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西原造園
〒639-1042
奈良県大和郡山市 小泉町2996-11
【無料相談】
●TEL:0743-53-8986
お問合せ営業時間:9:00~19:30  年中無休
●メールでのお問合せはこちら 24時間 年中無休
現場作業定休日:(土曜日 日曜日 祝日)
(現場稼働時間 9:00~19:30)

奈良県で庭のリフォーム・外構工事専門の業者、西原造園です。地元密着35年。奈良の庭づくりでお客様満足度97%を達成。毎月5名限定の無料相談・無料見積もり受付中。雑草などのお庭の手入れや管理を不要にし、お庭を綺麗にする工事業者です。
奈良の庭のリフォーム専門業者 西原造園
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庭の整地と勾配をDIYでする!初心者でもできる基本ステップとコツ

2025 4/06
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役立ち情報
2017年8月2日2025年4月6日

庭の地面がデコボコして歩きづらい、水はけが悪くて雨が降るとぬかるむ、そんなお悩みを抱えていませんか?

庭を快適に使うためには適切な整地が必要です。しかし、「DIYでできるのか?」「業者に頼んだほうがいいのか?」「費用はどのくらいかかるのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、庭の整地を自分で行う方法や業者に依頼する場合のメリット・デメリット、費用の相場について詳しく解説します。DIYで整地をする場合、どんな道具が必要で、どのような手順で進めればいいのかを分かりやすく紹介します。また、業者に依頼した場合の費用や選び方やチェックポイントについても解説し、後悔しない整地方法を選べるようにサポートします。

さらに、「人工芝や砂利を敷く前に整地は必要?」「傾斜がある庭でも平らにできる?」といったよくある疑問にもQ&A形式で回答します。この記事を読めば、庭を平らにして快適な空間を作るための具体的な方法が分かります。整地に関する悩みを解決し、安全で使いやすい庭を手に入れましょう。

この記事を書いた人

西原造園の代表で職人歴20年以上の現役の造園・庭・外構の職人。施工実績500件以上。施主様の生活背景や状況を理解し戸建ての庭のリフォームをメインに外構・造園・エクステリアプランを作成したり、特にお庭の問題を解決するのが得意。全国紙ガーデン&エクステリアの掲載歴があり、父は一級造園技能士、母は奈良新聞にも掲載された一級造園施工管理技士。仕える事と書いた仕事ではなく、志す事と書いた「志事」をするがモットー。

▶ 運営者プロフィールはこちら

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目次

DIYで庭の整地をして勾配をつける方法!

庭の整地をDIYで行う場合、適切な道具を揃えることが成功のカギとなります。特に、地面を均一にし、しっかりと固めるためには必須の道具がいくつかあります。また、DIYでの整地にはどのくらいの費用がかかるのかも事前に把握しておくことが大切です。ここでは、必要な道具リストとそれぞれの費用目安について詳しく解説します。

次の動画では、DIYで整地をされている方の動画です。参考までにご覧ください。

必要な道具リストと費用目安

DIYで庭を整地するためには、雑草の除去・地面の掘り起こし・ならし・転圧といった各工程に必要な道具を準備する必要があります。以下に、主な道具と費用の目安をまとめます。

道具名用途価格目安(円)
スコップ(剣先・角型)土を掘る、すき取る1,500~3,500
レーキ(熊手)石やゴミを集める、土を均す2,000~4,000
トンボ(整地用)土を均一に広げる2,500~5,000
鍬(くわ)土を耕す、硬い土をほぐす3,000~6,000
ふるい石やゴミを除去する1,500~3,000
転圧機(タンパー)土を固める(手動)3,500~8,000
プレートコンパクター(振動プレート)広範囲の転圧(機械)3,000~20,000(レンタル)
水平器水平を確認する1,000~3,500
水糸と杭勾配の確認1,000~2,000
ホースまたはジョウロ転圧時の水まき用1,000~5,000
作業手袋・膝当て手や膝の保護500~2,500

※プレートコンパクターはレンタル可能
DIYで整地をする際、手動のタンパーでも転圧できますが、広い面積を均す場合はプレートコンパクター(振動プレート)の使用がおすすめです。これらは、ホームセンターやレンタルショップで1日あたり8,000円~20,000円程度で借りることができます。

DIY整地にかかる合計費用目安

  • 小規模(5㎡~10㎡程度):10,000円~20,000円
  • 中規模(10㎡~30㎡程度):20,000円~40,000円
  • 大規模(30㎡以上):40,000円~70,000円(レンタル機材含む)

費用を抑えたい場合、道具をレンタルする・ホームセンターの貸し出しサービスを利用する・DIY仲間と共有するなどの方法も有効です。

次のセクションでは、整地作業の具体的な手順について詳しく解説します。

整地の手順

庭の整地を行うには、正しい手順で進めることが重要です。ここでは、雑草の除去から転圧(地面を固める)までの5つのステップを詳しく解説します。この手順を守れば、DIYでもきれいに整地ができ、庭を快適に利用するための下地が整います。

ステップ1: 雑草の除去

最初に、庭に生えている雑草を取り除く作業を行います。雑草をそのままにすると、整地後に再び生えてくるため、根ごとしっかり除去することが重要です。

手順:

  1. 雑草を抜く: 手作業または草刈り機を使い、地表の雑草をすべて刈り取る。
  2. 根までしっかり除去: 根が深い雑草(スギナ・ヨモギなど)は、スコップや草削り器を使って根まで掘り取る。
  3. 除草剤の使用(必要に応じて): すぐに庭を利用しない場合は、非選択性除草剤(グリホサート系)を使い、完全に枯らすのも有効。
  4. 防草シートを敷く(オプション): 雑草の再発を防ぐ場合、防草シートを敷いておくと効果的。

ポイント:

  • 雑草を根まで取らないと、再び生えてくるため要注意。
  • 枯葉や小さな草もレーキ(熊手)でしっかり取り除く。

ステップ2: 石・ゴミの除去

次に、整地作業の妨げとなる石やゴミを取り除く作業を行います。

手順:

  1. 大きな石やゴミを手で取り除く。
  2. レーキ(熊手)を使い、小さな石や落ち葉などを集める。
  3. ふるいを使い、細かい砂利や異物を取り除く(特に人工芝を敷く場合は必須)。

ポイント:

  • 石が多いと転圧がうまくできないため、できるだけ取り除くことが大切。
  • 人工芝や砂利を敷く場合、小石が多いと仕上がりが悪くなるため念入りに作業する。

ステップ3: 土を耕す

庭の土が固くなっている場合は、スコップや鍬を使って土をほぐし、柔らかくする作業を行います。

手順:

  1. スコップや鍬で地面を掘り起こし、固い土を砕く。(深さ15~20cm程度)
  2. 必要に応じて、改良材(腐葉土・砂・石灰など)を混ぜる。
  3. ふるいを使い、大きな石や異物を取り除く。
  4. レーキ(熊手)で土をならし、均一に広げる。

ポイント:

  • 特に粘土質の土は水はけが悪いため、改良材(砂や腐葉土)を混ぜると効果的。
  • 土がカチカチに固まっていると転圧が不均一になるため、耕す作業はしっかり行う。

ステップ4: 土をならす(水平・勾配の調整)

土をならし、庭全体の水平を調整します。また、水はけをよくするために適切な勾配をつけることも重要です。

手順:

  1. トンボやレーキを使い、土を平らにならす。
  2. 水糸と水平器を使い、全体の高さを確認する。
  3. 勾配をつける(庭の奥から手前に向かって約1~2%の傾斜を確保)。
  4. 再度トンボでならし、仕上げる。

ポイント:

  • 勾配をつけないと、水たまりができやすくなるので要注意。
  • 駐車場やウッドデッキの下地として整地する場合、特に水平の精度が重要。

ステップ5: 転圧(地面を固める)

最後に、転圧(地面を固める)作業を行います。転圧が不十分だと、時間が経つにつれて地盤が沈み、デコボコになるためしっかりと行いましょう。

手順:

  1. ジョウロまたはホースで土に適度な水分を含ませる。(乾燥した土は固まりにくいため)
  2. 手動タンパーまたはプレートコンパクターを使い、地面をしっかりと踏み固める。
  3. 転圧後、再度水平を確認し、均一にならす。

ポイント:

  • 転圧をしっかり行うことで、土が沈みにくくなり、人工芝・砂利・コンクリートなどの施工がスムーズになる。
  • プレートコンパクターを使用すると、作業時間を大幅に短縮できる。

この5つのステップを順番に行うことで、庭の整地が完了し、次の施工(人工芝・砂利敷き・コンクリート打ちなど)にスムーズに進めます。

次のセクションでは、DIYで水勾配を正しく作る方法について詳しく解説します。

DIYでの水勾配の正しい作り方

庭の整地を行う際、水はけを良くするために適切な水勾配(傾斜)をつけることが重要です。庭の水はけ改善を行いたい場合は特に重要です。

水勾配が適切に設計されていないと、雨が降るたびに水たまりができたり、建物の基礎部分が湿気で傷んだりする原因になります。ここでは、DIYで適切な水勾配を作る方法について解説します。

水勾配の基本ルール

  • 基本の勾配: 水はけを確保するために、1~2%の勾配(1mあたり1~2cmの高さ差)をつける。
  • 水の流れ: 建物や塀側から庭の外側(排水口・側溝・道路側)に向かって傾斜をつける。
  • 排水先の確保: 雨水が適切に排水されるよう、排水口や側溝の位置を考慮する。

水勾配を作る手順

  1. 水糸を張り、基準となる高さを決める
    • 建物側の高さを基準にし、水糸を張って排水口や道路側に向かって1~2%の傾斜をつける。
    • 例: 5mの庭なら5~10cmの高さ差を確保する。
  2. 杭を立てて目印を作る
    • 1mごとに杭を打ち、勾配の基準となる高さを決める。
    • 水平器を使いながら、高さが一定の勾配になるよう調整する。
  3. 土を削りながら勾配をつける
    • スコップやレーキを使って、目標の高さになるように土を削る。
    • 低すぎる部分には土を足し、均一に整える。
  4. ならしと転圧を行う
    • トンボやレーキで地面を平らにならしながら、勾配を維持する。
    • 転圧機(タンパーやプレートコンパクター)を使い、しっかりと固める。
  5. 仕上げの確認
    • 実際に水を撒いて、正しく水が流れるかチェックする。
    • 必要に応じて、勾配を微調整する。

水勾配の確認ポイント

✅ 水たまりができていないか?
✅ 水が想定した方向に流れているか?
✅ 建物側に向かって逆流していないか?

適切な水勾配を作ることで、雨が降っても水はけの良い庭になり、ぬかるみや泥汚れを防ぐことができます。

DIYで失敗しないための注意点

DIYで庭の整地を行う場合、いくつかのミスを防ぐことで、仕上がりを良くし、手間を減らすことができます。ここでは、よくある失敗例と、それを防ぐためのポイントを解説します。

① 水平をしっかり確認しないまま作業を進めて失敗した例

失敗例: 目測で作業を進め、結果的に地面が傾いてしまい、見た目や使い勝手が悪くなる。
対策: 水糸と水平器を使い、こまめに高さを確認しながら整地作業を進める。

② 転圧をしっかり行わないで失敗した例

失敗例: 転圧が不十分なため、時間が経つと地面が沈んでデコボコになってしまう。
対策: 転圧は水を撒きながらしっかりと行う。特にプレートコンパクター(振動プレート)の使用が推奨される。

③ 水勾配をつけずに平らにしすぎるて失敗した例

失敗例: 「できるだけ平らにしよう」とした結果、水勾配を考えずに作業し、水はけが悪くなる。
対策: 1~2%の勾配をつけることで、雨水が適切に流れるようにする。

④ 庭の土質を考慮せずに整地して失敗した例

失敗例: 粘土質の土のまま整地したため、水はけが悪くなり、ぬかるみやすくなる。
対策: 砂や真砂土を混ぜて、適度に水はけの良い土に改良する。

⑤ 必要な道具を揃えずに作業を始めて失敗した例

失敗例: スコップやトンボだけで作業を始めたが、途中で足りない道具に気づき、無駄な時間と労力を消費する。
対策: 事前に必要な道具リストを準備し、作業の流れを確認しておく。

DIYでの整地を成功させるためのポイント

失敗例防ぐための対策
水平を確認せず、仕上がりが不均一水糸と水平器を使い、こまめに高さを確認する
転圧不足でデコボコになる転圧機(タンパー・プレートコンパクター)を使い、しっかり固める
水勾配を考慮せずに平らにしすぎる1~2%の勾配をつけ、雨水の流れを確保する
土質を考えずに整地する砂や真砂土を入れ、水はけの良い土に改良する
必要な道具を揃えずに作業開始事前に道具リストを準備し、計画的に進める

これらのポイントを押さえれば、DIYでの整地作業がスムーズに進み、失敗を防ぐことができます。

次のセクションでは、庭の整地を業者に依頼する費用相場について詳しく解説します。

庭の整地を業者に依頼する費用相場は?【DIY vs 業者】

庭の整地を行う際、DIYと業者依頼では費用に大きな差があります。 DIYなら道具代だけで済みますが、手間と労力がかかるため、作業の規模や仕上がりの精度を考慮する必要があります。一方で、業者に依頼すると高品質な仕上がりが期待できますが、その分費用は高くなる傾向にあります。

ここでは、「整地のみ」を行う場合の費用相場を、DIYと業者それぞれの視点から解説します。

整地のみの費用相場(DIY、業者)

DIYで整地する場合の費用相場

DIYで庭の整地を行う場合、主な費用は道具代と、必要に応じてレンタル機材の費用です。 ただし、庭の広さや土の状態によって費用は変動します。

項目費用目安(円)備考
スコップ・剣先スコップ1,500~3,500土を掘るために必要
レーキ(熊手)2,000~4,000小石やゴミの除去に使用
トンボ(整地用)2,500~5,000土を均一にならす道具
転圧機(手動タンパー)3,500~8,000手作業で土を固める
プレートコンパクター(レンタル)8,000~20,000/日広範囲の転圧に使用
防草シート(オプション)5,000~15,000雑草対策を行う場合
砂や砕石(オプション)5,000~20,000地盤改良をする場合
合計費用(5㎡~10㎡)10,000~30,000円道具を揃えるだけなら低コスト
合計費用(30㎡以上)30,000~70,000円大規模DIYではコスト増加

DIY整地のポイント
✅ 小規模な庭(5㎡~10㎡程度)なら1万円~3万円程度で整地可能。
✅ プレートコンパクターなどのレンタルを使うと、仕上がりが良くなるが費用も上がる。
✅ 時間と体力が必要。DIYに慣れていないと作業が進まないこともある。

業者に整地を依頼する場合の費用相場

業者に整地のみを依頼する場合、庭の面積や作業内容によって費用は大きく変わります。 以下は、一般的な整地費用の相場です。

庭の広さ整地費用(円)主な作業内容
5㎡以下(小規模)50,000~80,000転圧、表土処理、簡単な勾配調整
10㎡~30㎡(中規模)100,000~200,000転圧、整地、勾配調整、土の処理
30㎡以上(大規模)200,000~500,000重機使用、地盤改良、排水処理を含む

業者依頼のポイント
✅ 仕上がりの品質が高く、均一な整地が可能。
✅ 水勾配の調整や転圧を正確に行ってもらえる。
✅ 重機を使用するため、作業時間が短縮できる(数時間~1日程度)。
✅ 地盤改良や砕石敷き込みなどの追加作業が必要になると、費用がさらに増える。

DIYと業者依頼の費用比較

項目DIY業者依頼
費用1万円~7万円程度5万円~50万円以上
作業時間数日~数週間数時間~1日
仕上がりの精度均一にするのが難しいプロの技術で高精度な仕上がり
体力負担大きい(重労働)なし(作業不要)
水勾配の調整難しい(測定が必要)適切な勾配を確保できる
転圧の強度手作業では限界あり重機で強固な地盤を作れる
排水対策DIYでは難しい適切な排水計画を立てられる

費用を抑えたい場合はDIY、確実な仕上がりを求めるなら業者依頼がベスト。
次のセクションでは、「面積別の整地+〇〇の費用相場」について詳しく解説します。

庭の整地費用の予算を抑える方法

庭の整地を業者に依頼する際、ただ安い業者を選ぶだけでは、手抜き工事や仕上がりのトラブルにつながる可能性があります。 ここでは、品質を維持しながら予算を抑えるための具体的な方法を解説します。単なる価格交渉ではなく、賢くコストを削減するポイントを押さえておきましょう。

施工範囲を明確にし、不要な作業を省く

整地費用を抑えるためには、「どこまで整地が必要か」を明確にし、不要な作業を省くことが重要です。
業者が提示する見積もりには、以下のようなオプション作業が含まれている場合があります。

例:見積もりに含まれがちな追加作業
✅ 土の入れ替え(地盤改良):水はけが悪い場合は有効だが、不要なケースもある
✅ 砕石敷き込み:転圧の安定性向上に必要なこともあるが、用途によっては省ける
✅ 排水設備の追加工事:必須ではない場合もある

業者に「最低限の整地で問題ないか」「追加の処理が本当に必要か」を確認し、必要な作業だけを依頼することで、費用を抑えられる可能性があります。

施工内容をシンプルにする(整地の目的を伝える)

整地後の用途がはっきりしていれば、無駄な作業を減らし、業者が効率的な方法を提案しやすくなります。

例:業者に伝えるべき整地の目的
✅ 「人工芝を敷くために平らにしたい」 → 転圧を軽めにし、砕石を省ける場合がある
✅ 「花壇を作るので、排水性はそこまで重要ではない」 → 排水工事を省ける
✅ 「砂利を敷くだけなので、多少の凸凹は気にならない」 → 過剰な均し作業をカットできる

業者が作業を最適化できるよう、整地の目的を明確に伝えることで、無駄なコストを削減できます。

植木の伐採・抜根を自分で行う

業者に植木の伐採や抜根を依頼すると費用がかかるため、自分で行うと大幅にコストを抑えられます。

削減費用:

  • 植木の伐採(1本)3,000~20,000円
  • 抜根(1本)10,000~50,000円

対策:
✅ のこぎりやチェーンソーを使って伐採
✅ 抜根が難しい場合は、地表からカットして整地しやすくする
✅ 「抜根なしで表面をならしてもらう」と業者に伝える

草刈り・草の処分を自分で行う

雑草の除去や処分を業者に依頼すると追加費用が発生します。

削減費用:

  • 草刈り(10㎡あたり)5,000~10,000円
  • 草の処分(1㎥)5,000~15,000円

対策:
✅ 草刈り機や鎌を使い、自分で刈る
✅ 自治体のごみ回収を活用して処分
✅ 「草刈り・処分は自分で行うので、整地のみ依頼」と伝える

⑧ 石やガラの撤去を自分で行う

整地前に大きな石やコンクリート片があると、撤去費用がかさみます。

削減費用:

  • 石の撤去(1個)3,000~10,000円
  • ガラ処分(1㎥)10,000~30,000円

対策:
✅ 手作業で小石を取り除き、家庭ごみで処分
✅ ホームセンターの廃棄サービスを利用
✅ 「石の撤去は自分で行う」と業者に伝える

庭の整地を業者に依頼するメリット・デメリット

トンボやレーキで庭を整地する(均す)

DIYでの整地には費用を抑えるメリットがありますが、仕上がりの精度や労力を考えると、業者に依頼する選択肢も重要です。ここでは、庭の整地を業者に依頼するメリットとデメリットを詳しく解説し、どちらを選ぶべきかの判断材料を提供します。

業者依頼のメリット

庭の整地を業者に依頼する最大のメリットは、仕上がりの精度と作業の効率の良さです。以下のポイントを詳しく見ていきます。

① 高品質で均一な仕上がりが期待できる

プロの業者は専用の重機や測量器を使用して、正確な整地作業を行うため、仕上がりが均一で美しくなるのが特徴です。DIYではどうしても地面が完全に水平にならなかったり、転圧が不十分で沈み込みが発生するリスクがありますが、業者であればこうした問題を防ぐことができます。

② 作業時間を大幅に短縮できる

DIYの場合、庭の広さや土の状態にもよりますが、整地に数日から数週間かかることもあります。一方で、業者に依頼すれば、数時間から1日程度で作業を完了させることが可能です。特に、広い庭の整地や駐車場の造成などの大規模な工事では、業者に依頼する方が時間と労力を大幅に削減できます。

③ 体力的な負担を軽減できる

整地作業はスコップや鍬を使って土を掘る、石を取り除く、転圧するなどの肉体労働が多く、体力的に非常に負担がかかります。特に高齢の方やDIY初心者には大変な作業です。業者に依頼すれば、自分で作業をせずに済むため、体力的な負担を大幅に軽減できます。

④ 水勾配や排水対策を適切に行ってくれる

庭の整地で重要なのが適切な水勾配の確保です。勾配が不適切だと、雨が降るたびに水たまりができたり、建物の基礎部分が浸水するリスクがあります。業者に依頼すれば、適切な傾斜を確保し、排水経路を考慮した整地が可能です。

⑤ 地盤の強度を確保できる(駐車場・ウッドデッキ施工時に重要)

人工芝やウッドデッキ、駐車場を設置する場合、整地後の地盤の強度が重要です。転圧が不十分だと、時間が経つにつれて地盤沈下し、施工物に影響が出ることもあります。業者なら、専用のプレートコンパクターやローラーを使用し、強固な地盤を作ることができます。

メリット詳細
仕上がりが均一で美しい専用機材を使用し、正確な水平調整・転圧を実施できる
作業時間を短縮できるDIYの数日~数週間の作業が、業者なら数時間~1日で完了
体力的負担がない重労働が不要で、高齢者や初心者でも安心
水勾配や排水の調整が適切プロの技術で、水たまりができないように整地できる
強固な地盤を確保できるプレートコンパクターなどの機械を使用し、沈下しにくい地盤を作れる

業者依頼のデメリット

庭の整地を業者に依頼することで、高品質な仕上がりや作業時間の短縮といったメリットが得られますが、いくつかのデメリットもあります。 ここでは、業者に依頼する際の注意点や、デメリットについて詳しく解説します。

① 費用がかかる(DIYより高額)

業者に依頼する最大のデメリットは、DIYに比べて費用が高額になることです。DIYなら自分で道具を揃えれば1万円~5万円程度で整地できますが、業者に依頼すると10万円以上かかることが一般的です。

具体的な費用相場の例

  • 小規模な整地(10㎡未満) … 約5万~10万円
  • 中規模の整地(10㎡~30㎡) … 約10万~20万円
  • 大規模な整地(30㎡以上) … 約20万~50万円

整地作業のみならず、防草シート敷設や砕石・砂利を追加する場合は、さらに費用がかかるため、事前に見積もりを確認することが重要です。

② 業者によって仕上がりに差がある

業者ごとに技術力や経験に違いがあり、仕上がりの品質に差が出ることがあります。 例えば、転圧が不十分だったり、水勾配が適切に設定されていないと、後から地盤沈下や水たまりのトラブルが発生する可能性があります。

また、悪質な業者に依頼すると、手抜き工事や見積もりより高額な追加請求をされるリスクもあるため、慎重な業者選びが必要です。

③ 業者選びに時間と手間がかかる

信頼できる業者を見つけるためには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討する必要があります。

  • 口コミや評判を調べる
  • 過去の施工事例を確認する
  • 施工保証の有無をチェックする

このような作業には時間と手間がかかるため、急いで整地をしたい人にとってはデメリットとなります。

④ 工事のスケジュール調整が必要

業者に依頼すると、自分の都合に関係なく、業者のスケジュールに合わせなければならない場合が多いです。繁忙期(春・秋など)には、1~2ヶ月待ちになることもあり、すぐに作業を始められないことがあるため、余裕を持った計画が必要です。

また、工事日には騒音や重機の使用があるため、近隣への配慮も必要になります。

⑤ 追加費用が発生する場合がある

契約時の見積もりには含まれていない追加作業が発生し、予想以上に費用が高くなるケースがあります。例えば、

  • 想定以上に土が硬く、重機が必要になった
  • 地面を掘ったら大量の石やガラが出て、撤去費用が追加になった
  • 水はけの調整が必要で、排水工事が発生した

このようなケースを防ぐために、事前に見積もりの詳細を確認し、「追加費用がかかる場合の条件」を契約前にチェックしておくことが重要です。

デメリット詳細
費用が高いDIYよりも高額になり、10万円以上かかることが一般的
業者ごとの技術に差がある施工が不適切だと、水勾配ミスや転圧不足による地盤沈下のリスクあり
業者選びに時間がかかる口コミ・施工事例・見積もり比較が必要
工事スケジュールを調整しなければならない繁忙期には1~2ヶ月待ちになることもある
追加費用の可能性がある地盤の状態次第で、見積もりより費用が高くなることがある

業者に依頼する際は、これらのデメリットを理解した上で、信頼できる業者を選ぶことが重要です。次のセクションでは、「整地のみを業者に依頼することは可能か?」について解説します。

整地のみを業者に依頼することも可能?

庭の整地作業を業者に依頼するとき、「整地だけをお願いすることはできるのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。結論として、整地のみを依頼することは可能ですが、業者によっては敬遠する傾向にあるため、引き受けてもらいにくいケースがあります。

整地のみを業者が敬遠する理由

業者が整地のみの依頼を敬遠する理由はいくつかあります。

  1. 工事後のクレームリスクが高いため
    • 整地のみを行った場合、その後の施工(人工芝・砂利・コンクリートなど)は依頼主がDIYで行うことが多く、仕上がりに問題が出たときに「業者の整地が悪かったのでは?」というクレームにつながるリスクがあるため、慎重になる業者もいます。
  2. 地盤の保証が難しいため
    • 業者が整地後に別の施工を行う場合、転圧や勾配調整を含めて最適な状態に仕上げることができます。
    • しかし、整地だけを依頼し、その後の施工をDIYや他の業者が行うと、地盤の沈下や排水不良の問題が発生する可能性があり、整地業者として責任を負いづらいケースがあります。

整地のみの依頼を受けてもらうためのポイント

整地だけを依頼したい場合、業者に引き受けてもらいやすくするためのポイントがあります。

  1. 「〇〇のための整地」と明確に伝える
    • 「人工芝を敷く前の整地」「駐車場の下地整備」といった具体的な目的を伝えることで、業者も作業範囲を明確にしやすくなります。
  2. 地盤改良や排水対策も依頼する
    • ただの表面の整地ではなく、「土の入れ替え」「排水管の設置」などを含めると、業者にとって引き受けやすくなる可能性があります。
  3. 見積もり時に整地のみの可否を事前に確認する
    • すべての業者が整地のみの依頼を断るわけではないため、事前に「整地だけの施工は可能か?」を確認し、対応可能な業者を選ぶことが重要です。

整地のみを依頼する際の注意点

  • 業者によっては断られることもあるので、複数の業者に見積もりを取る
  • 整地後の施工を自分で行う場合、転圧や水勾配のチェックを念入りに行う
  • 整地のみの施工は保証対象外になる可能性があるため、施工後の状態をしっかり確認する

整地のみの依頼は可能ですが、業者によって対応が異なります。依頼前に、業者の方針を確認し、適切な施工をしてもらうための準備を整えましょう。次のセクションでは、「庭の整地の優良業者の見つけ方」について解説します。

【業者選び】庭の整地、どこに頼む?優良業者の見つけ方

庭の整地を業者に依頼する際、どの業者に頼むかが仕上がりの品質や費用、施工後のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。適切な業者を選ぶことで、水はけがよく、しっかり転圧された長持ちする整地が実現できます。ここでは、信頼できる優良業者を見つけるための5つのチェックポイントと、見積もり時に確認すべきことを解説します。

業者選びの5つのチェックポイント

① しっかりしたヒアリングがあるか(立ち話ではなく対話があるか)

優良業者の最大の特徴は、依頼主の希望や庭の状況をしっかりヒアリングしてくれるかどうかです。

こんな業者は要注意:

  • 「見た感じ大丈夫そうですね」と軽く庭を見ただけで見積もりを出す業者
  • 「この規模なら大体〇〇万円くらいですね」と適当に金額を言う業者

信頼できる業者は、以下のような詳細なヒアリングを行います。
✅ どんな目的で整地をするのか?(人工芝・砂利・駐車場設置など)
✅ 現在の土の状態はどうか?(粘土質・砂質・石混じりなど)
✅ 水はけの問題はないか?(雨が降るとぬかるむか、水たまりができるか)
✅ 希望する仕上がりや耐久性はどの程度か?
✅ 転圧や排水処理の必要性を説明できるか?

このような具体的なヒアリングをせず、表面的な話だけで進める業者は避けるべきです。

② 施工実績が豊富で、過去の事例を見せてくれるか

優良業者は、過去の施工事例を持っており、写真やデータで見せてくれることが多いです。

チェックポイント:
✅ 施工前後の写真を見せてもらう(地面の状態や仕上がりの変化が分かる)
✅ どのような整地方法を採用したか説明してくれるか
✅ 過去の事例と自分の庭の状況を照らし合わせて、適切なアドバイスをくれるか

施工実績がない、または具体的に説明できない業者は、技術力に不安があるため注意が必要です。

③ 工事後のアフターサポートがあるか

整地工事は施工後すぐには問題が出にくいですが、数ヶ月経過すると転圧不足による沈下や水たまりが発生するケースがあります。

そのため、施工後に問題が発生した際の対応がどうなっているのかを事前に確認しておくことが重要です。

チェックポイント:
✅ 工事後の保証やフォロー体制があるか?
✅ 整地後に沈下が発生した場合の対応はどうなっているか?
✅ 排水不良が発生した場合の追加対応は可能か?

保証やフォローが全くない業者は、工事後の問題が発生したときに対応してもらえない可能性が高いため、注意が必要です。

④ 使う機材や施工方法について説明できるか

業者によっては、適切な機材を使わずに簡易的な整地をするケースもあります。

信頼できる業者は、どのような機材を使用し、どの方法で整地を行うのかを明確に説明してくれます。

チェックポイント:
✅ 転圧機(プレートコンパクターやローラー)を使用するか?
✅ 水勾配の調整をどう行うか?(水平調整だけでなく排水を考慮しているか)
✅ 地盤改良の必要性について説明してくれるか?(砂や砕石を混ぜるなど)

「手作業で整地します」とだけ言われた場合、しっかり転圧されないリスクがあるため、どの機材を使うのか確認することが大切です。

⑤ 契約前に追加費用の発生条件を明確に説明してくれるか

契約後に、「思ったより土が硬かった」「余分な処理が必要だった」として追加料金を請求されるケースがあります。信頼できる業者は、追加費用が発生する可能性がある場合、それを事前に説明してくれます。

チェックポイント:
✅ 追加費用の可能性がある場合、その条件を具体的に説明できるか?
✅ 「追加工事が必要になった場合、どのタイミングで相談してくれるか?」を確認する
✅ 見積もり時点で「これ以上はかからない」と明言できるか?

後から高額な請求をされないためにも、契約前に追加費用の有無を明確にすることが重要です。

見積もりで確認すべきこと

業者の見積もりをチェックする際、「何が含まれているか」「工事の範囲がどこまでか」を明確にしておくことが重要です。

① 見積もりの明細が細かく記載されているか

「整地工事一式 ○○万円」というような大まかな見積もりではなく、作業ごとの詳細な内訳が書かれているかを確認しましょう。

適切な見積もりの例:

  • 「表土の掘削・撤去費用」 ○○円
  • 「転圧作業費(使用機材:プレートコンパクター)」 ○○円
  • 「水勾配調整(1~2%勾配設置)」 ○○円
  • 「廃棄物処理(石・ゴミ)」 ○○円

これらの項目が細かく書かれていれば、どこにどのくらいの費用がかかるのかが明確になります。

② 施工期間と作業範囲が明確か

見積もりには、どの範囲をどのような作業で整地するのかが明確に書かれていることが重要です。

チェックポイント:
✅ 「整地する面積」が具体的に記載されているか(例:○○㎡)
✅ 作業内容が明確か(転圧作業・排水調整・地盤改良の有無)
✅ 施工期間が明確か(「○○日以内に完了」など)

③ 使用する機材・材料が記載されているか

信頼できる業者は、どの機材や材料を使うのかを明記してくれます。

✅ 「使用機材:プレートコンパクター」など具体的に記載されているか
✅ 転圧材や土壌改良材(砕石・砂など)の使用があるか

ここまで、優良業者の選び方と見積もりの確認ポイントを解説しました。次のセクションでは、「そもそも庭の整地の必要性」について詳しく解説します。

そもそも庭の整地とは?庭を平らにする目的

コンパクターで庭を整地する

庭の整地とは、地面を均一にし、余分な障害物を取り除いて使いやすい状態にする作業のことを指します。整地を行うことで、庭の見た目が美しくなるだけでなく、水はけの改善や地盤の安定化など、庭の機能を向上させる効果もあります。

庭を活用する際、地面がデコボコしていたり雑草が生い茂っていたりすると、使い勝手が悪く、計画した外構工事もうまく進まない可能性があります。 そのため、庭を平らに整えることは、快適な庭づくりの第一歩となります。

なぜ庭の整地が必要なのか?放置するリスクとは

庭の整地を行わずにそのまま放置すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。特に、水はけや地盤の状態を無視すると、後から手を加えるのが難しくなるため、最初にしっかりと整地を行うことが重要です。

まず、水はけの悪い庭では、雨が降るたびに水たまりができ、庭がぬかるみやすくなります。 これを放置すると、土壌の状態が悪化し、泥が流出する原因となるため、庭の見た目だけでなく周囲の環境にも影響を与えることがあります。 また、湿った地面が続くと、コケやカビが発生しやすくなり、害虫(蚊やシロアリ)を呼び寄せる原因になることもあります。

さらに、庭の地盤が不安定な状態だと、ウッドデッキや物置を設置した際に沈下や傾きが発生し、最悪の場合は修復工事が必要になることもあります。 特に、駐車場やコンクリート舗装を計画している場合、整地を怠るとひび割れや陥没の原因になるため、事前にしっかりと地盤を固める必要があります。

また、雑草や不要な樹木をそのままにしておくと、根が張りすぎて後から撤去が難しくなるだけでなく、害虫の住処になったり、庭全体の見た目が悪くなったりする可能性があります。 これを避けるためにも、整地を行い、不要な雑草や石を取り除くことで、庭を管理しやすい状態にしておくことが重要です。

このように、庭を整地せずに放置すると、日常的な使い勝手が悪くなるだけでなく、後からの改修費用がかさむリスクもあります。 整地をしっかりと行うことで、長期的に庭を快適に維持し、活用できるようになります。

次のセクションでは、「庭の整地が必要な具体的なケース」について詳しく解説します。

庭の整地が必要な4つのケース

庭を整地することで、地面の安定性が向上し、外構工事やDIYの仕上がりが格段に良くなります。 特に、庭に新しい施工をする際には、整地を怠ると仕上がりに悪影響が出る可能性があるため、事前の準備が重要です。ここでは、庭の整地が必要な代表的な4つのケースについて詳しく解説します。

人工芝を敷く前に

水勾配

人工芝を庭に設置する際、整地をせずに施工すると、芝の見た目や耐久性に大きな問題が発生する可能性があります。 たとえば、地面がデコボコしていると、人工芝が均一に敷けず、歩いたときに凹凸を感じることがあります。 また、地盤が柔らかいままだと、時間が経つにつれて沈下し、一部が浮き上がってしまうこともあります。

さらに、水はけが悪い状態で人工芝を敷くと、雨水が芝の下にたまり、湿気がこもることでカビや悪臭の原因になる可能性があります。

これを防ぐために、整地の際に水勾配をつけ、適切な排水対策を行うことが重要です。 具体的には、地面をならして転圧し、必要に応じて防草シートや砕石を敷くことで、長持ちする人工芝の基盤を作ることができます。

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砂利を敷く前に

砂利を敷く場合も、事前の整地が不十分だと、見た目や耐久性に影響が出ることがあります。 たとえば、地面がデコボコのまま砂利を敷くと、一部の箇所に砂利が偏ってしまい、均一に敷くことが難しくなります。 また、柔らかい土の上に直接砂利を敷くと、歩いたときに沈み込んでしまい、使い勝手が悪くなることがあります。

また、整地をせずに砂利を敷いた場合、雨が降るたびに地面が流されてしまい、時間が経つと砂利の層が薄くなってしまうことがあります。 これを防ぐためには、整地の際に転圧を行い、砂利の下に防草シートや砕石を敷くことで、安定した地盤を作ることが重要です。

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駐車場を作る前に

駐車場を作る際、整地を適切に行わないと、地盤沈下やひび割れなどの問題が発生しやすくなります。 例えば、地面が柔らかいままコンクリートを打設すると、車の重さに耐えられず、時間が経つと沈み込みやひび割れが発生する可能性があります。

また、砂利を敷く駐車場でも、整地が不十分だとタイヤの跡がつきやすくなり、凸凹ができて使いにくくなることがあります。これを防ぐためには、しっかりと転圧を行い、砕石を敷いて地盤を強化することが重要です。 水はけが悪い場所では、水勾配を確保し、排水用の側溝を設置することも検討する必要があります。

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ウッドデッキ・物置設置前に

ウッドデッキや物置を設置する際、整地をせずにそのまま施工すると、土台が傾いたり、設置後に沈下したりする可能性があります。 特に、地盤が不安定なままだと、ウッドデッキの柱がズレてしまい、構造の歪みにつながることもあります。

物置の場合も、整地が不十分だと地面が不均一になり、扉の開閉がスムーズにできなくなることがあります。 こうした問題を防ぐために、設置場所の地面をしっかり整地し、転圧を行って地盤を安定させることが重要です。

また、ウッドデッキの施工では、水はけを考慮して少し勾配をつけることで、雨水がたまりにくくなり、木材の劣化を防ぐ効果も期待できます。

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花壇・ガーデニングの前に

花壇やガーデニングを計画している場合も、整地をしっかり行うことで、植物の生育環境を整えることができます。 地面がデコボコしていたり、石や雑草が多いままだと、植物の根が張りにくくなり、成長に悪影響を与える可能性があります。

また、水はけの悪い場所では、土が常に湿った状態になり、根腐れの原因になることがあります。 これを防ぐためには、土壌を改良し、水はけを良くするために砂や腐葉土を混ぜるなどの対策が必要です。

ガーデニングを長く楽しむためにも、事前に整地を行い、土壌の状態を適切に調整することが大切です。

次のセクションでは、庭の整地に関するよくある質問について解説します。

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【Q&A】庭の整地に関するよくある質問

庭の整地を進めるにあたり、多くの方が気になる点について解説します。特に、水はけの問題や防草対策、整地後の土の扱いについては、正しく理解しておくことで、長期的に管理しやすい庭づくりが可能になります。

水はけをよくする勾配の付け方は?

庭の水はけを良くするためには、適切な勾配を確保することが重要です。水勾配とは、雨水が自然に流れるように地面に傾斜をつける方法のことを指し、一般的には1~2%の勾配(1mあたり1~2cmの傾斜)が適切とされています。

水勾配を付ける際の基本手順は以下の通りです。

  1. 水の流れを確認する
    • どこに水を流したいのかを決め、排水先を確保する。(道路側・排水溝・庭の端など)
  2. 勾配を測定しながら土をならす
    • 水平器(レベル)や水糸を使って、1mあたり1~2cmの傾斜を作る。
    • 必要に応じて砕石を敷き、転圧して地盤を安定させる。
  3. 雨天時に排水状態を確認する
    • 実際に水をまいて、想定通りの流れになっているかをチェックする。

勾配が適切に取れていないと、水が溜まりやすくなり、ぬかるみの原因になるため慎重に調整することが大切です。

防草シートは必要?

防草シートは、雑草対策を目的とした整地後の施工オプションです。庭の用途や管理のしやすさによって、防草シートが必要かどうかが決まります。

防草シートが必要なケース
✅ 人工芝や砂利を敷く予定がある場合 → 雑草の発生を抑え、管理が楽になる
✅ 雑草が生えやすい土壌の庭 → 長期間の草取り作業を軽減できる
✅ 庭の手入れを減らしたい場合 → 防草シート+砂利でメンテナンス不要に

防草シートが不要なケース
❌ 花壇やガーデニングをする予定がある → 植物の根が張りにくくなる
❌ 整地後にすぐ芝生を張る場合 → シートがあると根付きにくくなる
❌ 水はけが悪い場所 → シートが水を遮り、逆にぬかるみの原因になる

防草シートを敷く場合は、適切な施工(重ね幅を10~15cm確保、固定ピンで固定)を行うことが重要です。

整地後の土は再利用できる?

整地で出た土は、状態によっては再利用可能です。
再利用できるかどうかは、土の質と用途によって判断します。

再利用できるケース
✅ 土が比較的良好な状態である(砂質土・腐葉土が多い) → 花壇や家庭菜園に活用可能
✅ 整地後に芝生を張る予定がある → 転圧後の表土として使用できる
✅ 敷地内で高さ調整が必要な場所がある → 低い場所の埋め戻しに利用

再利用できないケース
❌ 粘土質で水はけが悪い → 排水不良の原因になるため、改善が必要
❌ 石やガラが多く含まれている → 取り除く手間がかかるため処分が無難
❌ 雑草の根が多く含まれている → 雑草が再生するリスクが高い

不要な土の処理方法として、自治体の土砂処分ルールを確認する、リサイクル業者に引き取ってもらう、庭の別の場所に盛土するなどの方法があります。

雨の日に整地しても大丈夫?

雨の日に整地を行うことは基本的には避けたほうが良いです。雨の影響で地面がぬかるみ、作業の難易度が上がるだけでなく、転圧や地盤の安定性にも悪影響を与える可能性があります。

雨の日に整地を避けるべき理由
✅ 土が柔らかくなり、均一に整地しにくい → スコップやレーキでならしても、乾燥すると凹凸が出やすい
✅ 転圧作業がうまくいかない → 水分を含んだ土は締まりにくく、乾いたときに沈下するリスクがある
✅ 粘土質の土は水を含むと排水が悪化する → かえって水たまりができやすくなる

どうしても雨の日に作業を進める必要がある場合は、以下の対策をすると良いでしょう。

雨の日に整地を行う場合の対策

  • 土が乾きやすい状態を作る → 砂や砕石を混ぜて水はけを改善
  • 作業前にシートやブルーシートで雨除けをする → 土壌の水分量を調整しやすくする
  • 小雨のときに少しずつ整地し、大雨のときは作業を中止する

雨の翌日に整地する場合も、地面が乾くのを待ってから転圧を行うのがベストです。

庭に傾斜がある場合の整地方法は?

庭に傾斜がある場合、整地の方法を誤ると、水はけが悪化したり、土が流れてしまったりするリスクがあります。整地の際は、適切な方法で勾配を調整しながら作業を進めることが重要です。

傾斜のある庭の整地方法

  1. 必要に応じて傾斜を緩やかにする
    • 軽い傾斜なら、土を削ったり盛ったりして調整する
    • 大きな傾斜の場合は、法面(のりめん)を作るか、擁壁を設置する
  2. 水の流れを考慮する
    • 傾斜の向きに合わせて水勾配を確保する(排水溝・暗渠排水を設置)
    • 水が流れやすい場所には砂利や芝生を敷き、土の流出を防ぐ
  3. 転圧をしっかり行う
    • 土が流れやすい斜面は、締め固めをしっかり行う
    • 必要に応じて、土留め(レンガやブロック)を設置

傾斜を活かす場合のアイデア

  • 段差を活かして花壇や階段を作る
  • 傾斜部分に砂利を敷いて水はけを良くする
  • ウッドデッキを設置し、フラットなスペースを確保する

庭全体を完全に平らにするのが難しい場合でも、地形を活かしながら使いやすくする整地方法を選ぶと、仕上がりが良くなります。

石だらけの庭を整地する方法は?

庭に石が多いと、整地作業が大変になるだけでなく、転圧が不十分になり、人工芝や砂利敷きの施工に悪影響を及ぼすことがあります。石を取り除くことで、地面が均一になり、植物の生育や施工の精度が向上します。

石だらけの庭の整地方法

  1. 大きな石を手作業で取り除く
    • シャベルや鍬を使い、地表に出ている大きな石を取り除く
    • 深く埋まっている石は、掘り起こして撤去
  2. ふるいを使って小さな石を分離する
    • ふるい網(目安は5~10mm)を使い、土と小石を分ける
    • 目の細かいふるいで砂状の土を残し、使える土は再利用
  3. 砕石や砂を混ぜて整地する
    • 石を取り除いた後、砕石を敷いて転圧すると、安定した地盤が作れる
    • 必要に応じて、新しい土を入れ、再度均して転圧
  4. 不要な石の処分方法を考える
    • 小石は自治体のゴミ回収(不燃ゴミ・粗大ゴミ)を利用
    • 大量の石が出る場合は、リサイクル業者に引き取ってもらう

石の量によっては、すべてを取り除くのが困難な場合もあるため、最低限の施工に支障が出ない程度に処理するのが現実的です。

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