージュや柔らかなブラウンの色合いが特徴の砂岩(サンドストーン)は、ナチュラルガーデンの定番素材です。

名前の通り砂が固まってできた石で、表面には層状の模様が見られ、優しい雰囲気を醸し出してくれます。方形にカットされたものはテラスや小道に、自然な形のものはロックガーデンのアクセントにと、様々な使い方ができるのも魅力の一つです。

この石を選ぶ際に知っておいていただきたいのは、吸水性が高く、比較的柔らかいという性質です。

そのため、日陰ではコケが生えやすく、その変化を「風合い」として楽しめる方に向いています。逆に、高圧洗浄機などで強く洗浄すると表面が削れてしまうことがあるので注意が必要です。

私の現場では、イングリッシュガーデンのような、草花が豊かに茂る庭の小道に使うことが多いですね。植物の緑と砂岩のベージュのコントラストは、本当に美しいですよ。

ゴロタ石

川の上流から下流へ、あるいは海岸で波に洗われるうちに角が取れて丸くなったゴロタ石は、その名の通りゴロゴロとした素朴な姿が魅力です。

一つ一つ形や大きさが異なり、その不揃いさがかえって自然な景観を作り出してくれます。花壇の縁取りとして並べたり、庭の小道の両脇に無造作に配置したりするだけで、一気にナチュラルな雰囲気になります。

ホームセンターなどでも比較的安価で手に入り、DIYでロックガーデンを作るには最適な石の一つです。より自然に見せるコツは、大小さまざまなサイズの石を混ぜて使うこと。

大きな石をいくつか配置して骨格を作り、その隙間を小さな石で埋めていくと、安定感と自然らしさが両立できます。ちなみに、近所の川から自分で拾ってくるのは、法律や条例で禁止されている場合がほとんどですので、必ず購入するようにしてくださいね。

化粧砂利

化粧砂利とは、庭を装飾する目的で使われる砂利の総称で、ピンクやイエロー、グリーンなど、本当に多彩な色や種類があるのが特徴です。

ロックガーデンにおいては、主役の大きな石の周りに敷き詰めたり、植物の根元を覆うマルチング材として使ったりします。土の表面を覆うことで、土の乾燥や、雨による泥はねを防ぐという実用的な役割も果たしてくれます。

共働きで忙しいご家庭など、手軽にお庭の印象を変えたいという場合に非常に便利なアイテムです。ただし、敷く際には注意点があります。

コストを気にして薄く敷いてしまうと、下地の防草シートが見えてしまったり、隙間から雑草が生えてきたりします。美観と雑草抑制の効果をしっかり出すためには、最低でも3〜4cmの厚みを持たせて敷くのがプロの基本です。色を変えるだけで気分も変わるので、季節ごとに楽しむのも良いかもしれませんね。

岐阜石

濃い緑色や青みがかった色が特徴の岐阜石は、チャートという非常に硬い堆積岩です。角がゴツゴツと尖っており、一つ置くだけでも庭全体が引き締まるような存在感があります。

特に、雨に濡れたときに見せる深い緑色は格別で、シダ植物や和風の植栽との相性は抜群。和風にも洋風にも偏らない、独特の落ち着いた雰囲気を持っているので、様々なスタイルの庭に合わせやすい万能選手です。

この石の長所は、なんといってもその硬さと耐久性です。風化に非常に強く、何十年経ってもその美しい姿を保ち続けてくれます。

そのため、庭の「格」を上げたい、長年にわたって楽しめる質の良い庭を作りたいという、こだわり派のお客様からよく指名が入ります。価格は他の石に比べてやや高めですが、その価値は十分にあると私は思います。

ブラウンロック

チョコレートのような温かみのある茶色が特徴のブラウンロックは、ナチュラルでありながら、どこかモダンな雰囲気も感じさせる人気の割栗石です。

特に、ウッドデッキや枕木、ウッドフェンスといった木材の色と非常に相性が良く、庭全体に統一感と落ち着きをもたらしてくれます。植栽の緑とも自然に馴染み、植物を引き立ててくれる名脇役ですね。

この石がファミリー層に特におすすめな理由は、汚れが目立ちにくいという実用的なメリットがあるからです。例えば、白系の石はお子さんが遊んだ後の土汚れなどが気になりますが、ブラウンロックならほとんど目立ちません。

管理が楽というのは、忙しい毎日の中では非常に重要なポイントではないでしょうか。価格も比較的手頃なものが多く、DIYでも扱いやすいサイズが揃っているため、初心者の方でも挑戦しやすい石の一つです。

失敗しない!ロックガーデンの石の選び方 4つのポイント

さて、ここまで様々な種類の石をご紹介してきましたが、「たくさんありすぎて、やっぱりどれを選べばいいか迷ってしまう…」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここからは、その迷いを解消するために、プロが現場で必ず確認している「石選びの判断基準」を4つのポイントに絞って解説します。このポイントを押さえるだけで、あなたの理想の庭にぴったりの石が、ぐっと見つけやすくなりますよ。

ポイント1:庭の完成イメージ(テイスト)で選ぶ

ロックガーデン作りで最も大切なことは、「どんな庭にしたいのか」という完成イメージを最初にしっかり描くことです。

「なんとなくこの石がかっこいいから」という理由だけで選んでしまうと、いざ庭に置いてみたときに建物や他の植物と馴染まず、ちぐはぐな印象になってしまう…というのは、よくある失敗の一つです。

まずは、先ほどご紹介した「洋風・モダン」「和風・和モダン」「ナチュラル」といったテイストの中から、ご自身の目指す方向性を決めてみてください。

例えば、コンクリート打ちっぱなしのモダンな住宅ならシャープな割栗石、純和風の家なら風格のある御影石、というように、建物との調和を考えるのが基本です。

私の現場では、外壁の色や素材、窓枠のサッシの色まで考慮して石をご提案しています。家と庭は一つの空間です。ゴールから逆算して考えることが、失敗しない石選びの第一歩ですよ。

ポイント2:石の機能性(形・サイズ・材質)で選ぶ

作りたい庭のテイストが決まったら、次はより具体的に、石そのものが持つ「個性」、つまり機能性に目を向けていきましょう。石の形、サイズ、そして材質は、庭の印象だけでなく、安全性やメンテナンス性にも大きく関わってきます。

例えば、形については、ゴロタ石のような丸い石は優しい、柔らかな印象を与えるのに対し、砕石のように角張った石はモダンでシャープな印象になります。

小さなお子様が遊ぶスペースなら、安全性を考えて角の少ない石を選ぶという視点も大切ですね。サイズについては、大きな石は存在感がありますが、狭い庭では圧迫感の原因にもなり得ます。

大小の石をリズミカルに組み合わせるのが、プロの腕の見せ所であり、自然に見せるコツでもあります。

材質も重要で、DIYで挑戦したいなら比較的軽い溶岩石、耐久性を重視するなら硬質な御影石、といったように、ご自身の体力や求める性能に合わせて選ぶことが後悔しないためのポイントです。

ポイント3:予算と価格帯で選ぶ

どんなに理想的な石が見つかっても、予算が合わなければ計画を進めることはできませんよね。石選びにおいては、石そのものの価格だけでなく、運搬や施工にかかる費用までトータルで考えることが非常に重要です。

価格帯は石の種類によって大きく異なります。一般的に、砕石やゴロタ石は比較的安価で、ホームセンターでも手軽に購入できます。

一方で、那智黒石のような希少なものや、景石として使うような人の手で運べない大きな石は高価になります。特に注意したいのが、大きな石を設置する際のクレーンなどの重機代や運搬費です。

これが意外と見落とされがちで、「石代は予算内だったのに、総額が大幅にオーバーしてしまった」というご相談も少なくありません。

予算を抑えたい場合は、庭の主役になるフォーカルポイントにだけ質の良い石を使い、他の部分は安価な石で補うなど、賢くメリハリをつけるのがおすすめです。

ポイント4.:植物との相性で選ぶ

ロックガーデンの魅力は、石と植物が織りなす美しいハーモニーにあります。

石選びの最後のポイントは、「どんな植物を植えたいか」という視点です。石は、植物にとっての「家」や「背景」のようなもの。互いを引き立て合う関係性を考えることが、センスの良い庭づくりの鍵となります。

例えば、アガベやセダムといった乾燥を好む多肉植物をメインにしたいなら、水はけの良い溶岩石や砕石が適しています。

逆に、しっとりとした日陰を好むギボウシやシダ植物には、適度に保水し、苔がつきやすい砂岩などがよく似合います。また、石の色と植物の葉の色を合わせるのも上級テクニックです。

例えば、シルバーリーフの植物の隣に黒い石を置くと、葉の銀色が際立ってとても美しいですよ。植えたい植物が決まっている方は、その植物が好む環境(日当たり、水はけなど)から逆算して石を選ぶというアプローチも、非常に有効な方法です。

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ロックガーデンの石はどこで売ってる?主な販売先とメリット・デメリット

理想の石のイメージが固まってきたら、次はいよいよ「どこで手に入れるか」というステップに進みます。

ロックガーデン用の石は、身近なホームセンターから専門的な石材店、そして品揃え豊富な通販サイトまで、様々な場所で購入することができます。

それぞれの販売先には一長一短があり、ご自身の状況や求める石によって最適な選択は変わってきます。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを、プロの視点から詳しく解説していきますね。

スクロールできます
購入場所メリットデメリットこんな人におすすめ
ホームセンター・実物を見て選べる
・少量から購入可能
・手軽で身近
・種類が少ない
・大きな石はない
・大量購入時の運搬が大変
・DIY初心者
・少量だけ欲しい人
・まずは実物を見たい人
建材・石材店・種類が豊富で専門的
・大きな景石が見つかる
・プロに相談できる
・個人には敷居が高い場合がある
・少量購入に向かない
・価格が分かりにくいことがある
・こだわり派の人
・珍しい石や大きな石が欲しい人
・専門家のアドバイスが欲しい人
通販サイト・圧倒的な品揃え
・自宅まで配送してくれる
・24時間いつでも探せる
・実物を見られない
・送料が高くなることがある
・イメージと違うリスクがある
・近くにお店がない人
・重い石を運びたくない人
・多くの種類から比較したい人

ホームセンター|実物を見て少量から買える

DIYでロックガーデンに挑戦したい方にとって、最も身近で頼りになるのがホームセンターではないでしょうか。最大のメリットは、なんといっても実物を見て、触って選べることです。

写真だけでは分かりにくい色合いや質感、大きさを自分の目で直接確認できる安心感は大きいですよね。また、袋詰めで少量から販売されていることが多いため、「花壇の縁取りに少しだけ使いたい」といったニーズにも応えやすいのが特徴です。

ただし、デメリットとしては、品揃えに限りがある点が挙げられます。置かれているのは、白砕石やゴロタ石といった、比較的ポピュラーで扱いやすい種類が中心です。

少し珍しい石や、庭の主役になるような大きな景石を探している場合は、物足りなさを感じるかもしれません。また、大量に購入する場合、自分で何度も車で運ぶ手間がかかる点も考慮しておく必要があります。まずはホームセンターで大まかなイメージを掴み、必要に応じて他の購入先も検討するのが賢い使い方かもしれません。

建材・石材店|種類が豊富・珍しい石が見つかる

「ホームセンターでは満足できない」「もっと専門的で、こだわりの石を見つけたい」というこだわり派の方におすすめなのが、地域の建材店や石材店です。

こうしたお店の強みは、なんといってもその専門性と品揃えの豊富さにあります。ホームセンターではお目にかかれないような珍しい種類の石や、人の手では運べないような大きな景石まで、多種多様な石がストックされています。

また、何より心強いのが、石のプロに直接相談できることです。「こういうイメージの庭にしたいんだけど、どの石が合う?」といった相談をすれば、長年の経験に基づいた的確なアドバイスをもらえます。

ただし、個人客にはあまり慣れていないお店もあるため、少し敷居が高いと感じるかもしれません。また、価格表示が「1トンあたり」となっていることも多く、少量購入には向かない場合があります。

まずは電話で問い合わせてみて、個人でも購入可能か、どんな種類の石を扱っているかを確認してみるのが良いでしょう。

通販(ネットショップ)|種類が豊富で自宅まで届く

時間や場所を選ばず、膨大な種類の石の中から比較検討できるのが通販(ネットショップ)の最大のメリットです。

全国の専門店の石を自宅にいながら探せるため、品揃えは他のどの購入先よりも豊富と言えるでしょう。特に、共働きで日中にお店を回る時間がない方や、近くにホームセンターや石材店がない方にとっては、非常に便利な選択肢です。

そして何よりの魅力は、重い石を自宅の玄関先まで配送してくれる点です。DIYで一番大変なのが石の運搬ですから、この労力を省けるのは大きなメリットではないでしょうか。

一方で、デメリットは実物を見られないことです。モニターの色と実際の色が微妙に違ったり、大きさがイメージと異なったりするリスクは常にあります。

また、送料が意外と高額になるケースもあるため、石の価格だけでなく、送料を含めた総額で比較検討することが重要です。信頼できるショップを見つけるためにも、購入者のレビューや施工事例の写真をよく確認することをおすすめします。

【補足】川や山で拾うのはあり?注意点を解説

「ロックガーデンに使う石くらい、近所の川や山で拾ってくればタダじゃないか」と考える方が、時々いらっしゃいます。気持ちは分かりますが、これは絶対にやめてください。

実は、国や自治体が管理する河川や国有林の石や砂利を、許可なく採取することは法律で禁止されています(河川法、森林法など)。たとえ個人の所有地であっても、勝手に入って石を持ち去れば窃盗罪に問われる可能性があります。

また、法律的な問題だけでなく、安全面や生態系の観点からも大きな問題があります。川や山の石は、その場所の治水や生態系を維持するために重要な役割を担っています。

安易に持ち去ることで、環境に悪影響を与えてしまうかもしれません。さらに、自然の石にはどんな生物や細菌が付着しているか分かりません。

コストを抑えたいという気持ちは理解できますが、ロックガーデンに使う石は、必ず正規のルートで購入するようにしてください。これが、安心して庭づくりを楽しむための大前提です。

初心者でも簡単!ロックガーデンの作り方 6つのステップ

さあ、いよいよロックガーデンを形にしていく実践編です。石を選び、購入先も決まったら、あとは作るだけですね。「でも、自分でうまく作れるだろうか…」と不安に感じている方もご安心ください。

専門的な知識や道具がなくても、これからご紹介する6つのステップと、それぞれの工程でのちょっとしたコツを押さえれば、初心者の方でも驚くほどおしゃれなロックガーデンを作ることができます。一緒に理想の庭を完成させましょう。

ステップ1:場所を決めてデザインを考える

何事も最初が肝心です。ロックガーデン作りで最初にやるべきことは、「どこに、どんな目的で、どんなデザインの庭を作るか」を具体的に決めることです。

この計画が曖昧なまま進めてしまうと、後から「やっぱりあっちにすればよかった…」と後悔することになりかねません。

まずは、家の中から、あるいは庭を歩きながら、ロックガーデンを作りたい場所をじっくりと観察してみてください。日当たりや水はけはどうか、リビングからの眺めはどうか、お子さんが遊ぶ動線を邪魔しないか、といった点をチェックします。

次に、雑誌やインターネットで見つけたお気に入りの写真を参考に、大まかなデザインを描いてみましょう。大きな石をどこに置くか、植物はどのあたりに植えるか、簡単なスケッチで構いません。この一手間が、材料の無駄を防ぎ、作業をスムーズに進めるための設計図になります。

ステップ2:土を入れる

デザインやレイアウトがきまったら、次は植物を植えるための土を入れていきます。

ロックガーデンに植える植物の多くは、乾燥した環境を好むため、土選びの最大のポイントは「水はけの良さ」です。水はけが悪いと根腐れを起こし、せっかく植えた植物が枯れてしまう原因になります。

もし、どんな土を選べばいいか分からなければ、ホームセンターなどで売られている「山野草用の土」や「多肉植物用の土」を使うのが一番手軽で確実です。

これらの土は、軽石や赤玉土などがバランス良く配合されており、水はけが良いように作られています。ご自身で土をブレンドしたいこだわり派の方は、赤玉土(小粒)をベースに、腐葉土と軽石(または鹿沼土)を「6:3:1」くらいの割合で混ぜると、ロックガーデンに適した土を作ることができますよ。

ステップ3:整地と防草シートの設置

デザインが決まったら、次は土台作りです。この整地と防草シートの設置は、見た目には見えない部分ですが、ロックガーデンの美しさとメンテナンス性を左右する最も重要な工程と言っても過言ではありません。私の経験上、この工程を手抜きして後悔しているお客様は本当に多いのです。

まずは、石や雑草、木の根などを丁寧に取り除き、地面を平らにならします。このとき、少しだけ水勾配(水が流れる傾斜)をつけておくと、水はけが良くなります。

地面がきれいになったら、いよいよ防草シートの出番です。シート同士を最低でも10cmは重ね、専用のピンで隙間なく固定してください。ここで隙間があると、そこから光が入り込み、しつこい雑草が生えてくる原因になります。「後々の草むしりの手間をなくすため」と考え、丁寧すぎるくらいにきっちりと作業するのが、成功の秘訣です。

ステップ4:石を配置する(レイアウトのコツ)

いよいよ、庭の骨格となる石を配置していきます。この工程がロックガーデンの見栄えを決定づける、最もクリエイティブで楽しい時間かもしれません。

ここでプロが実践しているコツは、「一番大きな石(親石)から置く」ということです。いきなり小さな石から並べ始めると、全体のバランスが取りにくくなってしまいます。

まず、庭のフォーカルポイント(視線が最も集まる場所)に、一番大きくて形の良い親石をどっしりと据えます。

次に、その親石をサポートするように、2番目に大きい石(副石)、3番目に大きい石(添石)を、不等辺三角形を描くように配置するのが基本です。

これを「三尊石組(さんぞんいわぐみ)」といい、安定感と奥行きが生まれます。石には「顔」と呼ばれる、一番美しく見える向きがあります。

色々な角度から眺めながら、一番しっくりくる向きを探してみてください。あとは、これらの主役たちの間に、小ぶりの石をリズミカルに配置していけば、自然で美しい景観が生まれます。

ステップ5:植物を植える

石の配置が決まり、庭の骨格が見えてきたら、次は植物で彩りを加えていくステップです。石と石の間に、先ほど用意した水はけの良い土を足しながら、植物を植え込んでいきましょう。

このとき、買ってきたポットから植物を出す際は、根鉢(ねばち)を少しだけ手でほぐしてあげると、新しい土に根が張りやすくなります。

植える際のコツは、高低差を意識することです。背の高い植物を奥に、低い植物を手前に配置すると、庭に立体感と奥行きが生まれます。

また、葉の色や形が異なる植物を組み合わせるのもポイントです。例えば、シルバーリーフの隣に銅葉の植物を植えたり、細長い葉の隣に丸い葉のものを配置したりすると、互いを引き立て合い、表情豊かな庭になります。石の力強さと、植物の繊細な美しさが融合した、あなただけの景色を作っていきましょう。

ステップ6:砂利やバークチップで仕上げる

最後の仕上げとして、植物を植えて土が見えている部分を、化粧砂利やウッドチップなどで覆い隠していきます。この作業を「マルチング」と呼びます。この一手間を加えるだけで、庭の完成度がぐっと高まるだけでなく、たくさんのメリットがあるんですよ。

まず、見た目が美しくなり、雑草が生えにくくなります。さらに、土の急激な乾燥を防いだり、雨による泥はねを抑えて植物が病気になるのを防いだりする効果もあります。

マルチング材は、全体のテイストに合わせて選びましょう。例えば、モダンな庭ならシャープな砕石、ナチュラルな庭なら温かみのあるウッドチップやくるみの殻などがよく合います。これで、見た目も美しく、管理も楽なロックガーデンの完成です。

ロックガーデンの石に関するよくある質問

ここまでロックガーデンの作り方を一通り解説してきましたが、実際に作業を始める前には、まだ細かな疑問や不安が残っているかもしれませんね。

この章では、お客様から特によくいただく質問をピックアップし、プロの視点から一つひとつ分かりやすくお答えしていきます。ここで疑問を解消して、すっきりとした気持ちで庭づくりをスタートさせましょう。

必要な石の量の目安は?

これは非常によくいただく質問で、計算が難しい部分ですよね。簡単な目安として、1平方メートルあたり、厚さ3〜4cmで砂利を敷く場合、約60〜80kg必要と覚えておくと良いでしょう。

ホームセンターで売られている20kg入りの袋なら、3〜4袋分に相当します。ただし、これはあくまで平面的に敷く砂利の計算です。

ロックガーデンのように大小の石を立体的に組む場合は、これに加えてメインとなる大きな石が別途必要になります。まずは大まかな面積を測り、デザインを考えながら、少し多めに用意しておくのがおすすめです。

石を配置する上でおしゃれに見せるコツは?

おしゃれに見せる最大のコツは、「自然らしさ」を意識することです。石を等間隔にきれいに並べすぎると、かえって人工的で不自然な印象になってしまいます。ポイントは3つあります。

1つ目は、大小さまざまなサイズの石を混ぜて使うこと。2つ目は、石の向きを少しずつ変え、流れや動きを出すこと。3つ目は、石を完全に埋め込まず、3分の1ほど土に埋めることです。

こうすることで、石が地面から自然に顔を出しているような、安定感のある景観になります。

雑草対策として効果はありますか?

はい、正しい手順で施工すれば、非常に高い雑草対策効果が期待できます。重要なのは、石を置く前に、地面をしっかりと整地し、隙間なく防草シートを敷くことです。

この防草シートが太陽光を遮断し、雑草の光合成を防いでくれます。

石や砂利はその重みでシートを固定し、紫外線による劣化を防ぐ役割を果たします。ただし、石の隙間に飛んできた種子から小さな雑草が生えることはあります。これは見つけ次第、手で簡単に抜き取れるレベルのものがほとんどです。

ロックガーデンを作るのにどのくらいの石が必要ですか?

これは庭の広さやデザインによって大きく変わりますが、先ほどの目安に加えて、具体的な例で考えてみましょう。

例えば、2畳(約3.3平方メートル)ほどの小さなスペースにロックガーデンを作る場合、まずメインとなる中くらいの大きさの石(直径30cm程度)を3〜5個。その周りを埋める小ぶりの石(直径10〜15cm)を10〜20個。

そして、地面を覆うための化粧砂利が、厚さ4cmで敷くとすると約200kg(20kg袋で10袋)ほど必要になります。まずは主役となる石の数を決め、その後で地面を覆う砂利の量を計算すると、イメージしやすいですよ。

ドライガーデンに使われる石は?

ドライガーデンは、その名の通り乾燥した気候の植物(アガベ、ユッカ、サボテンなど)を中心に構成される庭のスタイルで、ロックガーデンと非常に相性が良いです。

使われる石は、ゴツゴツとして荒々しい表情を持つ割栗石や、赤茶けた色が特徴の溶岩石が定番です。

これらの石は、植物の個性的なフォルムを引き立て、まるでアメリカの西海岸やメキシコの砂漠のような、非日常的な空間を演出してくれます。色は、グレーやブラウン、赤系など、少しワイルドな雰囲気のものが人気ですね。

ロックガーデンに防草シートは必要ですか?

結論から言うと、必須です。私の経験上、防草シートなしでロックガーデンを作って、「数ヶ月で石の間から雑草だらけになってしまった…」と後悔されるお客様は後を絶ちません。

石を置くだけでもある程度の雑草抑制効果はありますが、スギナやドクダミのような強力な雑草は、わずかな隙間からでも突き抜けて生えてきます。

後々のメンテナンスの手間を考えれば、初期投資として防草シートを敷くコストと労力は、決して無駄にはなりません。美しい景観を長く維持するためにも、必ず使用してください。

ロックガーデンに向いている植物は?

ロックガーデンは水はけが良く、乾燥しやすい環境になるため、乾燥に強い植物を選ぶのが基本です。代表的なものとしては、ぷくぷくとした葉が可愛らしいセダムやセンペルビウムといった多肉植物。

ハーブ類では、タイムやローズマリー、ラベンダーなどがよく合います。また、可憐な花を咲かせる芝桜やアリッサム、シルバーリーフが美しいエレモフィラ・ニベアなども人気があります。

これらの植物は、いずれも丈夫で手間がかからないため、初心者の方でも安心して育てることができますよ。

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ロックガーデンの石について、どれが自分の庭に合うのか分からない人へ

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まとめ

今回は、ロックガーデンに使う石の種類から、失敗しない選び方、具体的な作り方までを網羅的に解説してきました。

ロックガーデン作りは、石選びでその仕上がりの大半が決まります。大切なのは、まずご自身の「こんな庭にしたい」という完成イメージをしっかりと持ち、そのテイストに合った石を選ぶことです。そして、見た目だけでなく、価格や機能性、植物との相性といった多角的な視点から、最適な石を見つけ出すことが後悔しないための鍵となります。

この記事でご紹介した15種類の石や選び方のポイントを参考に、ぜひあなただけの理想の石を見つけてください。そして、作り方のステップに沿って、一つひとつの工程を楽しみながら作業を進めていけば、きっと愛着のわく素敵なロックガーデンが完成するはずです。

もし、途中で分からなくなったり、大きな石の扱いに困ったりしたときは、無理せず私たちのようなプロに相談してくださいね。あなたの庭づくりが、素晴らしい体験になることを心から願っています。

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