クラピアの3つのメリットと4つのデメリット

近年グランドカバーとしても注目されているクラピア。

家も使ってみようかなと思われていることかと思います。

そこで今回は、クラピアの特徴とメリット、デメリットや種類などをわけて説明していきますので、庭に取り入れる際の参考にしてみてください。

クラピアの特徴

そもそもクラピアとはイワダレソウを品種改良した植物です。

日本の倉持仁志さんが10年以上の歳月をかけて生み出しました。名前の由来もクラピアの「クラ」は倉持さんの一字を取ったものです。「ピア」はイワダレソウの別名「リピア」からとられたものです。

倉持さんの「クラ」、リピアの「ピア」で「クラピア」というわけですね。

そもそも品種改良される前は、イワダレソウは繁殖力が強く、種を飛ばして周りの生態系を崩す恐れがあり、植えると周囲に迷惑をかけてしまう植物でした。

そんなイワダレソウを品種改良したのち、クラピアは種をつけない植物に変化したのです。なので、ご家庭でも植えることが出来る安全な植物であると言えます。

また、クラピアの特徴として、白い小さな花を咲かせます。開花時期は緑の葉っぱに白い花が咲くので景観が明るくなります。

クラピアの3つのメリット

では、クラピアを植えるとどんなメリットがあるのでしょうか。3つの観点から見ていきたいと思います。

生長が早く、寿命も長い

まずは、最大の特徴として生育が非常に早いということです。なので期間を待たずに全面を緑で覆うことが可能です。

次の動画では、クラピアがどのように成長していくのかがわかるように紹介して下さっているので、参考までにご覧ください。

一株植えるとドンドン横に広がっていき、日当たりの良い場所なら約2か月で35倍以上生長したというデータもあります。

これは芝生と比べると10倍のスピードだと言えるので驚異的な早さです。また。クラピアは多年草なので、寿命が長いことも魅力の一つです。

手入れが簡単

次のメリットとして、手入れをほとんどしなくても生長してくれるので管理が楽だということです。

クラピアは基本的に土と水と日光さえあれば生育できます。つまり、肥料いらずという訳です。また、クラピアは横には広がっていきますが、背丈は一定以上までしか伸びません。

芝刈りの回数も格段に減ります。芝生なら生育の良い夏ごろでしたら、2週間に1度は芝刈りが必要になります。しかし、クラピアなら年に2~3回ほどの刈るだけで大丈夫です。

そして特徴の中でも書きましたが、クラピアは種がない植物です。もし、伸びすぎてしまっても刈り取ったり、手入れをすればそれ以上は広がらずに済みます。

これは自然の力を人間が管理できる範囲で生長してくれるということです。

雑草対策になる

管理を丁寧にすればするほど、クラピアは密に広がっていきます。

密に広がるというのは、クラピア同士の間が狭まり、他の草が生える範囲が少なります。上手にクラピアを育てることで雑草対策としての効果が高まります。

クラピアの4つのデメリット

さて、ここまではクラピアの良い点を説明しましたが、クラピアにも弱点があります。

次はデメリットを4つお教えします。

冬枯れする

クラピアは常緑ではありません。なので年中緑ではなく、冬の時期は枯れて茶色になります。茶色になると少しみすぼらしいと感じる方もおられます。

次の動画でクラピアが冬枯れしている様子がわかります。

また、特徴のところにも記載しましたが、クラピアは小さな花を咲かせます。

冬前には花は枯れますので、緑と花のコントラストの景観が損なう時期もあります。

しかし、多年草なので春にはまた緑の景観が戻ってきますし、花も温かくなると咲いてきますよ。常緑を希望している方には向かない植物かもしれません。

病気になる

クラピアがよくなる病気の一つに白絹病というものがあります。これは水はけが悪いところでクラピアを育てていると起こりうる病気です。

白っぽい菌糸のような状態になっているところは要注意です。病気になると、迅速な処置が必要で病気の部分は除去します。

しかし、病気の範囲などが見た目で把握してもどこまで進んでいるかは素人で判断するのは難しいところです。

なので「病気かな?」と思ったらできれば専門の人やお店に問い合わせて見てもらうことをおススメします。

虫がわく

水はけが悪い場所だとクラピアは生育しにくいのと同時に、格好の虫が住みやすい場所になります。

そのため、クラピアを抜いてみたらアブラムシやナメクジが出て来たということもあり得ます。

また、クラピアの花にミツバチが寄ってくることもあります。なので、蜂が苦手な方は、防虫剤などを用意しておくとよいでしょう。

管理は簡単ですが、全くしないとなるとこのようなデメリットが出てきますので注意しましょう。

クラピアに向かない環境もある

万能で丈夫なクラピアですが、生育するのに向かない環境もあります。

まず、クラピアは日当たりの良い場所の方が育ちやすいです。そのため、光があまり当たらなかったり、常に日陰だったりする場所は育ちにくいです。

また、もともと雑草やツル等が生い茂っている場所も向きません。クラピアを植える時はしっかりと除去してから植えるようにしましょう。

最後に土の深さが30センチ未満で、土質が粘土質だったり、極端に硬い土だったりするのも不向きです。

自分の庭の環境がどのようなものか事前に確認しておくことが大切です。また植える時は周りの植物などを除去するかをどうか準備しておきましょう。

クラピアが枯れる原因については、下記の記事が参考になりますので合わせてご覧ください。

クラピアの種類

クラピアにも種類が4つあり、クラピアS1、S2、K5、K7という名前で売られています。中でも緑の時期が長いK5が一番人気のあるクラピアです。

クラピアのそれぞれの種類の特徴とメリット・デメリットを知りたい方は次の記事が参考になります。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はクラピアについてお話しました。

クラピアは、比較的初心者からでも育てやすいので最初に取り入れるのにも適した植物であると言えます。しかし、正しい知識を持っておくことは大切です。

管理は他の植物と比べて楽ですし丈夫なクラピアですが、やはり放置してしまうクラピアの良さがなくなってしまいます。

植物を育てるうえで最も大切なのは「愛情を持って育てること」です。

丁寧に育てれば育てるほどクラピアの良さが発揮でき、美しい景観を保ちつつ、庭のトラブルも減少することでしょう。

今回の記事が少しでもあなたの役に立つことを願っています。是非参考にしてみてくださいね。

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ABOUT US
西原 智
西原造園の代表で職人歴10年の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績300件以上。施主様の生活背景や状況を理解し外構・造園・エクステリアプランを作成するのが得意。父は一級造園技能士、母は一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。