こんにちは。奈良の外構・エクステリア・造園(庭)のリフォーム専門店 にしはら造園の西原智です。
前回は、雑草の解決策として、砂利を撒くという方法をお伝えしました。
砂利だと、生えてくる可能性が高いという事もお伝えしましたね。
そこで、今回はより効果が高い方法の、防草シートについて、お話しようと思います。
防草シートを敷く前に知っておきたい、メリットとデメリットとは?
雑草を生えてこなくする方法として、2つ目の方法は防草シートを敷くという方法です。
防草シートとはいったい何かというと、日光を遮断する事により雑草を生えてこなくさせるシートの事です。
雑草の光合成を阻止するという意味では、ジャリと一緒ですね。 防草シートは、ホームセンターでも簡単に入手でき、シートを敷くだけで雑草の成長を抑制する事ができます。
薬剤も入っていないので、除草剤のような人体に影響を及ぼす心配もありません。
こういうと、「それっやったらただのシートでもいいんちゃうん?」と思われる方もいるかもしれませんね。実は普通のシートと、防草シートには大きな違いがあります。
それは何かというと、ビニールシートと防草シートの大きな違いは、水を浸透させることができるかどうかです。
ビニールシートは水を通すことができません。防草シートは水をスッと通してしまいます。
簡単に言うと、ビニールシートは水溜りができ、防草シートは水はけが良いので、水溜りができる心配はないと言う事です。
防草効果も高く、雑草対策では最もポピュラーで人気があります。反面、紫外線にとても弱いので、野ざらしにしていると、すぐに劣化してしまいます。
ホームセンターでお安く、簡単に手に入れることは可能ですが、市販されているものは特に弱く、シートの縫い目が粗いのですぐに破けてきます。
縫い目が荒いシートだと、雑草はわずかな隙間を縫ってシートを突き破って出てくることもあります。
さらにただシートを敷くだけだと、見た目が悪く、なんだか陰気くさいお庭になってしまいます。
防草シートの劣化を防ぐには、紫外線をシートにあてないようにすれば効果的です。その方法として、シートの上に砂利をまくという方法があります。
こうする事により、紫外線がシートにあたるのを防ぎ、さらに砂利と防草シートとの相乗効果で雑草はさらに生にくくなり、見た目も穏やかになります。
反面、縫い目の粗いシートだと、砂利の上を歩くことで、砂利がシートを傷つけ、破れてくることがります。
なので、シート選びが重要なポイントとなってきます。
また、シートを敷いて砂利を撒いたにも関わらず、雑草があまり減っていないという事も起きてきます。
その一番の原因は、生垣や植木の土が雨でシートの上に流れ混んできて、そのわずかな土から雑草が生えて来るというパターンです。
この場合の対処法は、花壇を作ったり、シートと植木との敷居をつくり、土が流れてこないようにすることです。
そうすることで、より防草効果も高まります。
以上が、防草シートのメリットデメリットです。次回は、解決策3の「固まる土」についてお話します。楽しみにお待ちください(^○^)
-奈良のにしはら造園