「気がついたら、庭が手をつけられない状態になっていた」草は腰の高さまで伸びている。
庭木は枝が伸び放題。
落ち葉も、いつか片付けようと思って置いた物も、そのままになっている。
窓から庭を見るたびに気にはなるけれど、何から始めればよいのか分からない。
こういう状態になると、「もう業者に頼むしかない」と思いますよね。
ところが、いざ相談しようとすると、今度は別の迷いが出てきます。
草刈りを頼めばよいのか。庭木を切ってもらうのが先なのか。それとも、庭全体を作り直した方がよいのか。
そして何より、「こんな状態の庭を見せても大丈夫なのか」と不安になる方も多いと思います。
何を頼むか決まっていなくても、庭が荒れたままでも、業者に相談して問題ありません。
ただし、ここで一つ知っておいていただきたいことがあります。
荒れた庭を扱う業者は複数ありますが、どこに頼んでも同じではありません。
草を刈って終わる業者もあれば、庭木や地面、水はけ、今後の管理方法までまとめて考える業者もあります。
どこに相談するかによって、片付けられる範囲も、その後に残る問題も変わるんです。

西原 智(西原造園 代表)
奈良県で庭リフォーム・外構工事を行う現役職人
奈良県を中心に庭リフォーム・外構工事を行う西原造園代表。
西原造園は創業40年を超え、奈良県内での施工実績は2000件以上。googleの口コミ評価・星4.6を獲得。
これまで「雑草管理が限界になった庭」「人工芝を選んだ庭」「生垣をフェンスに変えた庭」など、個人宅の庭づくり・リフォーム工事を中心に奈良県特有の土壌・気候・生活背景を踏まえた庭の悩みを数多く解決してきた。
本記事で紹介している内容は、実際の施工現場で判断し、改善してきた事例・経験に基づくものであり、カタログや机上誌知識ではなく「現場で結果が出た方法」のみを解説している。
奈良新聞や全国紙「ガーデン&エクステリア」掲載歴あり。父は一級造園技能士、母は一級造園施工管理技士。地域に根ざし、「あとで後悔しない庭づくり」を第一に考えることを信条としている。
庭が荒れた状態のまま業者に相談しても問題ありません
「業者を呼ぶ前に、せめて草くらいは刈っておいた方がよいのでは」
「庭に置いてある物を片付けてからでないと、見てもらえないのでは」
そう考えて、相談できないまま何か月も経っている方がおられます。
でも、先に片付ける必要はありません。むしろ、無理に自分で作業をして、ケガをする方が困ります。
業者を呼ぶ前に自分で片付ける必要はありません

この状態のまま見せていただいて問題ありません
現地調査で確認するのは、草の量だけではありません。
例えば、次のような部分を見ています。
- 地面がどちらに傾いているのか
- 雨が降ったあと、水がどこに流れているのか
- 日当たりはどうなっているのか
- 普段どこを歩いているのか
- 隣の敷地との境目はどうなっているのか
こうした部分は、草が生えたままでも確認できます。
先に草を刈ったからといって、現地で確認する内容が減るわけではありません。
草や庭木が伸びた状態のまま見せていただいて大丈夫です。
何を依頼するか決まっていなくても相談できます
「草刈りをお願いします」
「防草シートを敷いてください」
このように、頼む工事を決めてからでなければ相談できないと思っていませんか。
実際には、工事名を決めておく必要はありません。
私たちの場合、初回はお客様のお宅に伺い、まずテーブルのある席で2時間ほどお話を聞きます。
庭の計測を始めるのは、そのあとです。
最初に教えていただきたいのは、次の2つだけです。
- 今、何に困っているのか
- これから庭をどう使いたいのか
例えば、「草がすごくて困っている」「木が大きくなりすぎて怖い」という内容でも構いません。
そこから、何を残すのか、何を撤去するのか、どこまで工事をするのかを一緒に整理していきます。
何を頼めばよいのか分からないからこそ、相談していただいて問題ありません。
荒れた庭を見せることに抵抗がある方へ
「ここまで放置したことを、だらしないと思われないだろうか」
「あきれられたり、断られたりしないだろうか」
こうした不安を感じる方もおられると思います。
ただ、私たちは庭の状態を評価するために伺うわけではありません。
荒れた庭を見ることも、初めてではありません。
大切なのは、どうして今の状態になったのかを責めることではなく、これからどうすれば管理しやすくなるのかを考えることです。
- お宅に伺うのは職人とプランナーだけです(営業担当は置いていません)
- その場で契約を迫ったり、工事の話を勝手に進めたりすることはありません
- 見積もり後に、こちらから営業の電話をかけることもありません
- 工事が始まってからも、お留守で問題ありません(お茶出しなどのお気遣いも不要です)
荒れた庭を綺麗にしてくれる業者の種類と、任せられる範囲の違い
では、荒れた庭はどこに相談すればよいのでしょうか。
実は、相談先は10種類近くあります。
ここが少し分かりにくいところです。
どの会社も「庭を扱う業者」に見えるのですが、実際にできることはかなり違います。
草だけを刈って終わる業者もあります。
庭木の手入れまではできても、地面の工事はできない業者もあります。
一方で、片付けたあとの地面や水はけ、数年後の管理まで考える業者もあります。
ここからは、それぞれの業者が何を得意としていて、どこまで任せられるのかを順番に見ていきます。
| 相談先 | 向いている相談 | 確認しておきたい点 |
|---|---|---|
| 造園業者 | 草・庭木・地面・置いてある物を、まとめて片付けたい | 剪定中心・デザイン中心・庭のリフォーム中心と、会社ごとに得意分野が分かれる |
| 外構・エクステリア業者 | 駐車場やフェンスなど、片付けたあとに作りたい物が決まっている | 庭木の撤去や地中に残る根、荒れた原因までは提案に入らないことがある |
| ハウスメーカー・工務店 | 家のリフォームと庭の工事を、一つの窓口でまとめたい | 本業は建物。工事は下請け業者が行うため、細かな希望が現場へ伝わりにくい |
| ホームセンター | 商品を実際に見て選び、決められた内容の工事を頼みたい | 施工は提携業者。決められた商品の設置だけでは対応できない庭がある |
| リフォーム会社 | 家の中の工事のついでに、庭も見てもらいたい | 本業は住宅。造園や外構の知識は担当者や会社によって差がある |
| 便利屋 | 今伸びている草だけを、とにかく早く何とかしたい | 地中の根や地面の状態は残るため、しばらくすると元に戻ることがある |
| 人工芝・防草シートの専門店 | 使う商品や工事内容がすでに決まっている | 庭木の撤去や地面の作り直しなど、前の工程に対応していない場合がある |
| 一括見積もりサイト | 工事内容が決まっていて、複数社の価格を比べたい | 価格競争になりやすく、見えなくなる下地工事が比較から外れやすい |
| 業者一覧・施工事例の検索サイト | 地域にどんな会社があるか、候補を広く集めたい | 掲載費用や登録条件で表示順が決まる場合がある。本業や対応地域は自分で確認が必要 |
※相談先の名前をタップすると、その解説へ移動します。
造園業者(草・庭木・地面をまとめて扱える)
造園業者は、植物だけでなく、地面や庭の構造物も扱う業種です。
草、庭木、地面、庭に置かれた物が同時に関係している荒れた庭とは、比較的相性のよい依頼先です。
ただし、「造園業者ならどこでも同じ」というわけではありません。
造園業者の中でも、得意な仕事が分かれています。
- 植木の剪定や管理を中心にしている会社
- 庭のデザインや庭づくりを中心にしている会社
- 庭の困りごとの解決やリフォームを中心にしている会社
例えば、植木の管理を中心とする会社に相談すれば、剪定や草刈りはきれいに仕上がると思います。
しかし、雑草が生え続ける地面の状態や、水はけの問題までは手を入れないことがあります。
庭全体をまとめて見てもらいたい場合は、その会社が普段どのような工事をしているのかまで確認してください。
※西原造園は、この中では「庭の困りごとの解決やリフォームを中心にしている造園業者」にあたります。実際にどのような工事をしているかは、荒れた庭の施工事例をご覧ください。
外構・エクステリア業者(作りたい物が決まっていれば早い)
外構・エクステリア業者は、駐車場、フェンス、門、ウッドデッキなどの構造物を作ることが本業です。
庭を片付けたあとに作りたい物が決まっている場合は、話が早く進みます。
例えば、「庭を駐車場にしたい」「フェンスを取り付けたい」と決まっている場合です。
反対に、まだ何をするか決まっていない場合は、注意が必要です。
庭木の撤去や地中に残っている根、庭が荒れた原因まで含めた提案にならないことがあります。
また、同じ外構業者でも方向性が違います。
- 価格の安さを中心にしている会社
- デザインを中心にしている会社
- 新築外構を中心にしている会社
- 庭や外構のリフォームを中心にしている会社
「外構業者」という名前だけで判断せず、自分と同じような庭の工事事例があるかを確認する必要があります。
ハウスメーカー・工務店(窓口は一つ/工事は下請けが行う)
住宅工事と庭工事を一つの窓口で進めたい場合は、ハウスメーカーや工務店が便利です。
家のリフォームと庭の工事をまとめて頼めるため、窓口を分けずに済みます。
ただし、本業は建物の工事です。
すでに建っている家の庭だけをリフォームする仕事や、細かな庭の相談を積極的に受けていない会社もあります。
また、外構工事を実際に行うのは、別の下請け業者である場合がほとんどです。
- 打合せをする人
- 設計する人
- 実際に現場で工事をする人
それぞれが別になるため、「この木だけは残してほしい」といった細かな希望が現場まで正確に伝わらないことがあります。
ホームセンター(決められた商品と施工内容の組み合わせが中心)
ホームセンターは、普段から買い物で利用しているため、相談しやすい依頼先です。
商品を実際に見て選べますし、価格も表示されているため分かりやすいですよね。
ただし、実際に工事を行うのは、ホームセンターと提携している別の施工業者です。
どの業者が担当するかによって、仕上がりに差が出る場合があります。
また、ホームセンターの工事は、決められた商品と施工内容を組み合わせる形が中心です。
荒れた庭の場合、家ごとに状況が違います。
- 撤去する庭木の量
- 処分する物の量
- 地面の状態
- 水はけ
- 機械が入れるかどうか
こうした条件によっては、決められた商品を設置するだけでは対応できないことがあります。
リフォーム会社(本業は住宅/庭は協力業者に任せることが多い)
住宅リフォーム会社は、台所やお風呂など、家の中の工事を中心に扱う会社です。
住宅リフォームのついでに庭も見てもらいたい場合は、一つの窓口で進められるため便利です。
ただし、本業は住宅のリフォームです。
造園や外構の知識は、担当者や会社によって差があります。
庭の工事は協力業者へ依頼することが多いため、仕組みとしてはハウスメーカーや工務店に頼む場合とよく似ています。
便利屋(今伸びている草を早く片付けたいとき)
「今伸びている草だけを、とにかく早く何とかしたい」
その場合は、便利屋が向いています。
草刈りや、庭に置いてある不要な物の運び出しなど、一日で終わる作業を頼みやすいからです。
費用も比較的抑えやすいと思います。
ただし、本格的な外構工事や庭の造成工事には対応できないことが多くあります。
剪定や伐採の仕上がりも、担当者によって差が出ます。
そして、ここが大切です。
作業が終わって見た目がきれいになっても、地中の根や、草が生えやすい地面の状態は残ります。
そのため、しばらくすると元の状態に戻り、何度も草刈りを依頼することになる場合があります。
※庭木を切ったあとに残る株や根については、「庭木の抜根・伐採はまだするな!自分で植木を抜く方法の罠と費用相場」で詳しく書いています。
人工芝・防草シートの専門店(使う商品が決まっているとき)
「人工芝を敷きたい」
「防草シートと砂利にしたい」
このように、使う商品や工事内容が決まっている場合は、専門店が候補になります。
商品に関する知識や施工経験は豊富です。
ただし、扱う商品や施工方法が決まっている場合があり、希望する商品を自由に選べないことがあります。
また、荒れた庭では、人工芝や防草シートを敷く前に、庭木の撤去や地面の作り直しが必要になることがあります。
その前工程に対応していない場合は、別の会社にも依頼しなければなりません。
※西原造園は、人工芝の施工と防草シートの施工も自社で行っています。庭木の撤去や地面の作り直しから続けて施工できます。
一括見積もりサイト(価格競争になりやすい)
工事内容がすでに決まっていて、複数社の価格を比べたい場合は、一括見積もりサイトが便利です。
一度情報を入力すれば、複数の会社から見積もりを取れるため、早く比較できます。
ただし、一括見積もりでは価格競争になりやすいという特徴があります。
- 完成後に見えなくなる下地工事
- 細かな部分の施工
- 打合せにかける時間
こうした違いは、比較項目から外れやすくなります。
サイトによっては、どの会社が来るのかを利用者が選べない場合もあります。
また、掲載されている利用者の声は、工事後に運営会社が施主へ聞き取り、文章を整えていることがあります。
そのため、会社選びの判断材料としては、各業者のホームページに載っている実際の施工内容も合わせて確認した方がよいでしょう。
業者一覧・施工事例の検索サイト(表示順は掲載費用で決まる場合がある)
地域や工事内容から業者をまとめて探せる検索サイトもあります。
一社ずつホームページを探す必要がないため、候補を見つけるには便利です。
ただし、検索結果の上から順番に、おすすめの会社が並んでいるとは限りません。
掲載費用や登録条件によって、表示される順番が決まっている場合があります。
庭工事で検索したにもかかわらず、水まわりや内装が本業のリフォーム会社が表示されることもあります。
会社の所在地が県外である場合もありますので、実際の対応地域や工事内容まで確認してください。
荒れた庭を綺麗にする業者選びで失敗・後悔しない3つの確かめ方
業者の種類は分かった。
では、その中からどの会社を選べばよいのでしょうか。
ここが一番難しい部分だと思います。
ホームページを見ると、ほとんどの会社が「丁寧に施工します」「実績が豊富です」と書いています。
この言葉だけでは違いが分かりませんよね。
そこで、実際に確認できる3つのポイントをお伝えします。
- 自分に近い「施工前」の写真が載っているか
- 庭全体から提案してもらえるか
- 管理負担の違う複数案が出てくるか
完成写真だけで十分?自分に近い「施工前」が載っているか
まず見ていただきたいのが、施工事例です。
ただし、完成写真だけを見てはいけません。
どの会社も、きれいに仕上がった現場を選んで掲載しています。
本当に確認していただきたいのは、施工前の写真です。
- 自分の庭と同じくらい草が伸びている
- 庭木が大きくなり、枝が伸び放題になっている
- 不要な物や庭石が置かれたままになっている
こうした施工前の状態が掲載されていれば、その会社は同じ状態の庭を扱った経験があると判断できます。
「自分の庭の状態を説明しても、話が通じるだろうか」
それを確認するには、完成写真よりも施工前の写真を見る方が分かりやすいんです。
※西原造園の荒れた庭の施工事例は、草や庭木が伸びきった施工前の写真から並べています。ご自身の庭に近いものがあるか、確かめてみてください。
工事名を先に決めるべき?庭全体から提案してもらえるか
現地へ来た業者が庭を見て、最初にこう聞いたとします。
「それで、何をされたいですか」
これは困りますよね。
どうすればよいのか分からないから、相談しているはずです。
ところが、仕方なく「草がすごいので何とかしたい」と答えると、数日後に次のような見積書が届きます。
「草刈り一式」
「防草シート施工一式」
これでは、本当にその工事で困りごとが解決するのか判断できません。
会社の考え方は、現地調査の最初に表れます。
庭に着いて、すぐに計測を始めるのか。
それとも、最初に座って困りごとや暮らし方を聞くのか。
先に話を聞く会社は、庭を見るときの確認内容が変わります。
- 地面の傾き
- 水の流れ
- 普段歩く場所
- 今後残したい物
- 管理にかけられる時間
こうした部分を確認してから、必要な工事を提案します。
工事内容が決まっていない場合は、商品を売る会社ではなく、庭全体から考えてくれる会社かどうかを確認してください。
一つの見積もりで決めてよい?管理負担の違う複数案があるか
見積書が一枚だけ届いた場合、その内容が自分に合っているのか判断しにくいと思います。
なぜなら、荒れた庭の直し方は一つではないからです。
- 今伸びている草だけを止める方法
- 庭全体の手入れ量を減らす方法
- 庭の使い方まで変える方法
どこまで工事をするかによって、費用も今後の管理負担も変わります。
私たちが3つのプランをお出ししているのは、その違いを見比べていただくためです。
単に「高いプラン・普通のプラン・安いプラン」と分けているのではありません。
工事内容だけでなく、工事後にどれくらい管理が必要になるのかが違う案を並べています。
見積もりを比較するときは、工事直後の見た目だけではなく、その後の手入れまで確認してください。
※西原造園が実際にお出ししている3つのプランは、荒れた庭の工事の3つのプラン例でご覧いただけます。
見た目の荒れ方では金額は決まらない|費用が変わる3つの要因
「これだけ庭が荒れていたら、かなり高くなるのでは」
そう考えて、問い合わせを止めていませんか。
ここは誤解されやすいところです。
庭工事の金額は、草の高さや見た目の荒れ方だけで決まるわけではありません。
主に次の3つで変わります。
荒れた庭の工事費用が変わる「3つのポイント」

片付ける範囲と広さ
広さ/形状/重機や作業車の入りやすさ

撤去して処分する物の量
草/庭木/石/不要な物/残土

片付けたあとの地面の仕上げ
下地処理と排水工事の有無
1. 片付ける範囲と広さ(重機や作業車を入れられるか)
一つ目は、工事をする範囲と、庭まで機械を入れられるかどうかです。
同じ広さの庭でも、重機や作業車が入れる庭と、すべて人の手で運ばなければならない庭では費用が変わります。
- 門が狭い
- 通路が細い
- 家の裏側まで機械が入れない
こうした現場では、撤去した草や庭木、土を人が運ぶ必要があります。
作業車を近くに停められるかどうかも重要です。
運ぶ距離が長くなれば、それだけ人手と時間がかかります。
2. 撤去して処分する物の量(草・庭木・石・不要な物・残土)

刈った草や切った庭木は、すべて庭の外へ運び出します
二つ目は、撤去して処分する物の量です。
- 刈った草
- 切った庭木
- 庭に置かれた石や不要な物
- 掘削したときに出る残土
これらは、すべて庭から運び出して処分します。
大きな木や本数の多い庭木を撤去する場合は、重機や処分用車両の手配も必要です。
そのため、庭の見た目よりも、実際にどれくらいの量を搬出するのかが金額に影響します。
3. 片付けたあとの地面の仕上げ(下地処理と排水工事の有無)

締め固めておかないと、あとから沈んで凸凹になります
三つ目は、草や庭木を撤去したあとの地面をどう仕上げるかです。
草と木をなくすと、それまで隠れていた地面が見えるようになります。
- その地面を締め固める必要があるのか
- 水はけを改善する必要があるのか
- 既存の庭石や構造物を残すのか、撤去するのか
こうした条件で金額が変わります。
特に注意したいのが水はけです。
水たまりができる場所へ砂利を足したり、表面に土を入れたりしても、根本的な改善にならない場合があります。
- どこから水が来ているのか
- どこへ流すのか
- 最終的な排水先をどこにするのか
ここまで確認して初めて、必要な工事が決まります。
水はけ工事が必要かどうかは、庭ごとに違います。
※工事内容ごとの金額は「庭リフォーム・外構工事の料金」に、荒れた庭の場合の進め方別の目安は3つのプラン例にまとめています。
この3つが、ご自身の庭ではどうなっているのか。
これは、現地を確認すれば一つずつ判断できます。
初回のご相談と現地調査は無料です。
現地調査から10日以内に、3つのプランのお見積もりと図面、完成予想図をお出しします。
お見積もりを提出したあとに、こちらから営業のご連絡をすることはありません。
「綺麗にしても、すぐ荒れる」を防ぐ3つの注意点
「以前、一度きれいにしてもらったのに、数年後には元に戻ってしまった」
実際に、このような経験をしたあとで相談に来られる方がおられます。
なぜ、同じ状態に戻ってしまうのでしょうか。
理由は、見た目だけを元に戻し、庭が荒れた原因や管理の負担が残っているからです。
同じことを繰り返さないために、片付ける前に知っておいていただきたい注意点が3つあります。
見た目が戻れば終わり? 手をかけ続けられる量まで減らさないと、また同じ状態になる
- 草を刈る
- 庭木の枝を落とす
- 落ち葉や不要な物を片付ける
これで庭の見た目は元に戻ります。
ただし、ここで終わると、数年後に同じ状態へ戻る可能性があります。
なぜでしょうか。
庭が荒れた原因は、手入れが必要な量に対して、実際に手をかけられる時間が足りなかったからです。
見た目を元に戻しても、必要な手入れの量が変わらなければ、状況は変わりません。
植木の手入れが追いつかなくなると、植木の間や根元から雑草が広がります。
落ち葉の掃除が追いつかなければ、庭の上に土がたまり、そこから草が生えます。
大切なのは、一度きれいにすることではありません。
これから先も続けられる手入れの量まで減らせているかどうかです。
庭木は残して大丈夫? 数年で大きくなり、手入れが追いつかなくなることがある
「思い入れのある木なので、これだけは残したい」
もちろん、庭木を残すことはできます。
ただし、今の大きさだけで判断すると、数年後に困ることがあります。
庭木は成長します。
今は自分で手入れできる高さでも、数年後には届かない高さになるかもしれません。
枝が隣の敷地へ伸びたり、落ち葉の量が増えたりすることもあります。
今回の工事で庭の負担を減らしても、残した木が新しい管理負担になる場合があるんです。
もう一つ確認していただきたいのが、雨水桝や汚水桝との位置関係です。
桝や配管の近くに木がある場合、根が入り込んで詰まりの原因になることがあります。
庭木を残すかどうかは、現在の見た目だけでなく、成長後の大きさや周囲への影響も含めて判断してください。
※庭木そのものを減らす考え方は「庭の終活「庭じまい」とは?費用相場と業者依頼までわかる進め方」で詳しく書いています。
一度きれいにすれば管理はいらない? 人工芝や砂利の上に土や落ち葉が溜まると、そこから草が生える
「人工芝や砂利を敷けば、もう草は生えない」
このように思われる方も多いと思います。
ただし、正確には少し違います。
人工芝や砂利の下に防草シートを敷けば、地面から生える草は大きく減らせます。
ところが、人工芝や砂利の上に土や落ち葉がたまると、その土から草が生えます。
防草シートを突き破って生えているのではありません。
シートの上に新しくできた土から生えているんです。
そのため、施工後にまったく何もしなくてよくなるわけではありません。
ただし、草の根を地面から何度も抜く状態と、表面を掃除して小さな草を抜く状態では、管理の負担が違います。
「完全に管理をなくす」のではなく、「無理なく続けられる管理量まで減らす」と考えることが大切です。
荒れた庭の相談で、西原造園が向いている方・別の依頼先が向いている方
ここまで読んで、「自分の場合は、どこへ相談するのが合っているのか」と思われたかもしれません。
正直にお伝えします。
西原造園が向いている方もいれば、別の依頼先を選んだ方が早い方もおられます。
| 相談先 | こんな方に向いています |
|---|---|
| 西原造園 | 何をするか決まっておらず、草・庭木・水はけ・庭の使い方まで、庭全体を一緒に決めたい方 |
| 植木管理中心の造園業者・便利屋 | 草刈りや剪定など、単発の作業だけを頼みたい方 |
| ホームセンター・専門店・一括見積もりサイト | 商品も工事内容も決まっていて、同じ条件で価格だけを比べたい方 |
西原造園|何をどうしたらいいか未定で、庭全体を一緒に決めたい方
- 何をどうしたらよいのか、まだ決まっていない
- 草だけでなく、庭木や水はけ、庭の使い方もまとめて相談したい
- 庭と、その周りにある物を一緒に整理してほしい
このような方は、西原造園の進め方が合うと思います。
自分で対策したけれどうまくいかなかった方。
以前の工事で問題が解決しなかった方。
他社が施工した工事をやり直したい方からのご相談も受けています。
ただし、他社工事のやり直しについては、現在の状態によって条件が付く場合があります。
時間をかけて話を聞いてほしい。
工事のメリットだけでなく、リスクやデメリットも説明してほしい。
このような方とも相性がよいと思います。
植木管理中心の造園業者・便利屋|草刈りや剪定など単発作業だけを頼みたい方
「今回は草刈りだけ頼みたい」
「庭木の剪定だけをしてほしい」
このような場合は、植木の管理を中心にしている造園業者や便利屋の方が向いています。
西原造園では、新規のお客様から植栽や剪定だけのご依頼はお受けしていません。
単発作業だけをご希望の場合は、植木管理を中心にしている会社へ相談した方が早く、費用も抑えやすいと思います。
※庭のリフォームとあわせてのご依頼であれば、剪定や雑草対策も対応しています。
ホームセンター・専門店・一括見積もりサイト|商品や工事が決まり、価格を比べたい方
工事内容も使う商品も決まっている。
あとは、同じ条件で価格だけを比べたい。
この場合は、ホームセンター、専門店、一括見積もりサイトの方が早く進みます。
西原造園では、最初に困りごとや庭の使い方を聞き、必要な工事を整理することに時間をかけています。
すでに工事内容が決まっている方にとっては、この進め方が回り道になる場合があります。
ご相談の場では、困っていることと、まだ決められていないことを、そのままお話しいただいて構いません。
相談したからといって、西原造園へ依頼しなければならないわけではありません。
その場で分かるのは、西原造園の進め方がご自身に合っているのか、それとも別の依頼先を選んだ方がよいのかです。
無料相談を受けたことを理由に契約を迫ることはありません。お見積もり後に、こちらから営業のご連絡をすることもありません。
奈良県で荒れた庭を綺麗にする業者|西原造園が選ばれる3つの理由
荒れた庭の工事では、どこに頼んでも、工事直後はある程度きれいに見えます。
草がなくなり、庭木が整理されれば、見た目は変わるからです。
では、業者によって何が違うのでしょうか。
差が出るのは、完成写真には写りにくい部分です。
- 地面の中に何を残したのか
- 防草シートの端や継ぎ目をどう施工したのか
- 水がどこへ流れるようにしたのか
- 今後の手入れまで考えて仕上げたのか
ここからは、西原造園が荒れた庭の工事で重視している3つの点をご説明します。
1.荒れている原因をすべて取り除く施工

切り株ごと掘り起こして撤去

地中に張っていた笹の地下茎
「見えている草と庭木をなくせば、庭は元に戻る」
そう思われるかもしれません。
しかし、地面より下には、まだ原因が残っていることがあります。
木を地面の近くで切り、幹や株を残すと、そこから再び芽が出る場合があります。
残った株が腐って傷むと、虫やシロアリを呼ぶ原因になることもあります。
スギナのように地下茎で増える植物は、地上部分を刈っただけでは止まりません。
地面の中に地下茎が残っていれば、再び同じ場所から出てきます。
笹の地下茎は特に強く、コンクリートを打った場合でも、壁際などの隙間から出てくることがあります。
※笹の地下茎については「庭の笹を駆除する方法|地下茎から絶って再発させないコツ」、実際に取り除いた現場は奈良市H様邸の事例をご覧ください。
- 防草シートを敷く前に土を掘り起こし、地下茎を撤去します
- コンクリートを施工する場合も、打設前に地下茎を取り除きます
見えている草だけをなくすのではなく、再び出てくる原因を地面の中から減らしておく。
ここを省かないことが、工事後の状態を長く維持するために重要です。
2.使えなかった場所を使える庭に変えるご提案

人が集まる場所は人工芝に

毎日通る場所は歩きやすい舗装に
荒れた庭から草や庭木を撤去すると、何もない土の場所が残ります。
そのままにしておけば、再び草が生えてきます。
だからといって、庭全体を高額な材料で作り込む必要はありません。
西原造園では、生活動線や使い方に合わせ、場所ごとに仕上げを変える提案をしています。
- 人が集まったり、庭へ出たりする場所
- 洗濯物を干す場所
- 普段通る場所
- 人目につかない家の裏側
それぞれ、必要な仕上げは違います。
現地調査では、土の状態、水はけ、地面の傾き、日当たりだけを見るわけではありません。
- 普段どこを歩いているのか
- 隣の敷地との境目はどうなっているのか
- 道路や周囲から庭がどのように見えるのか
- 防犯やプライバシーに問題がないか
こうした部分まで確認します。
ただ草をなくすのではなく、これまで使えなかった場所を、実際に使える場所へ変えることを考えてご提案します。
3.荒れた庭を綺麗にした後もリバウンドしない庭づくり

「防草シートを敷けば、もう草は生えない」
そう聞いたことがある方も多いと思います。
ただし、防草シートは、敷くだけで効果が決まる商品ではありません。
施工方法によって、雑草の出方が変わります。
防草シートの上に土が残っていれば、その土から草が生えます。
特に草が出やすい部分
- 外壁との境目
- 配管のマス周り
- 防草シート同士の継ぎ目
- 固定ピンを打った場所
- シートを敷き終わったあと、シート上に残った土を掃除して取り除きます
- 配管のマス周りや外壁との境目は、形に合わせて正確に切り、専用の防水粘着テープで隙間をふさぎます
- シート同士の継ぎ目も、粘着力の強いテープで貼り合わせます

マスの形に合わせて切り、隙間を専用テープでふさぎます
そして、雑草対策だけでなく、水の流れも確認します。
水はけを考えずに施工すると、草は減っても、今度は水たまりができることがあるからです。
雨水をどこへ流すのかを決めたうえで、地面を仕上げます。
施工後に飛んできた種から草が生えることはあります。ただし、根が深く張りにくいため、地面から何度も草を抜き続ける状態とは管理の負担が変わります。
西原造園が考える、荒れた庭の進め方
荒れた庭のご相談を受けたとき、西原造園が最初に聞くのは「どんな見た目の庭にしたいですか」ではありません。
なぜなら、最初に何を目標にするかによって、工事内容が大きく変わるからです。
- 見た目を優先するのか
- 管理の負担を減らすのか
- 庭を使える場所に変えるのか
西原造園では、次の3つを基本にして進めています。
おしゃれにするを目標にしない
荒れた庭のご相談で、最初から見た目のよさを最優先にはしません。
見た目を重視して植物や設備を増やすと、手入れの量まで増えることがあるからです。
庭が荒れた原因が、手入れの量に対して時間が足りなかったことにあるなら、管理する物を増やせば同じ問題が起こります。
そのため、まずは管理の手間を減らすことを優先します。
そのうえで、見た目をよくできる部分は整えます。
見た目をよくしてから管理方法を考えるのではなく、無理なく管理できる形を決めてから、見た目を整えるという順番です。
手入れできない物や植物を増やさない
植物は、どこに植えても同じように育つわけではありません。
- 土の状態
- 日当たり
- 水はけ
その場所の条件と植物の性質が合っていなければ、植えた直後はきれいでも、長く維持できません。
植物が弱ったり枯れたりすると、その周囲から雑草が広がることもあります。
そのため、西原造園では、何を植えるかを先に決めません。
まず、ご家族がどのくらい庭の手入れに時間を使えるのかを伺います。
手入れの負担を減らしたい場合は、ソヨゴのように比較的管理しやすい樹種を選びます。
そもそも植木を増やす必要があるのかも含めて考えます。
最初から完成の形を急いで決めない
荒れた庭では、草や庭木を撤去してから初めて分かることがあります。
- 草に隠れていた地面が、どちらに傾いているのか
- どこに水がたまっているのか
- 土がどのような状態になっているのか
- 地中に何が残っているのか
こうしたことは、工事前の状態では正確に確認できない場合があります。
そのため、西原造園では、最初からすべてを決め切る進め方はしていません。
- 手を入れるべき場所
- 今のままでも問題がない場所
- 撤去後に改めて判断する場所
これらを分けて考えます。
打合せの回数は、平均で2回から3回です。
難しいご要望についても、最初から「できません」と終わらせるのではなく、どのような方法ならご希望に近づけられるのかを一緒に考えます。
奈良で荒れた庭のおすすめ業者をお探しの方へ|西原造園とは

西原造園 代表
西原 智
代表・西原智のプロフィール/他社との4つの違い/よくあるご質問
奈良県で荒れた庭の片付け・庭づくりに対応しています。
庭が荒れてしまったものの、
「このような状態で、どこへ相談すればよいのか分からない」
「庭を見せるのが恥ずかしくて、問い合わせができない」
このように感じていませんか。
西原造園は、奈良市・大和郡山市・生駒市など奈良県北中部を中心に、荒れた庭の片付けから雑草対策、庭づくりまで、地域の皆様からご相談を受けてきました。
ただ、ホームページを読んだだけでは、
「どのような考え方で庭の工事をしている会社なのか」
「実際には、どのような人が相談や工事に来るのか」
ここまでは分かりにくいと思います。
そこで、私、西原造園代表の西原智が、これまでの歩みと庭づくりに対する考えを動画でお話ししています。
奈良で荒れた庭を綺麗にする業者として
選ばれて高評価
Google口コミ ★4.7
西原造園では、お客様から「説明や提案が丁寧で分かりやすい」「庭の悩みや管理のしやすさまで考えて提案してもらえる」「仕上がりがきれいで満足できる」「工事内容や費用の説明が明確で安心できる」「親切で相談しやすい」といった点をご評価いただいています。

奈良県 北中部エリア密着

施工実績 2000件超
豊富な経験で安心

追加費用は「事前提示」
契約後の不当な増額なし

Google口コミ ★4.7
高評価には理由があります
庭づくりの業者として評価され
奈良新聞/全国誌に特集されました


西原造園で庭の工事をされた奈良県内のお客様の
クチコミ(Google★4.7)
ご予算に合わせて荒れた庭の工事の範囲・進め方をご提案します
「庭全体が荒れているから、すべてまとめて工事をしなければならない」
「全部工事をすると、かなり高額になるのでは」
そう考えて、相談を止めてしまう方がおられます。
ただ、庭全体に同じ工事をする必要はありません。

例えば、人が出入りする場所と、ほとんど使わない家の裏側では、必要な仕上げが違います。
普段使う場所には、歩きやすさや見た目を考えた仕上げが必要かもしれません。
一方で、人目につかず、ほとんど通らない場所まで同じ材料で仕上げる必要はありません。
西原造園では、生活動線や今後の使い方に合わせ、場所ごとに仕上げを変えています。
- 手を入れた方がよい場所
- 今のままでも問題がない場所
- 将来、必要になったときに工事すればよい場所
これらを分けて、必要な工事だけをご提案します。
- 高額なプランを無理に勧めることはありません
- 反対に、金額を下げることだけを優先し、本来必要な工程を削ることもしません
- お見積もりは、材料費・施工費・諸経費に分けてお出しします
何にいくらかかっているのか分からないまま、工事を進めることはありません。
奈良の荒れた庭の工事のお見積り費用相場と3つのプラン例
ここからは、荒れた庭の工事をどのように進めるのか、3つの例をご紹介します。
同じ「荒れた庭」でも、どこまで手を入れるかによって、工事内容も金額も変わります。
この3つの中から、そのまま選ばなければならないわけではありません。
ご希望とご予算を伺い、ご納得いただけるまで内容を調整します。
荒れた庭の工事費用が変わる「3つのポイント」

片付ける範囲と広さ
広さ/形状/重機や作業車の入りやすさ

撤去して処分する物の量
草/庭木/石/不要な物/残土

片付けたあとの地面の仕上げ
下地処理と排水工事の有無
荒れた庭のプラン例①
雑草対策中心の
プラン
例:
「とにかく草の管理から解放されたい」
「庭の形や使い方は、今のままで問題ない」
進め方:
草と根の撤去 + 防草シートと砂利敷き
費用目安
60万円~
※材料費・整地・残土処分・施工費を含みます
荒れた庭のプラン例②
手入れの負担を減らす
庭全体の整理プラン
例:
「草だけでなく、大きくなりすぎた庭木も整理したい」
「庭に置いたままの物も撤去して、管理する量そのものを減らしたい」
進め方:
庭木と不要な物の撤去 + 地面の下地処理 + 場所ごとに仕上げを分ける
費用目安
80万円~万円 〜
※材料費・整地・残土処分・施工費を含みます
荒れた庭のプラン例③
見た目も良くする
庭リフォームプラン
例:
「使えなくなった庭を、これからの暮らし方に合わせて作り直したい」
「管理しやすくするだけでなく、庭へ出て使えるようにしたい」
進め方:
撤去と下地づくりに加えて、水はけの改善と、使い方に合わせた仕上げ
費用目安
120万円~
※材料費・整地・残土処分・施工費を含みます
荒れた庭の工事の流れ
荒れた庭の工事では、草を刈って、庭木を切って、材料を敷けば終わりではありません。
何に困っているのかを整理し、残す物と撤去する物を決め、地面の状態を確認してから仕上げていきます。
西原造園では、次の7つの流れで進めます。
荒れた状態のまま庭を確認し、困っていることを整理する

まずはお宅へ伺い、テーブルのある席で2時間ほどお話を聞きます。庭の計測を始めるのは、そのあとです。草が伸びたままでも問題ありません。
- 何に困っているのか
- これから庭をどのように使いたいのか
- まだ決められていないことは何か
ここから一緒に整理します。
残す物と撤去する物を一緒に決める
庭木、庭石、置いたままになっている物などを一つずつ確認します。すべて撤去しなければならないわけではありません。残したい物があれば残します。
ただし、庭木を残した場合に数年後どのくらい大きくなるのか、今後どのような手入れが必要になるのかもお伝えします。その内容を確認したうえで、残すか撤去するかを決めていただきます。
草や庭木だけでなく、再び荒れる原因まで取り除く
草を刈り、庭木を切っただけで工事を終わらせることはしません。
- 木を切ったあとに残る株
- 地中に残っている根
- 地下茎で増えるスギナや笹
こうしたものが残っていると、再び同じ場所から出てきます。必要に応じて土を掘り起こし、地面の中から撤去します。
撤去後に見えてきた地面の問題を確認する

草と庭木を撤去すると、それまで隠れていた地面が見えるようになります。
- 水がたまっている場所
- 地面が傾いている方向
- 土が軟らかくなっている場所
撤去前には分からなかった問題が見つかることがあります。ここで地面の状態を確認し、追加の下地処理や排水工事が必要かを判断します。
今後の使い方に合わせて、庭の土台を整える

地面を平らにし、必要に応じて締め固めます。地面が緩いまま人工芝や砂利を施工すると、時間がたつにつれて沈み、凸凹になることがあります。
水はけに問題がある場合は、水が流れる方向と最終的な排水先を決めます。そのうえで、必要な傾きを付けて地面を整えます。
再び管理に困らないための雑草対策を行う

防草シートを施工する場合は、ただ地面の上へ広げるだけではありません。
- 外壁との境目
- 配管のマス周り
- シート同士の継ぎ目
こうした雑草が出やすい部分を一つずつ処理します。マス周りは形に合わせてくり抜き、専用の防水粘着テープで隙間をふさぎます。シート同士の継ぎ目も、粘着力の強いテープで貼り合わせます。
施工後は、シートの上に残った土を掃除して取り除きます。
今後の管理負担と使い方に合う庭へ仕上げる

最後に、場所ごとの使い方に合わせて仕上げます。
- 普段使う場所
- 庭へ出るときに通る場所
- 洗濯物を干す場所
- 人目につかない場所
すべて同じ仕上げにするのではなく、それぞれに必要な仕上げを選びます。見た目だけでなく、これからどれくらい手入れを続けられるのかまで考えて仕上げます。
この7つの工程のうち、ご自身の庭でどこまで必要になるのかは、現地で確認できます。
- 撤去だけで済む場所
- 地面の下地処理が必要な場所
- 排水まで改善した方がよい場所
これらを、その場で一つずつ確認します。決められた商品や工事内容を先に当てはめ、それをお勧めすることはありません。
奈良県内の荒れた庭の施工事例
ここからは、西原造園が実際に行った荒れた庭の工事をご紹介します。
先ほど、業者選びで確かめることの一つ目として「自分に近い施工前の写真が載っているか」をお伝えしました。そのため、ここでは完成写真だけでなく、草や庭木が伸びきった施工前の状態から並べています。
あわせて、それぞれの事例で「庭が荒れた原因は何だったのか」「地面の下で何を行ったのか」まで書いています。
ご自身の庭に近い状態のものからご覧ください。
奈良市T様邸|15年手が回らず、家族が立ち入らなくなった庭を片付けた事例
ビフォー

アフター

奈良市のT様邸は、新築から15年が経った住宅の庭です。建てた当初は手入れをされていましたが、共働きで庭に使える時間が取れなくなり、梅雨が明けるころには手のつけられない状態になることが毎年続いていました。
草刈り機で表面を刈っても、土の中に根が残っているため数か月で元に戻ります。そのうちご家族の誰も立ち入らない場所になっていました。

庭木の枝がお隣の敷地へ越境していました
T様がもっとも気にされていたのは、見た目そのものよりもお隣へ伸びる枝と落ち葉でした。「だらしないと思われていないか」という気持ちが、庭を見るたびに続いていたそうです。
荒れた庭を前にすると、「雑草が1本もない庭にまとめて作り変えないといけない」と考えてしまいがちです。ただ、そこを目標にすると、作業量も費用も一気に大きくなります。
そこでT様には、きれいな庭を作ることではなく、「何が見えなくなれば生活のストレスが減るのか」を先に決めていただきました。毎日通る動線まわり、お隣との境界まわり、物がたまっていた場所。この3か所から手を入れています。
工事では、庭木と雑草を伐採したあとに抜根を行い、地中の根を掘り起こして撤去しました。そのうえで古い表土をすき取り、通路はコンクリート、主庭は人工芝、家の周りは白川砂利と、場所ごとに仕上げを分けています。
伐採したことで見えるようになったお隣の壁は、こちらで触ることができません。そこで自分の敷地内に目隠しフェンスを立てて対応しました。
今は「いつ草刈りをするか」を気にする必要がなくなり、ご家族が庭に出られる状態になっています。完璧を目指すのではなく、続けられる管理量まで減らした事例です。
奈良市Y様邸|庭を見られたくなくてカーテンを閉めていた庭を、庭木ごと整理した事例

奈良市のY様は、中古で購入された住宅にお住まいでした。庭には前の住人が植えた柿や桜、アスナロなどの高木が何本もありました。
ご自身で選んだ木ではないため、手入れを続ける気持ちが持てず、年々大きくなっていったそうです。来客のときは庭を見られるのが恥ずかしく、リビングのカーテンを閉めたままにしていたとお話しされていました。
決め手になったのは、行政のごみ出しルールの変更でした。それまで燃えるごみに出せていた剪定後の枝が回収されなくなり、自分でクリーンセンターまで運ばなければならなくなったのです。
- 草刈りや剪定だけでは、翌年も同じ負担が繰り返される状態だった
- 庭木の管理、雑草、ぬかるみを別々に直すより、庭全体を整理した方が原因から解決できる
- お孫さんが安全に遊べるよう、見た目だけでなく歩きやすさも必要だった

重機で地中の根まで撤去

撤去後に分かった水はけへの対応
表面の植木を切るだけでは、地中に残った根から再び枝が伸びてきます。そこで小型のバックホーを庭に入れ、太い根まで掘り起こして撤去しました。
庭木がなくなって更地になったところで、水の逃げ場がないという問題が見えてきました。そのまま防草シートと人工芝を敷くと、大雨のときに水がたまります。地面に溝を掘って排水管を入れ、排水先を確保してから仕上げています。
庭木を残すか撤去するかは、今の大きさだけでは決められません。この先も手入れを続けられるかどうかまで含めて判断した事例です。
奈良市H様邸|草刈りでは止まらず家屋まで覆っていた笹を、地下茎から取り除いた事例
ビフォー

アフター

奈良市のH様は、ご両親から受け継がれた広い庭に笹が広がり、草刈り機を使ってもすぐに伸びてしまう状態でした。笹はガスボンベの周りや家屋の奥まで覆い、道路から家が見えにくくなり、防犯面の不安も出ていました。
休日を使って草刈りをしても終わりが見えず、「もう自分たちだけではどうしようもない」というご相談でした。
笹は、地上に見えている葉を刈っても、地中の地下茎から再び伸びてきます。そこで小型重機を入れ、地中に張った太い根と地下茎をできる限り取り除きました。あわせて、H様が大切にされてきた柿の木や柑橘類の木は残しています。

地中に張っていた笹の地下茎

壁際は溝を掘り、シートを立ち上げる
再び出てきやすい場所への処理も行いました。隣地との境界であるブロック塀の際にはあらかじめ溝を掘り、その溝ごと防草シートで覆って壁に沿って約15センチメートル立ち上げています。
通路のコンクリートは、庭全体を防草シートで覆ったあと、そのシートの上に木枠を組んで流し込みました。先にコンクリートを打つと、シートとの境目から笹が伸びてくる可能性があるためです。
施工後は見通しが良くなり、防犯面の不安も和らぎました。見えている草をなくすだけでは終わらせなかった事例です。
奈良県生駒郡平群町K様邸|自分で対策しても草と庭木が止まらなかった庭を、下地から作り直した事例
ビフォー

アフター

生駒郡平群町のK様は、広い庭の草引きと庭木の手入れに1日何時間もかかり、終わらないときは2日、3日と続いていました。
ご自身で防草シートや人工芝を敷いて工夫されていましたが、それでも草の勢いは止まりませんでした。お母様が庭で怪我をされたこともあり、「このままの庭で大丈夫か」という不安が強くなっていた状態でのご相談でした。
ご自身で敷かれた人工芝をめくると、下に防草シートが敷かれていませんでした。人工芝の裏には、雑草の根がへばりついていました。庭にはチガヤも広がっていました。

人工芝の裏に張っていた雑草の根

管理しきれない庭木は伐採・抜根
庭木も、残せば緑として楽しめますが、大きくなりすぎると剪定と枝葉の処分が負担になります。そこで、手入れを続けられない木は伐採と抜根を行い、管理する量そのものを減らしました。
一方で、庭を全部なくしたわけではありません。お母様が家庭菜園を続けられる範囲は花壇として残しています。チガヤは地下茎で横に伸びるため、花壇ブロックの下に波板状の防根材を入れて侵入経路を遮りました。
仕上げは、真砂土で下地を整えた人工芝の部分と、砂利の部分で防草シートを使い分けています。工事名は、原因を確認したあとで決まりました。
奈良県北葛城郡広陵町N様邸|広すぎて手が回らない庭を、場所ごとに仕上げを分けた事例
ビフォー

アフター

北葛城郡広陵町のN様は、土の部分が広く、抜いてもきりがないほど草が生えていました。お隣へ植木が伸びて落ち葉が落ちること、土が硬くてお子様が遊べないこと、そして「自分たちでは範囲が広すぎてどうにもならない」ことにお悩みでした。
敷地が広いため、庭全体を石貼りや人工芝で仕上げると費用が膨らみます。そこで、場所ごとに仕上げを分けるご提案をしました。

リビング前
人工芝+石貼り

来客も通る通路
防草シート+砂利

誰も見ない最奥部
防草シートのみ
石材や人工芝は、できるだけ加工せずに納まる寸法で設計し、施工の手間と費用も抑えています。
草引きから解放されただけでなく、人工芝と砂場でお子様が遊べる庭になりました。荒れた庭でも、全体を同じ材料で覆う必要はないことが分かる事例です。
そのほかの荒れた庭の施工事例
庭木の伐採・抜根、防草シートと砂利、人工芝、コンクリートなど、奈良県内で行った庭の片付け・リフォームの事例です。
荒れた庭の無料現地調査・お見積もりはこちら

「草が伸びすぎて、もう自分では手に負えない…」
「庭木が大きくなりすぎて、どこから手を付ければいいのか分からない…」
「こんな庭を見せて、あきれられないだろうか…」
そんなお悩み、ありませんか?
また、一度業者に見てもらったけれど──
- 「何をされたいですか」と聞かれただけで、原因の話がなかった
- 届いたのは「草刈り一式」と書かれた見積書1枚だけだった
- この先の手入れをどこまで減らせるのか、分からないままだった
そんなご経験はないでしょうか?
もしあなたが奈良県にお住まいなら、私たち「西原造園」の無料相談がお力になれるかもしれません。
まずは、お電話または申込みフォームから、現地打合せの日時をご予約ください。
- 初回のご相談と現地調査は無料です
- プランやお見積もりを提出したあとにお断りいただいた場合も、調査費用・提案費用・お見積もり費用はかかりません
- 現地調査や打合せの場で、工事を決めたり、契約の話を進めたりすることもありません
まずは、ご自身の庭で何が必要なのかを確認するためにご利用ください。
\無料相談の内容を見てみる/
今月はあと5名
(土日枠の受付可)
今月はあと1名
(平日枠のみ)
8月中の土・日のお打合せ枠が満席となりました。
現在、8月の無料診断は「平日にお打合せが可能な方のみ」お受けしております。
【土・日をご希望の方へ】9月の土・日枠のご予約は受付可能です。
現在は下記のご予約を受付中です。
- 今すぐ(8月中)に受ける: 平日のみ受付中
- 土・日に受ける: 9月分のご予約を受付中
満員御礼
好評につき、今月の受付は上限に達したため終了いたしました。
また来月のお申し込みを心よりお待ちしております。
荒れた庭に関するお役立ち情報
庭の状況ごとの片付け方・雑草対策は、こちらもあわせてご覧ください。
荒れた庭の工事の前によくある不安・ご質問
荒れた庭のご相談をいただく際に、よくお受けする質問をまとめました。ここに載っていない不安や疑問も、現地調査の際に何でもお尋ねください。
- 草がどのくらい伸びていても見てもらえますか
はい、草が伸びている高さを理由にお断りすることはありません。そのままの状態で伺います。
現地で確認するのは、草の高さや量だけではありません。地面の傾き、水の流れ、日当たり、普段歩いている場所なども確認します。これらは草が生えたままでも確認できます。事前に草を刈っていただく必要はありません。
- 家庭ゴミや粗大ゴミが庭に置いてあっても相談できますか
はい、庭に置いてある状態のままでご相談いただけます。
庭の工事では、草や庭木だけでなく、庭石、不要な物、掘削したときに出る残土も運び出して処分します。庭に置かれている物も、撤去・処分する量として一緒に確認し、お見積もりします。業者を呼ぶ前に、ご自身で処分しておく必要はありません。
- 庭木を一部だけ残してもらうこともできますか
はい、残すことができます。何を残し、何を撤去するのかは、現地で一緒に決めます。
ただし、庭木を残す場合は、今後の成長についてもお伝えします。現在は小さくても、数年後には大きくなり、手入れが追いつかなくなる場合があります。雨水桝や汚水桝の近くに木がある場合は、根が桝や配管へ入り込み、詰まりの原因になることもあります。
残した場合に今後どのような管理が必要になるのかを確認していただいたうえで、残すかどうかを決めていただきます。
- どすうすればよいか決まっていない状態でも相談できますか
はい。何をどうすればよいか決まっていない状態のままで問題ありません。初回はご自宅で約2時間お話を伺い、そのあとに庭を確認します。何に困っているのか、これから庭をどう使いたいのかを伺いながら、どこに何が必要なのかを一緒に整理します。
- しつこい営業や強引な勧誘はありませんか
行っておりません。そもそも西原造園には営業担当者がおらず、電話営業や訪問営業をしていません。ご自宅へ伺うのは、職人とプランナーです。工事が始まってからも、お留守で問題ありません。
奈良で荒れた庭を綺麗にする業者|西原造園の会社情報と対応地域
西原造園が荒れた庭の工事に対応しているのは、奈良県北中部を中心とした地域です。
対応する範囲を絞っている理由は、二つあります。
- 工事の後に何かあったとき、すぐに伺える距離を保つため
荒れた庭の工事は、引き渡して終わりではありません。数年後に草の出方を確認したり、気になる箇所を見に行ったりできる距離を大切にしています。 - 移動にかかる費用を抑えて、工事金額に反映させるため
遠方まで出向くと、その移動時間と費用は、どこかで工事金額に乗ります。
奈良県 ▼ 荒れた庭の工事の対応エリア一覧(奈良県内28市町村)
西原造園は大和郡山市小泉町を拠点に、奈良県内28市町村と、京都府南部の一部(要相談)に対応しています。
| エリア | 対応している市町村 |
|---|---|
| 奈良市・北和 (拠点エリア) | 奈良市 / 大和郡山市 / 生駒市 / 天理市 / 山辺郡山添村 |
| 生駒郡 | 平群町 / 三郷町 / 斑鳩町 / 安堵町(郡内すべて) |
| 北葛城郡 | 王寺町 / 上牧町 / 広陵町 / 河合町(郡内すべて) |
| 磯城郡 | 川西町 / 三宅町 / 田原本町(郡内すべて) |
| 中和エリア | 橿原市 / 桜井市 / 大和高田市 / 香芝市 / 葛城市 / 御所市 |
| 高市郡・宇陀・吉野 | 高取町 / 明日香村 / 宇陀市 / 吉野町 / 大淀町 / 下市町 |
| 京都府南部 (要相談) | 木津川市 / 相楽郡精華町 ※城山台・州見台・梅見台 など |
このうち、荒れた庭の片付けや庭木の撤去でご依頼が多いのは、奈良市・大和郡山市・生駒市・斑鳩町・王寺町・広陵町・田原本町です。
上記に記載のない地域でも、場所によっては対応できる場合があります。「うちは来てもらえるだろうか」と迷われた場合は、お問い合わせください。
| 会社名 | 西原造園 |
| 所在地 | 奈良県大和郡山市小泉町2996-11 ※西原造園では店舗を持たずに、お客様のお宅にてお打ち合わせを行っております。 |
| TEL | 0743-53-8986 メール相談可 LINEは不可 |
| 営業時間 | お問合せ TEL:9:00〜19:30 メール:24時間 現場作業:9:00〜17時頃 |
| 休業日 | 無料相談のお問い合わせは「年中無休」 現場:土日祝 |
| 会社概要 | 会社概要ページはこちら |
| サービス内容 | 荒れた庭の片付け、庭木の伐採・抜根、雑草対策、防草シート+砂利、人工芝の施工、お庭・外構のリフォーム |



























