雑草は気が付くと生えてきていて、せっかく草ひきをしてもまたすぐに生えてきてしまいます。特に夏の暑い時期には雑草がぐんぐん成長し、1週間ほどで庭が草だらけになってしまいます。
暑い夏の時期だからこそ、お休みの日には部屋で涼しく過ごしたり、家族でお出かけしたりしたいですよね。しかし、週末には汗だくで草引きをしなければならない現実にがっくりと肩を落とすことも。
そこで今回は、雑草を駆除したいけれどどうしたら良いのか分からない人の為に、除草剤を使った雑草の駆除方法と防草シートを使った雑草の駆除方法についてお伝えします。
除草剤を使った雑草の駆除方法
除草剤とは農薬の一種で大きく分けると、茎葉処理型の除草剤と土壌処理型の除草剤の二つに分けられます。
今生えている草を駆除したいのならば茎葉処理型の除草剤を用い、これから生えてくる雑草を予防する目的ならば土壌処理型の除草剤を用いります。
茎葉処理型の除草剤は、生えている雑草に除草剤を撒いて、茎や葉の表面から吸収させることで雑草を枯らしていきます。
土壌処理型の除草剤は、雑草が生える前の土に除草剤を撒いて、これから出てくる雑草をあらかじめ生えてこないように予防する除草剤です。
また、除草剤の種類によっては、雑草だけではなく、植物や作物も枯らす効果のある除草剤もあります。
全ての植物を駆除できる非選択性除草剤と、植物や作物に影響せず、目的の雑草だけを駆除できる選択性除草剤とがあります。
例えば、お庭でガーデニングや家庭菜園などをしていないのであれば、非選択性除草剤を使用しても大丈夫ですが、雑草以外の残したい植物や作物などがある場合には選択性除草剤を使用しなければなりません。
また、除草剤の効果が出るまでの時間にも違いがあり、効果が出るのが早い即効型と効果が出るのが遅い遅効型があります。
茎葉処理型は比較的速効型の物が多く、土壌処理型は遅効型が多いようです。
速効型は雨の影響も受けにくく効果が表れるのが早い分ムラのある散布を行うと、除草剤のかかっていないところだけ雑草が残ってしまうので気をつけましょう。
遅効型は効果が表れるのに時間がかかるので雨の影響を受けやすいですが、雑草を根から枯らすことができるようです。
除草剤の剤型は撒くだけの粒剤、水に溶かして使用する水和剤、水溶性の液剤などがあり、粒剤は比較的遅効型の物が多く、水和剤、水溶性の液剤は速効型の物が多いようです。
その他に除草剤の成分の人体への影響なども気になるところですが、除草剤は雑草が生育するのに必要な光合成を阻害したり、植物ホルモンを撹乱させたり、その他成長に必要な成分を作り出せなくしたりすることで雑草の成長が止められ、結果的に枯れてしまうのです。
この成分にもいくつか種類がありますが、“光合成阻害“”アミノ酸光合阻害“”植物ホルモンの撹乱“という作用は植物だけが持つ働きに作用するので、人や動物への影響は少ないとされているようです。
また、生えている雑草の種類によって効果的な除草剤が変わってきますので、どんな雑草がお庭に生えているのか確認することも重要です。
つまり、除草剤を使用する場合には、“すでに生えている雑草の駆除”なのか、“根まで枯れさせたい”のか、“雑草の駆除を急いでいる”のか、“他に育てている植物がある“のか”安全性も考えたい“のか、”どんな種類の雑草を駆除したいのか“といったことを明確にして、それに合わせた除草剤を散布する必要があります。
防草シートを使った雑草の駆除方法
防草シートを使った雑草の駆除は除草剤とは異なり、そもそも雑草が生えてこないようにする駆除方法です。
現時点で雑草が生えている場合にはまず雑草を取り除き、種などが混ざっている可能性のある上層の土も取り除いてから行うとより効果的です。
防草シートの役割は日光の遮断で、防草シートには大きく分けて織布と不織布の2種類に分けられます。
織布は繊維を編み込んで作られた布のことで、ホームセンターなどで簡単に手に入り、値段もお手頃です。
しかし、耐久性に乏しく、1年から長くても3年程しかもちません。また、小さな網目の隙間から日光が入り込み、土の中に眠っている種を発芽させてしまう可能性があります。
防草シートの中で発芽した雑草は少しずつ成長し、シートの網目を突き破って出てきてしまうのです。
不織布は科学的に繊維を絡めて繋ぎ合わせた布のことで、織布の様な編み目がありません。そのため編み目の隙間から日光が入り込む心配もなく、丈夫で耐久性に優れています。
およそ10年から15年程もち、さらに厚みと遮光性のある素材を選択することでより長期的に使用することができます。織布に比べて費用は高額となます。
また、雑草にはいくつか種類があり、抜いても次から次へと生えてくる地下茎の雑草には注意が必要です。
地下茎の雑草は、根や茎から増えて成長する雑草で、引き抜くだけでは根絶が難しく、成長すると先がとがっている種類が多くシートを突き破ってしまう事が多いのです。
地下茎の雑草が多く生えている場合には成長させないために、安価な織布の防草シートではなく不織布の防草シートの使用をお勧めします。
地下茎の雑草ではない場合には1~3年ごとに安価な織布の防草シートの張り替えを行ってもよいですし、高価でも長期的に活用できる不織布の防草シートを使用するのもよいでしょう。
また、防草シートを敷き、その上に砂利などを敷くと景観が良くなるだけではなく、日光の遮断率も上がって、より効果的に雑草を生えにくくすることができます。
砂利の種類もたくさんありますので、お庭のイメージや用途に合わせて選択することができます。
防草シートで雑草対策を行う場合には“どんな雑草が生えているのか”“シートの張り替えは少なくしたいのか”という事も考えながら、防草シートの種類を選択すると良いでしょう。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回除草剤を使った雑草の駆除方法と防草シートを使った雑草の駆除方法についてお話しました。
雑草を駆除したいけれどどうしたら良いのか分からない時にはまず、雑草対策のひとつである除草剤を使った雑草の駆除方法について知ることから始めてみましょう。
そして次に、除草剤以外の駆除方法である防草シートを使った雑草の駆除方法についても知ることが大切です。
そうする事で、今ある雑草を駆除する方法と、雑草が生えてこなくなる方法をうまく使い分け、用途に合わせた雑草の駆除を行うことができます。
雑草を駆除したいけれどどうしたら良いのか分からない方は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。