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【固まる土(固まる砂)のメリット・デメリット】3年後も解説

 固まる土(固まる砂)のメリット・デメリットはどうなんだろうか?駐車場や目地にも使えるのかな?そんな風に考えておられませんか?

 そこで今回は、雑草対策に使われる固まる土(固まる砂)のメリットとデメリットをお伝えさせて頂きます。

目次

固まる土(固まる砂)とは?雑草対策に効果はある?

 固まる土(固まる砂)とは、土系舗装の一種で、自然の土や砂にセメントなどの固化材を混ぜて、敷き均した後に、水をかけるだけで締め固める事ができる舗装材です。

 主に、雑草対策として使われ、「防草土」や「防草砂」という名でも、ネット通販や、ホームセンターで販売されています。(カインズやコーナンなどで販売されています)

水を撒いて、1日~2日ほど待つと固まるので、DIYでも施工できるため人気です。

固まる土のメリットは、雑草対策以外にも、アスファルトやコンクリートとは違い、自然の風合いが出て、お庭がおしゃれになります。

公園や緑道歴史的建造物の周辺などの景観に溶け込むため、近年ではよく使われています。

デメリットは、必ず細かなひび割れや欠けが生じることです。

 それでは、固まる土(固まる砂)のメリットとデメリットを具体的にお伝えしてきます。

固まる土(固まる砂)の7つのメリット

引用:テラダ まさ王

固まる土の主なメリットは次の通りです。

固まる土のメリット
  • 防草効果が高い
  • DIYでの施工が簡単
  • 落ち葉掃除がしやすい
  • 見た目がキレイ
  • ホームセンターで入手できる
  • 照り返しが軽減される
  • ドッグランや苔庭での使用にも適している

メリット1 防草効果が高い

 固まる土(固まる砂)の最大のメリットは、何といっても防草(雑草対策)の効果が抜群に高い事です。

 固まる土(固まる砂)の場合、5㎝~10㎝ほどの厚みがあれば、雑草が下から突き破ってくるというような事は、かなり起こりにくくなります(生えていた雑草の種類にもよっては突き破ってくる可能性もあります)。

 固まる土は、除草剤を使わずに雑草対策が出来、多くの商品は天然の成分でできているので、環境に優しく安心して使用することができます。

メリット2 DIYでの施工が簡単

固まる土(固まる砂)は、ホームセンターで入手でき、袋から出して、均して水をまくだけなので、施工がしやすいということが特徴です。

なので、外構のDIYでも固まる土は簡単に施工ができるということがメリットの一つでもあります。

とはいえ、綺麗に施工したいとか、水たまりができないように施工したいと思われた場合、難易度が上がります。

メリット3 落ち葉掃除がしやすい

 固まる土は、砂利と違い、落ち葉が落ちた時に掃除が圧倒的にしやすいです。

 砂利だと、植木の落ち葉が落ちるとかなり掃除しにくくなります。

 半面固まる土(固まる砂)は、地面が固まっているので、箒で落ち葉を集めやすいです。

また、ブロワー(風で落ち葉を吹き飛ばして集める機械)などを使うと落ち掃除のスピードが速くなるのでお勧めです。

 頻繁にお庭の落ち葉掃除をされる方は、固まる土(固まる砂)だと格段に落ち葉掃除がしやすくなります。

メリット4 見た目がキレイ

固まる土(固まる砂)のメリットの4つ目は見た目がキレイであることです。

固まる土(固まる砂)は、見た目が土のように見えるので、お庭の景観を崩さずに雑草対策ができます。

植木などの緑とマッチしやすいので、景観を維持しながら雑草対策をすることができます。

メリット5 ホームセンターでも入手できる

固まる土は、コンクリートやアスファルトなどに比べると、ホームセンターで入手できるので、一般の方でも気軽に購入することができます。

多くの場合、ホームセンターの外の販売コーナーに置いてある事が多いので、チェックしてみてください。

大量に必要な場合でも、ホームセンターによっては軽トラを無料で貸してもらえるお店もあるので、大量に必要な場合はホームセンターの店員さんに軽トラの貸し出しをしているかどうか聞いてみるとよいでしょう。

例えば、固まる土は下記のホームセンターで販売されています。

  • カインズ
  • コーナン
  • コメリ
  • DCMダイキ
  • ロイヤルホームセンター
  • 地元のホームセンター

販売価格は、固まる土の種類や量によっても異なりますが、安いもので600円/袋、高いもので4000円/袋ほどするものがあります。

安さだけで言うなら、ホームセンターのオリジナルの固まる土は安い傾向にあります。とはいえ、経年劣化が早い可能性があるので、長持ちさせたい場合は、専門メーカーの固まる土がおすすめです。

メリット6 照り返しが軽減される(暑さがましになる)

コンクリートの場合だと、最初は表面が白いので、夏場の強烈な日が差すと、太陽光が反射し、照り返しが強くなります。(年数が経つと、汚れなどで表面が黒に近いグレーになるので、照り返しは軽減されます。)

反面、固まる土の場合は、主に土の色をしているので、コンクリートほどの照り返しはありません。

また、コンクリートやアスファルトに比べると、熱放射量が少なく、表面温度も比較的上がりにくくなっています。

この理由は、保水性にあります。

コンクリートやアスファルト、透水性コンクリート(ドライテック等)は、雨が降っても短時間で保水性が失われるため、熱環境緩和効果が比較的小さくなってしまいます。

土のように、保水性が高い舗装材ほど熱環境の緩和(熱さを和らげる事)には効果的です。

そういった意味では、固まる土は土ほど保水性は高くないですが、アスファルト、コンクリート、透水性コンクリート(ドライテック等)に比べると、熱さを和らげる効果が期待できるでしょう。

参考文献:土木学会論文集 夏季自然状態での各種舗装の熱環境緩和特性に関する実験的研究

メリット7 ドッグランや苔庭にも適している

ドッグランというと、人工芝のイメージが強いですよね。

しかし、人工芝の場合、ワンちゃんがウンチをすると、芝の葉についてしまって、掃除が大変になったり、人工芝の押さえピンを物珍しさから抜いてしまうなんてこともあります。

そこで、固まる土にすることで、地面がアスファルト状になるので、ワンちゃんのウンチの掃除も簡単にできます。

次の写真は、弊社が実際に固まる土を使って、ドッグランにした事例です。

また、後述しますが、固まる土自体はそれほど水はけの良い物ではありません。

反面、水はけの問題を生かして、苔庭(モスガーデン)を作る事も可能です

苔の下に固まる土を敷くことで、雑草が生えずに、苔だけが育つ環境を作る事ができます。

固まる土(固まる砂)の5つのデメリット

固まる土の主なデメリットは次の通りです。

固まる土のデメリット
  • 欠けたり割れたりしやすい
  • 水はけが悪く水たまりが出来る
  • 苔が生えてくる
  • 表面の砂が浮いてくる
  • 寒冷地には不向き(寒さに弱い)

デメリット1 欠けたり割れたりしやすい

固まる土のデメリットとして、ひび割れ欠け出来やすく、コンクリートに比べると強度がとても弱い事です。

歩くところや、車が出入りするところなどは、年月が経つと部分的にヘコんできたり、空洞ができてくることがあります。

アプローチなどの歩くような場所に使うと、年数が経つと必ずヒビ割れてきます。

固まる土(固まる砂)には色んなメーカーの種類ががありますが、競い合っているのはだいたいこの、割れるかどうかという事についてです。

なぜここを競うのかと言うと、もともと固まる土(固まる砂)自体が割れやすい商品だからです。セメントと砂が混ざっている物の上から、サッと水を撒くだけなので当然割れやすいです。

ですから、いかに割れにくい商品を作るかという事にメーカーも力をいれているわけです。

また、経年劣化して割れると、端っこの方の固まっていた土がポロポロ取れてきます

端の方までちゃんと敷き詰めて、つき固めておかないと、端っこから雑草がヒュンと飛びてくることもあります。

デメリット2 水はけが悪く水たまりが出来る

 固まる土(固まる砂)のデメリットの2つ目は、水はけが悪く水たまりが出来る可能性がある事です。

  雨が降った場合、透水性はあるものの、画像をご覧いただくと分かると思うのですが、長時間雨が降ると、さすがに排水が追い付きません。

 そうなると、湿気が出てカビがはえやすくなります。水が浸透していくとは言え、一瞬で水が引いていくというようなものではないのです。

 DIYで施工ができるとはいえ、水勾配を考えずに、ただ固まる土(固まる砂)を撒いて、上から水をかけるだけだと、水はけが悪くなります。

 なので、水たまりを作りたくないという場合は、水はけを考えて、水勾配を必ず取る必要があります。

 実際にあったお話ですが、雨水マスなどがない箇所に固まる土(固まる砂)をまくと、数日経っても水が溜まったままなんていう状態になったなんてこともあります。

固まる土(固まる砂)を敷く個所に雨水マスなどの排水先がない場合は、次の写真のように天然のマスを作って排水先を作ると水がはけていきます。

 ちなみに、お庭の水たまりを解消する方法は次の記事が参考になります。

ゲリラ豪雨

デメリット3 苔(コケ)が生えてくる

固まる土は、黒い苔が生えてきて、見た目が悪くなってきたりします。

撒いた当初は橙色の土の質感が出てとても美しいですが、湿気の多いところや、日陰になってしまうところに使用すると、カビや苔が出てきてしまいます。

 経験では、1年経つと、苔(コケ)で黒ずんでいるというところがあります。

デメリット4 表面の砂が浮いてくる

 固まる土(固まる砂)は、施工後に表面が砂でざらざらになることがあります。

その原因は施工時に与える水の量が少なかったり、勢いよく水をかけてしまったり、固まる土の厚みが薄い場合などで起きやすいです。

また、表面に溜まった砂が雨で洗い流されて、道路まで出て行ってしまう事があります。

 なので、御近所を気にされる場合は、道路に砂が流れていかないように対処しておく必要があります。

デメリット5 寒冷地には不向き(寒さに弱い)

固まる土を寒冷地に敷く場合は注意が必要です。冬を超えた後に、表面が剥がれてきたり、亀裂したりなど、損傷が激しくなります。

寒冷地では、年数が経つと共に固ま土の硬度が落ちて、表面がボロボロになるため、他の手段で雑草対策を行った方がよいです。

また、乾燥と湿潤、凍結と融解の作用を繰り返すことで、凍害が起こり強度が低下します。

参考文献:土系舗装体の耐久性と歩き心地に関する研究

このように、固まる土にはメリットとデメリットがあるので、何のためにどのように使うかを検討してから購入するようにしましょう。

固まる土の3年後。その後はどうなる?

固まる土は、施行する場所や施工の仕方にもよりますが、上手に施工すれば3年以上はもちます。

とはいえ、施工不良や均し方が悪いと1年持たない場合があるので、施工はきちんと丁寧に行いましょう。

ただ、汚れや亀裂、割れや欠けは必ず出てくるということは、念頭に入れておきましょう。

固まる土の3年後

次の動画では、固まる土を撒いた3年後の様子を公開されていますので参考にしてみてください。

次の写真は、3年後の固まる土の写真です。

黒くくすんでいるのは雨上りのあとなで、乾くと比較的ベージュ色になります。

とはいえ、汚れが目立ちます。

上記の写真の場所には亀裂が入っているのが分かります。

やり変えないといけないほどの亀裂ではありませんが、固まる土はやはり亀裂入ってしまいます。

こちらの写真は、植え込みの中の固まる土です。

日当たりもよく、全く足を踏み入れない為、施工後も綺麗な状態を保てています。

とはいえ、近づくと細かな亀裂が入っていたり、落ち葉が溜まる箇所は湿気を含みやすいため、経年劣化が激しくなります。

固まる土(固まる砂)のおしゃれな種類とおすすめの商品7選

これまで、固まる土のメリットとデメリットをお伝えしました。

次に、ネット通販で手軽に手に入る、固まる土の主な商品をお伝えします。

テラダ まさ王

このまさ王は、固まる土の中でもポピュラーな商品です。

まさ王の色の種類もオレンジ・イエロー・レッド・ブラウンと4種類あり、お家の外観やお庭のイメージに合わせてお色を選ぶことができます。

除草剤や有機物を使っていないため、お子様やペットを遊ばせたい場合、安心して遊ばせることができます。

まさ王の水はけに関しても、基本的には他の固ま土と変わらず、必ずしも良いとは言い切れません。

施工後、24時間後には歩けるので、すぐにお庭を使うことができます。

テラダ まさ王 スーパーハード

こちらは、まさ王をさらに固く強度を上げた商品です。駐車場にも使えるぐらい硬くなる固まる土です。

とはいえ、コンクリートほどの強度はないので、基本的には駐車場はコンクリートがおすすめです。

YBK工業 ガンコマサ

こちらのガンコマサは、自然のマサ土を原料としているので、マグネッシー同様環境に優しい固まる土(固まる砂)となっています。

雑草はもちろん、ぬかるみや黒ずみ、コケやカビも抑制するので、固まる土(固まる砂)のデメリットである見た目も比較的抑えてくれやすいです。

アイリスオーヤマ 超硬い固まる防草砂

この固まる土は駐車場にピッタリでという謳い文句があるほど、固まる土(固まる砂)の中では硬く固まってくれる商品となっています。

とはいえ、基本的には固まる土(固まる砂)を毎日車が乗るところに使用することはお勧めしません。なので、コンクリートとコンクリートの隙間(目地、もしくはスリット)を埋める場合などに使うことがおすすめです。

水で固まる 夢の土 DEED工業会

(PR)

「夢の土」の特徴は、独自の無機物剤「FC剤」を使って土粒子を安定化し、耐久性に優れた土を作り出すことです。

この「FC剤」はセメントと土粒子の固化反応を促進し、強力に結合することで環境に優しく耐久力のある土を作り出します。

また、「夢の土」はセメントの使用量を最小限に抑え、土の風合いを損なわずに硬化させることができます。

「夢の土」は自然な風合いを保ちつつ、固めて雑草の発生を防ぎ、さらに環境に優しい材料を使用しているため、庭や墓地などの管理が格段に楽になります。

マグネッシー

マグネッシーは、セメント不使用の固まる土なので、植木の周りに撒くには最適です。

また、天然成分なので熱を吸収しにくく、熱くなりにくいので、夏場などは快適に過ごせるでしょう。

マツモト産業 マサファルト

こちらの商品も環境に優しく、色味が「真砂土」「赤土」「黒土」「青土」「白土」の5種類から選べます。

天然の石の色を混ぜて色付けをしているため、いらなくなった場合などは、壊して土に埋めて還すことが可能となっています。

株連代コンストラクト 永土

お庭に芝生を敷きたい。でも雑草は生えてきてほしくない。そんな方には、こちらの永土を使うといいでしょう。

永土は、根の深い雑草を抑制して、根の浅い芝生は育成できるので、芝生の雑草を抑制することが出来ます。

まさ道楽

こちらの商品は、自然な土を粒度調整し乾燥させたものが元になる素材になっています。完成後も十分な強度ががあり土としての自然な風合いも魅力的です。

固まる土は駐車場に使える?目地ならOK!

水で固まる土(固まる砂)を駐車場に使っても強度は問題ないか?

端的に言うと、固まる土(固まる砂)は駐車場や駐輪場には強度的に向いていません。

どれだけ、硬い!と言っても、まずヒビ割れてきます。コンクリートの強度にはかなわないわけです。プロは割れる可能性のあるものをお客さんに提供する事はありません。

というのは、駐車場はほとんど毎日車の出入りがありますよね。そのため、タイヤで表面が削れていき、クレーターのように凹凸ができる可能性がとても高いです。

また、削れた固まる土(固まる砂)が砂状になり、雨で流れていき掃除をする事がとても大変な状態になります。

お隣の家の前まで流れて行ったりもするので、ご近所づきあいを大切にされている方なら、気になってしかたがないことでしょう。

そんなことから固まる土(固まる砂)を駐車場に使う事はあまりおすすめしません。

お勧めは、歩いたり、車の出し入れが無いところに使う事がお勧めです。上から圧力がかからない、放っておける場所に使う事はとても有効です。

さらに、駐車場にDIYで固まる土を施工しようと思うと、㎡数がとても広くなるので、正直な所素人さんには難しいです。

また、固まる土を駐車場に敷こうとした場合、下地が大切になります。クラッシャーランと言う砕石を敷き、締め固めるのですが、コンパクターという特殊な機械を使ったり、クラッシャーランと固まる土の厚みを考えて掘削しないといけないので、水で固まる土とはいえ、非常に大変な作業になります。

とはいえ、固まる土(固まる砂)を駐車場の目地の部分に多少入れるのであれば、良いかもしれません。ただ、やはり駐車場以外の場所にdiyで固まる土を敷きましょう。

固まる土(固まる砂)を駐車場に使うメリットとデメリットは下記の記事を参考にして下さい。

固まる土をDIYで施工する場合にかかる費用の目安

DIYで固まる土(防草砂)を施工しようと思った場合の費用はどれくらいするのか?目安が分かっておくと安心ですよね。

ここでは、カインズやコーナンなどのホームセンターで販売されている固まる土を例にして、どれくらいかかるのかをお伝えします。

1袋 700円
容量 約15㎏
1平方メートル当たりの使用袋数
(厚さ3cm)
約4から5袋

1平方メートルあたり、700円×5袋=3500円。

10平方メートルあたり、3500円×10=35,000円となります。

長さ×幅で平方メートルが割り出せます。

そこに、3500円を掛けるとおおよその、固まる土の必要費用が算出されます。

また、施工するための道具がない場合は道具の費用も掛かってくるので、道具の費用も踏まえると、DIYで10㎡で5万円~6万円はみておくとよいでしょう。

とはいえ、10平方メートルを超えてくると、大半の方はDIYで作業を行う事が苦痛に感じる方が多いです。

そのため、固まる土をDIYで施工する場合は、広範囲にチャレンジするのも良いですが、範囲を狭めて、小さな花壇や家の横の通路や駐車場のコンクリートの目地の部分に入れなどをするとよいでしょう。

固まる土(固まる砂)の使い方と施工方法。庭をDIYで施工する手順は?

固まる土(固まる砂)は、水をかけるだけなのでDIYでも簡単に施工することができます。

ここでは、DIYでも簡単に施工する方法についてお伝えします。

準備するもの

  • 角スコップ
  • 水をまくホース(ジョーロはやめておいたほうが良いです。理由は後で説明します)
  • トンボ(レーキ)
  • まっすぐな木の棒・またはアルミの棒
  • 長めの左官小手

施工方法

  • 地面の土をすき取る
  • 整地をする
  • 固まる土を均す
  • 固まる土に水を撒く
  • 固まる土に再度みずを撒く

step1 地面の土をすき取る

まず最初に行うのは表面の土をスコップで漉きすき取るです。なぜすき取り必要なのかというと、理由があります。

その理由とは、水勾配を取って、雨水が流れるようにするためです。固まる土(固まる砂)は水を浸透させる機能も持ち合わせていますが、実は排水能力はそれほど高くありません。

強めの雨が降ると、浸透していくよりも先に表面に水が溜まります。また、排水先がない場合などは水たまりが数日できることもあるので、必ず排水できるように水勾配を取る必要があります。

正確な水勾配の取り方は、プロが持っている道具でないとなかなか水勾配を取ることが難しいので、DIYでされる場合は、雨水桝に向かって緩やかな傾斜を作ると考えてください。

ようするに、デコボコしている地面を平らにして水勾配を取ることが大切だということです。

そこで、使用する道具がスコップですが、スコップにも2種類あります。一つは先の尖った剣スコと呼ばれるものです。

もう一つが、先が平らな角スコというものです。

(PR)剣スコ(写真左) 角スコ(写真右)

このうちの、各スコの方を使います。(写真の左側のスコップです)

その理由は、剣スコだと地面を平らにすることができないからです。なので、地面を平らにするために角スコを使って、土をすき取っていきます。

step2 整地をする

これもstep1と同様、水勾配を取るために地面を平らに均します。

整地をしておくことで、固まる土(固まる砂)の厚みを均等にすることができます。半面、地面がデコボコしていると、薄いところや厚いところなどが出てきます。

薄いところは当然割れてきます。また深く掘りすぎて厚みが増えれば、固まる土(固まる砂)を撒く量が増えるので、無駄に買いに行かないといけなくなります。

なので、固まる土(固まる砂)の厚みが均等になるように、地面をトンボやレーキなどで慣らします。

step3 固まる土(固まる砂)を撒く

次に固まる土(固まる砂)を地面に撒きます。この時に重要なのは、袋から一気にドサッと撒かずに、一袋当たり、2~3個ほどの山を作るように巻きます。

その理由は、一気に袋からドサッと出すと、後で均一にならすのが大変だからです。

ドサッと撒いたところだけ分厚くなるということもあるのので、固まる土(固まる砂)を撒くときは、2~3山できるように地面に撒くと次の工程が楽になります。

step4 固まる土(固まる砂)を均す

次に重要なのは、固まる土(固まる砂)を均すことです。

固まる土(固まる砂)を綺麗に慣らすには、まずまっすぐな木かアルミの棒を使います。60cm~1mほどの長さがあればよいでしょう。

この棒を使って先ほど作った固まる土(固まる砂)の山を伸ばしていけば平らにすることができます。

そして、木の棒で慣らした後に、左官小手で固まる土(固まる砂)を押して空気を出して圧縮していきます。こうすることで比較的強度が増します。

左官小手で固まる土(固まる砂)を押した後、表面をサッと左官小手でならします。この時に小手の跡が残りますが、次の水をかける工程の時にほとんど消えるので、この時点で小手の跡を消そうとしなくても大丈夫です。

step5 固まる土(固まる砂)に水をかける

左官小手で慣らし終わったら、次に水をかけます。

水をかけるときは、ジョウロではなく、ホースを使うとより楽ですし、仕上がりがきれいになります。

というのは、ホースの場合だと、途中で水がなくなったり、水の量が足りなかったり、水の粒が大きくて表面が荒れる、などの理由があるからです。

そこで、ホースだと、先っちょの散水ノズルで水の量を調整できますし、いちいち水を汲みに行く必要もありません。遠くの方まで水を送ることもできます。

基本的にジョーロをお勧めしている場合は、手軽で簡単に見えるからです。実際は、ホースの散水ノズルを使う方が圧倒的に楽で簡単です。

散水ノズルの、水の出し方は、ジョウロと霧を使います。シャワーだと水の量が多く、表面が荒い流されてしまい、仕上がりが荒れてしまいます。

やり方としては、まずジョウロにして、サッと固まる土(固まる砂)が湿るぐらい撒きます。次に、霧モードに変えてたっぷり湿らせます。

霧にすることで、表面が洗い流されずきれいな仕上がりになります。仕上がりを綺麗にするために、重要なのは、霧モードにして撒くことです。

ただ、最初から霧モードで水を撒くと非常に時間がかかってしまいます。なので、先にジョウロでサッと湿らせるわけです。

以上が、固まる土(固まる砂)の水のまき方です。※散水ノズルがジェットになってないか確認してから撒いてくださいね。

step6 固まる土(固まる砂)に再び水をかける

3~4時間ほどたったら再びホースで水をまきます。散水ノズルは霧モードでまくとよいでしょう。これは、強度を増すためです。

施工時の注意点

施工時の注意点としては、翌日が晴れるときにやるとよいでしょう。翌日が雨だと、まだ乾ききっていないので、表面が荒れたりします。なので、翌日は晴れの時にしましょう。

また、固まる土(固まる砂)の施工範囲が広範囲に及び、1日で追われそうにない場合は、固まる土(固まる砂)の際から10センチ手前までstep6を行います。

固まる土(固まる砂)の10センチ際まで絵具でいうグラデーションのようにさせておいて、翌日またstep3から繰り返していくと、ある程度ムラなく施工することが可能です。

固まる土の補修方法

固まる土の補修方法ですが、補修の仕方は簡単で、最初に撒いた時と同じで、部分的に再度固まる土をまいて、補修するだけです。

固まる土の補修STEP1 周囲で弱くなっているところも崩す

これは絶対やらないといけない作業ではないですが、補修したい箇所の周りも、固まる土が薄くなっていて強度が弱っている場合があります。

そこも崩して、一緒に補修していきます。

固まる土の補修STEP2 崩した後の地面を締め固める

崩して地面が見えたら、しっかりと突き固めます。というのは、締め固めておかないと、固まる土と地面との境目に空洞ができて、強度が弱まるからです。

固まる土の補修STEP3 DIYの要領で固まる土を撒き、水をかける

あとは、DIYでの施工方法と同じ要領で、固まる土を撒いたあと、小手で固まる土を押して締め、水をかけます。

重要なポイントは、水を撒くときはキリにして遠目から撒くことがポイントです。近すぎたり、シャワーの状態だと表面が荒れたり、セメント成分が流れて落ちたり、水分量が多くなったり、強度が下がってしまいます。

なので、ホースのノズルは「キリ」の状態にして、水をまきましょう。

これで補修が完了です。

固まる土の強度は?コンクリートとどう違う?

次に、固まる土の強度についてお伝えします。

コンクリートと固まる土の違いは、見た目と強度です。固まる土はコンクリートほどの強度はありません。

後述しますが、駐車場にも使える固まる土も販売されていますが、ひび割れや剥がれたり、削れたりして、見た目もひどくなります。

反対に、コンクリートは白く質素な印象をあたえますが、固まる土は土の自然の色に近いので、お庭をおしゃれに演出しながら、雑草対策を行えます。

固まる土ではなく、コンクリートで雑草対策する場合

固まる土ではなく、コンクリートで雑草対策を行う場合は次の記事を参考にしてみてください

固まる土が効果的な場所。植木周りや花壇におすすめ

固まる土は、基本的にどんな場所でも使う事は可能です。

とはいえ、固まる土が最も効果的な場所は、植木の周りや普段足を踏み入れないような場所に効果的です。

というのは、歩いたりすることがないため、外圧がほとんどかからないからです。

ただし、クスノキや桜など、背が高く幹が太くなる気の周りだと、根っこが固まる土を押し上げてしまいます。

また、シマトネリコは地面の表面に根っこを張る習性があるので、固まる土が浮き上がってくる可能性もありますので、絶対ダメとは言いませんが、避けた方が良いでしょう。

低木の植木の周りや、これ以上成長しないだろうなというような植木の周りに敷くと効果的です。

注意

植木の周りに使ってよい固まる土と、使ってはいけない物があるので、使えるかどうか良く調べてから利用して下さい。

固まる土を敷かない方が良い場所

固まる土にも、敷くことを避けたい場所があります。

それは、、、

  • 重量のかかる場所

です。

重量のかかる場所というのは、車が乗り入れする駐車場や、人が良く出入りするアプローチなどです。

絶対に固まる土を敷いてはいけないという事ではないのですが、車の重みなどで、割れや欠け、表面が削れて、壁際などに砂が溜まって掃除が大変にったりします。

固まる土の撤去や廃棄方法は?

結論から言うと固まる土を一度施工したら、撤去と廃棄は重労働です。

固まる土は、コンクリートほど固くないので、やろうと思えばハンマーで割ったり、バールやツルハシやスコップでコゼたりすれば、割れて撤去できます。

なので、コンクリートに比べて比較的撤去は簡単です。

とはいえ、それはあくまでプロ目線です。

DIYで固まる土を撤去しようとするとかなり重労働であることと、撤去は産業廃棄物になるので、産業廃棄物業者に持っていかなくてはいけません。

自分で壊せたとしても、処分は造園や外構業者(工務店)などに依頼した方が無難でしょう。

※マツモト産業のマサファルトのような商品の場合、壊した後に地面の土に混ぜれば、土に還すともできる商品もあります。

固まる土の弊社 施工事例

事例1 固まる土で、広いお庭の雑草対策をした事例 奈良県高田市Y様邸

抱えられていたお悩み

Y様のお家は、古民家のお家で敷地の広さが、非常に広く、広範囲に雑草がはびこり、どれだけ草取りをしても追い付かない状況でした。

解決策とご提案内容

そこで、固まる土を使って雑草対策が出来ないかという事で、ご相談頂きました。また、Y様は犬を飼われていたため、固まる土を使ってドッグランにしたいというご要望もありました。

工事が終わってから、ドッグランを固まる土で作る事で、ウンチの処理がしやすく、犬を遊ばせやすいですというお声を頂きました。

事例2 固まる土を使って、お庭の手入れを楽にした事例 京都府木津川市K様邸

抱えられていたお悩みとご要望

草をこまめに引いても雑草が生えてくる状態で、奥様は頭を悩まされていました。ご要望としては、草が生えないように、曲線を取り入れてお庭をおしゃれにしたい、砂利は嫌、植木は管理が大変なので一切いらないというご要望でした。

解決策とご提案内容

こちらのお庭では、色付きの固まる土を使って施工しました。

色付きの固まる土は、多くの場合素材の関係上、植木の周りに使用することが出来ない事が多いです。

今回の場合は、植木は一切いらないとの事なので、色付きの固まる土を使ってオシャレに施工しました。

事例3 固まる土でお庭の掃除を楽にする工事 奈良県北葛城郡K様邸

抱えられていたお悩みとご要望

80代のK様は、お庭いじりは好きだけど、もう歳が歳だから草引きをすることが大変で。どうにかならないだろうか?と悩まれていました。

ご要望としては、砂利だと後々お掃除がしにくくなるので、固まる土を使って雑草対策をしたいというご要望をお持ちでした

解決策とご提案内容

固まる土はコンクリートのように固まるので、水はけが悪くなるんじゃ?と心配されていましたが、じわじわと水が浸透していく様子をご覧になり、安心して頂けました。

また、土の質感を出す事が出来るので、お庭が公園のような雰囲気に様変わりしました。

事例4 固まる土で失敗。アプローチを歩きやすくする工事 奈良県香芝市 i 様

この事例では、固まる土をDIYで行って失敗した事例をお伝えします。

抱えられていたお悩みとご要望

i様は、アプローチに生えてくる雑草に頭を悩まされていました。そこで、ご自身でホームセンターに行って、固まる土を買ってきて、DIYで施工されてました。

しかし、数年経つと固まる土で防草していた箇所から雑草と苔が生えてて来て見た目が悪くなったそうです。

そこで、どうにかならないだろうかという事で、私達西原造園にご連絡頂きました。

解決策とご提案内容

固まる土を敷いても防草効果が発揮されなかったのは、花壇のレンガの隙間から土が流出してきており、固まる土の上に土が乗ってしまっている状態だったからです。

そこで、花壇を作り直すことで、土の流出を防ぎました。

また、固まる土にはうんざりされておられたので、最終的には防草シートと砂利を使って雑草対策を行いました。

固まる土(固まる砂)の施工価格は?

固まる土(固まる砂)の施工費用は、依頼する業者や各現場の状況によって費用が異なってきます。

例えば、固まる土を施工する場所に、植木が植わっていて根っこごと撤去したいとか、捨てる土の量が多くなると値段もあがるということもあり得ます。

また、施工範囲が広かったり、施工がしにくい場所なども値段が上がりやすくなります。

私達西原造園で固まる土(固まる砂)を施工した場合、費用は30万円~100万円は見ておいて頂けるとよいでしょう。

固まる土やコンクリートの代わりにドライテックはどうなの?

固まる土の代わりに、水を通すコンクリート(透水性コンクリート)である「ドライテック」も検討しているという方もおられるでしょう。

ドライテックは、雨が降っても、水たまりが出来ないという事が最大のメリットです。

とはいえ、ドライテックのデメリットは「景観が悪い(見た目が悪い)」「取り扱っている業者が少ない」「失敗すると施工費を大損してしまう」などがあります。

ドライテックを採用したいという方は、デメリットまできちんと調べた上で、採用するかしないかの判断をすることを強くお勧めします。

①失敗 ドライテック 透水性コンクリート 後悔 外構 エクステリア

固まる土に関するお役立ち情報

 

固まる土について、色々調べけど、結局どうすればよいのか分からな人へ

奈良県にお住いの方へ

あなたが奈良県にお住いの方であれば、次のような経験がないでしょうか?

ネットで検索して色々情報を調べたけど、自分のお庭の場合、どの方法が適しているのか分らない…」

調べすぎてどうすれば良いのか分からなくなって、考える事がだんだん面倒になってきた…」

そう思っていませんか?

そこで、造園・外構業者さんにお願いしようと考えてはいるけど、、、

ネットの情報だけでその業者さんを信用していいのか不安だ…

「ポータルサイトや一括見積りサイトや地元の業者さんのホームページを見たけど、業者さんの対応が悪かったら嫌だな…

「結局、工事金額はいくらかかるの?

そう思っていませんか?

これらが分からないと、いくらお庭の問題を解決したくても、不安感から二の足を踏んでしまっていて、ずっと困ったまま過ごさざるを得なくなってしまいますよね。

そこで、もしあなたが奈良県にお住いの方なら、私たち「西原造園の無料相談」がお役に立てるかもしれません。今すぐ下のボタンを押して、内容を確認してみて下さい。

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まとめ

このように、固まる土(固まる砂)は防草効果は抜群に高いです。

しかし、使いどころを間違って、毎日歩くアプローチや、ガレージなどに使うと、必ず割れてきます。

 そうなると、アプローチを新しくやり変えたり、ガレージをコンクリートに変えたりなどの、違う対策を取らないといけなくなって、結果的に費用が高くついてきます。

 使いどころを間違えてしまうと後で後悔してしまうので、十分にご注意ください。

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西原造園独自の「カウンセリング」があるので、話を聞いてもらえる

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3種類のプランをご提案するので、予算に合わせやすい

家族経営なので、会社組織と違って融通が利きやすい

もちろんお見積もりも無料

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西原 智
西原造園の代表で職人歴10年の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績300件以上。施主様の生活背景や状況を理解し外構・造園・エクステリアプランを作成するのが得意。父は一級造園技能士、母は一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。