人工芝を庭に敷く時の4つのメリットと5つのデメリット

芝生にするよりメンテナンスも設置も、気軽にできそうな人工芝にしようと考えていませんか?

では実際に人工芝にはどんなメリットがるのか?また、人工芝にしたいけど、失敗したくないので、デメリットを知ってリスクを知っておきたいと思われている方も多いかと思います。

そこで、今回は人工芝の4つのメリットと5つのデメリットについてお話ししたいと思います。

人工芝とは?

そもそも人工芝とは、下地の布にパイル繊維を張り付けてシート状にしたものです。

最近の人工芝は、繊維でできていて、固く独特の踏み心地をしている特徴があります。

また毛の長さも本物と同じように、20〜30ミリで作られているものもあれば、35ミリで作られているものもあったりと、様々な長さで販売されています。

そんな人口芝ですが、実際に敷いた感じはどうなのか?実際に弊社で人工芝を施工した後、子供が遊んでいる動画がありますのでご覧ください。

人工芝を使ってドッグランにもなっています。

そんな人工芝のメリットは次のようなものがあります。

人工芝のメリット1 メンテナンスがいらない

まず1つ目のメリットです。それはメンテナンスがいらないということです。

これはどういう事かというと、当然のことながら芝生にすると、「芝刈り」「水やり」「エアレーション」「草引き」「肥料やり」などなど。行わないといけないことがたくさんあります。

それらを怠ると、綺麗な芝生にならなかったり、最悪の場合芝生が枯れてしまったりするわけです。

では、人工芝はというと、そういった煩わしい管理が必要ありません。葉っぱは伸びることがないので、芝刈りをする必要もありません。

水やりも必要ありませんので、放っておいても年中青々とした緑が楽しめます。もちろんエアレーションなどもする必要はありません。

ただし、まったくメンテナンスが必要ないかというとそう行くわけでもありません。というのは壁際のわずかな隙間から雑草が生えてくる可能性もあるからです。

とは言え、雑草が生えてくるのはほんの少量ですし、頑張らなくても草引きはすぐに終われる程度なので、問題なく過ごすことができるでしょう。

ちなみに、壁と人工芝の隙間に生えてきた雑草は、スプレータイプの除草剤を使うのも一つの手です。

スプレータイプの除草剤を雑草の葉めがけてかけて、あとは放っておけば風で消え去ります。

スプレータイプなので、ピンポイントで雑草にかけることができるので、よほど除草剤に抵抗あるという方を除いては有効な手段なのでぜひ活用してみてください。

人工芝のメリット2 服や靴を汚すことなく子供を遊ばせることができる

2つめのメリットは、「人工芝では服や靴を汚すことなく子供を遊ばせることができる」です。

芝生も子供を遊ばせることができるじゃない!と思われる方もおられるでしょう。

確かに、芝生もフカフカなのでお子様を遊ばせることができます。サッカーをしたり、追いかけっこや、鬼ごっこをしたりすることも可能です。

楽しく遊ぶことはできるのですが、芝生特有の葉っぱと土が服や靴を汚してしまうのです。

どういう事かというと、雨上が降った翌日、雨もやんだし水たまりもないからお庭に出て、鬼ごっこをする。すると土が水分を含んでいて、気付いたら靴が泥だらけだった。なんてこともあるわけです。

また、プール遊びをするときなども、芝生の場合だと水で芝生がびちゃびちゃになったり、プールで遊び終わった水を流すときもびちゃびちゃになります。

他にも、芝での転がると、芝刈りをした後の芝の葉が服にぺったりとくっつくなんてこともあるわけです。

また、犬の場合は、芝生のドッグランなどでは、伏せをしたときに犬のお腹に芝生が付いて、芝の葉を取るのが大変とか、足の裏が土で汚れて洗うのが大変といったことが起きてきます。

半面、人工芝の場合は、土に触れることがないので、靴も服も汚れることがありません。

芝刈も必要ないので、葉っぱが服にくっつき虫のように付着することもありません。

雨が降っていない限り、いつでも気軽にお子様を遊ばせたり、ドッグランにして犬を足り回らせることができます。

人工芝のメリット3 雨の日でもすぐにお庭に出られる

3つ目のメリットは、「雨の日でもすぐにお庭にでられる」です。

これはどういう事かというと、先ほどもお伝えしましたが、芝生の場合、地面が土なので、雨が降った翌日はぬかるんでいたり、水分が地面に浮いてきたりして、靴が汚れて遊べなかったりするわけです。

当然、芝生の上に寝転がることもできません。

人工芝の場合は、水はけがよいので、雨が降った翌日でも、すぐにお庭に出て靴を汚すことなく遊べます。雨降り後でも寝転がることもできます。

人工芝には、ストローの穴ぐらいの大きさの穴が等間隔でいくつも開いています。その穴を通って水が排水されていくので、人工芝の上に水たまりが出来ることがほとんどありません。

ただし、人工芝を敷く前に、水勾配を作ってきちんと排水されるようにしておくことが重要です。

人工芝は、人工芝そのものよりも、水勾配をとって整地をしたり、真砂土を使って整地を行うなどの下準備が非常に大切になってきます。

人工芝のメリット4 寝転がってもチクチクしない

メリットの4つ目は、「人工芝は寝転がってもチクチクしない」です。

これはどういう事かというと、芝生のフカフカな緑をみると寝転がりたくなりますよね。夢が膨らんできます。ただ、芝生の場合葉っぱがありますよね。その葉っぱの先が尖っているのです。

葉っぱが尖っているので、寝転がると服の隙間から葉っぱの先が出て、チクチクとお肌に痛みを感じさせるなんてこともあります。

半袖や足が出ていたり、裸足で歩いたりすると、よくチクチク痛みがかんじられるでしょう。

人工芝の場合は、葉先が尖っていないので服の隙間から葉先が入ってくることもありません。もちろんチクチク刺すようなこともありませんので、いつでもフカフカの芝の上で寝転がることができます。

チクチクが気にならないので、ストレスを感じることなく、裸足で遊んだり、寝そべったできることが人工芝のメリットです。

芝を刈る必要がなく、また枯れたりもしないのでメンテナンスも楽だという事で人気があります。管理が楽なので良いことづくしに思えますが、デメリットも存在します。

人工芝のデメリットは色々ありますが、大きく分けて5つほどご紹介いたします。

人工芝のデメリット1 季節感が損なわれる。

人工芝は、通常の芝生と違って年中青いです。冬になると周りの木は茶色いのに対して、人工芝の部分だけ青いと違和感を感じる場合があります。

これは一般的よく言われていて、一年中綺麗な緑を見せてくれている人工芝に四季の香りは感じられません

雪が降っても枯れる事もなく緑色をしています。周りの植木は茶色い葉っぱや幹だけなのに、地面だけ新緑のような感じをうけるので、冬なのに夏のような印象になってしまいます。

そんなこと気にしない方には問題ない話ですが、季節感に違和感を感じる人は多いです。

人工芝のデメリット2 土の上に直接敷くと雑草が生えてくる

人工芝を敷くときに、土の上にそのまま人工芝を敷いてしまうと雑草が生えてきます

一見地面全体を覆っているので、防草シートの効果を兼ねているようにもみえます。

しかし、人工芝にはつなぎ目や、水抜きの穴があります。

人工芝はシート状になっているものや、パネルになっていて自分で組み合わせて敷いていくものが多いです。敷いてみるとわかるのですが、お庭の形や広さによってどうしてもつなぎ目が出てきます。

このつなぎ目や水抜き穴のわずかな隙間をぬって、雑草が生えてきます

対処法として、防草シートを敷いてから人工芝を敷くと雑草は生えてこなくなります。

人工芝のデメリット3 掃除がしにくい。

枯葉や砂や小石や土などが人工芝の上に、溜まると掃除をしないといけませんよね。人工芝は、細かなゴミなどは、掃除がしにくいところがあります。

ホウキなどで掃けないわけでは無いですが、掃くとゴミがどんどん芝の中に入って行ってしまう事もあります。また人工芝の毛が邪魔をして上手く履けずに、手で拾ったりしないといけない事もでてきます。

大きな落ち葉の掃除は比較的楽ですが、枯葉はホウキで掃くとボロボロ砕かれていったりします。枯葉は砕かれると細かくなるので、細かくなった枯葉が人工芝の毛の中に入って行って、イライラする事もあるでしょう。

また、砂や土が入ると、毛足が長い人工芝の場合は、とても掃除がしにくくなります。

対処法としては、人工芝の近くに土や砂などを置かないことや、マメに掃除を落ち葉掃除を行っておくことです。毛足の短い人工芝の場合、比較的掃除もしやすく、ホースなどの水で洗い流しやすいです。

また、ガーデニングブロワーなどの落ち葉掃除機を持っていると、より掃除がしやすくなります。

人工芝のデメリット4 コンクリートには敷きづらい

人工芝は基本的にはピンを地面に差し込んで固定します。そのため、コンクリートにはピンを刺すことができません。なので、ただ置くだけになってしまいます。

ですが、ただ置いているだけだと、台風などの強風が吹くと、剥がれて飛んで行ってしまう事があります。

また、ふとした事で人工芝がずれてしまったり、固定していないので綺麗に敷いたとしても何度も直さなくてはいけなくなりストレスにもなります。

この場合の対処法は、コンクリート用の接着剤で、人工芝とコンクリートをくっつける事です。

ただし一度コンクリート用の接着剤を使うと、剥がすのが困難になります。剥がせたとしても接着剤をつけたところに人工芝の裏のゴムなどが残ってしまい、汚れが目立ちます。

なので、一度つけたらもう張り替えないつもりで設置しましょう。

【注意点】賃貸の場合、1階にお住まいだと、やや広めのベランダなどがある事が多いですが、ここに接着剤を使って人工芝を止めることは、やらない事をお勧めします。

人工芝のデメリット5 水はけ対策が必要

人工芝には、雨などの水を抜くための水抜き穴があるので、水を履けさすことはできます。しかし、元々の地面の水はけが悪い状態だと、水はけも良くなりません。

また人工芝は、水抜き穴から排出するため、ゲリラ豪雨や大雨だと排水が追いつかないという事もあります。なので会所に向かって水勾配などをとるなどの、基本的な排水対策を行ってから設置する事が重要です。

あまりにも水はけが悪い場所の場合、カビなどが発生してしまう事があります。

せっかく綺麗に敷いたのに台無しになってしまうので、人工芝を敷く場合、排水が取れているかどうかを調べてみる事をオススメします。

ちなみに、お庭の人工芝の水はけの改善については次の記事を参考にしてみてくださいね。

人工芝の工事料金ってどれくらいするの?

人工芝の工事料金について、一体どれくらいかかるのか知りたい方は次のページをご覧ください。

人工芝について、色々調べけど、結局どうすればよいのか分からな人へ

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まとめ

いかがだったでしょうか?

今回、庭の人工芝のデメリットについてお話しました。

人工芝を敷くには、まずはデメリットをよく知って敷いた後のリスクをなくしましょう。

デメリットは5つほどご紹介しました。それぞれ対処方法もありますので、一つ一つ確認しながらやっていくといいでしょう。そうする事で、リスクを回避して、人工芝を敷く事ができれば、納得のいくお庭にする事ができます。

お庭を人工芝にしてみたいと考えている方は、今回のデメリットや対策を参考にしてみて下さいね。

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ABOUT US
西原 智
西原造園の代表で職人歴10年の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績300件以上。施主様の生活背景や状況を理解し外構・造園・エクステリアプランを作成するのが得意。父は一級造園技能士、母は一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。